スズメウリ(雀瓜)の花
<ウリ科スズメウリ属>
水辺や平地の湿ったところに生える1年生のつる草。
雄花、雌花ともに同じ株の葉のわきにつく。
茎は針金状で長く伸び、巻きひげで他の植物に絡まる。
葉は巻きひげと対生状に互生し、
長さ3~6センチの三角状卵心形で先はとがる。
質は薄く縁に粗い鋸歯がある。
雄花、雌花とも葉腋に単生するが、
枝先では雄花が総状につくことがある。
花冠は白色で直径6~7ミリで先が5~6深裂した鐘形。
雄花は3個の雄しべが、
雌花は花の下に楕円形の子房がある。
果実は直径1~2センチの球形または卵形の液果で
はじめは緑色だが熟すと白色になる。
↓は11月末頃の白く熟した果実。
果実がカラスウリに比べて小さいことからこの名がついた。