完全犯罪は無理ですね

今日の晩御飯は白ワインのコースでございました。白身のお刺身、アナゴときゅうりの酢の物、そしてメインがハムとズッキーニのクリームパスタ。なのに、どうしても冷蔵庫の赤ワインを一緒に飲みたかったので、（６月のパーティの１本あまり）決行することにした。

実はワインオープナーのすごくいいのを（値段ではなく開けやすいという意味で）持っていたのですが、先日こまこまさんに差し上げました。で、我が家には今ワインオープナーがない。しかたがないので、ペーパーナイフ、ハサミ、ドライバー、缶きりなどを屈指して、どんどんコルクをこじ開けていく。

もちろんその後どうなるかは、だいたい予想はついていた。だからこそ、慎重に、慎重に・・・やっていたはずだったのに、ついにコルクは予想しない場面でビンの中に勢い良く落ちた。

その瞬間、私は返り血、ならぬ返り赤ワインを頭、顔そこらじゅうに浴び、部屋もあちらこちらに赤いしみが飛び散った。

あわてて洋服を脱ぎ、水洗いし、床や壁を拭き始めたが、ふいてもふいても赤いしみが見つかる。早く飲みたい私は、焦りながら、半狂乱の寸前で床を拭く。そして凶器のハサミやペパーナイフを水で洗う。

そして思う、これがもし殺人事件だったら・・・・
返り血で体中真っ赤になって、それを落とす時間の長さに気がおかしくなるだろうなと想像してしまう。そして、見た目だけでなく、科学的にごまかせるくらいまで血の成分まで落とすのは不可能に近いだろうと。

そして、もし私が女優だったら、こういう場面で殺人犯が逃げる前の心情を汲み取るのかしらと。

追伸：ごはんとワインはおいしかったです。ごちそうさまでした。