れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

カタクリ(片栗)白花・黄花蕾・キクザキイチゲ(菊咲一華ヤエノキクザキイチゲ八重菊咲一華)・アズマイチゲ(東一華)・エチゴルリソウ(越後瑠璃草)・チャルメルソウ(悄吶草)・日記・俳句鑑賞

2024-03-25 06:59:34 | 野の花・日記・俳句鑑賞


カタクリ(片栗)
 <ユリ科カタクリ属>
古名、カタカゴからで、「傾いたかご状の花」からきている。
日が当たると、花びらが強く反り返る。
早春、落葉樹林の下に群生。



茎の先に淡紅紫色の花を下向きにつける。


種子の先につくエライオソームはアリの好物で,
アリに種子を遠くまで運ばせて広がる。



▲シロバナカタクリ(白花カタクリ)
色が抜けてしまった(アルビノと言う)突然変異。


シロバナカタクリの蕾


残念ながら、キバナカタクリはまだ咲いていなかった。まだ蕾。


キクザキイチゲ(菊咲一華)
 <キンポウゲ科イチリンソウ属>
淡紫色と白色がある


茎につく葉の縁の切れ込みが深い点でアズマイチゲと見分けるが、
これが・結構・・難しい。


花びらのように見えるのは・・実は萼片。


八重のキクザキイチゲ(菊咲一華)
 <キンポウゲ科イチリンソウ属>
八重は重たすぎる~。



アズマイチゲ(東一華)
 <キンポウゲ科イチリンソウ属>
花茎につく葉は3つに分かれ、それぞれの葉の縁の切れ込みは浅い。




エチゴルリソウ(越後瑠璃草)
 <ムラサキ科ムラサキ属>
ルリソウとは、果実の形に違いがあり、
ルリソウで見られる短いかぎ状の棘が無い。





コチャルメルソウ(小哨吶草)
 <ユキノシタ科チャルメルソウ属>
根生葉は、柄があり、広卵形の葉の基部は心形、
葉柄と両面に長毛と腺毛がある。


湿った山林内に生える多年草。丈は10~25センチ。
裂開した果実の形が中国の管楽器のチャルメラに似ていることからこの名がある。


キスミレ(黄菫)
 <スミレ科キスミレ属>
ここに1本だけ見つけたものです。

<日記>
JR橋本駅からバスで「城山総合事務所入り口」で下車しても20分ほど歩く。
「城山カタクリの里」に初めて行った。

個人の山だそうで、管理は行き届いていて、どちらかと言うとミスミソウが沢山植えてあり
奇麗だけれど、個人的にはカタクリの方が好み。
カタクリは見事に咲いていました。
残念ながら、キバナカタクリはまだでしたが、アルビノの白花には出会いました。
キバナカタクリは、私はまだ見たことがありません。
咲いたら、きっと群生して見ごたえがありそうです。
セツブンソウは勿論終わっていたけれど、キバナセツブンソウも咲くらしい。

繊細なセツブンソウとは違って力強そうだ。
他に、アズマシロガネソウ、ヒダカソウ、タツタソウ、ショウジョウバカマなど
見ごたえがある花があり、それはまた後で紹介したいと思います。

        《俳句鑑賞は春の季語蛙(かわず)》
      蛙(かえる)・初蛙【はつかわず】・遠蛙(とおかわず)
     夕蛙(ゆうかわず)・蛙合戦(かわずがっせん)などと使う。
   

       ためらいの闇を濃くする蛙の声   井上 照美



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フタバハギ(双葉萩)またはナンテンハギ(南天萩)ツリフネソウ(釣舟草)・ハダカホウズキ(裸鬼灯)・ダンゴムシ・日記・俳句鑑賞

2023-09-21 08:17:40 | 野の花・日記・俳句鑑賞


▲フタバハギ(双葉萩)またはナンテンハギ(南天萩)
 <マメ科ソラマメ属>
高さ50~90センチになる多年草。
木質の太い根茎がある。
葉は互生し、2枚の小葉からなる羽状複葉。


私はずっとナンテンハギと覚えていて、私の古い図鑑にもナンテンハギと出ている。
今回、観察会ではフタバハギと書かれてあった。


葉のわきから長さ2~4センチの総状花序をだし、
紅紫色の蝶形の花を多数つける。


ツリフネソウ(釣舟草)
 <ツリフネソウ科ツリフネソウ属>
花が花柄にぶら下がって咲く様子を、帆掛け舟に例えた。
花は紅紫色で、花弁が3枚、萼片が3枚ある。
(このツリフネソウは少し白みがかった花でした)


後の袋状の部分(萼)の先端はくるりと巻いて、この内側に蜜がある。
山野のやや湿ったところに生え、草丈は50~80センチ、
茎は赤みがかり、長さ5~13センチの葉が互生する。


ツリフネソウの果実をそっと触ると、熟したものなら、
触れたとたんに鞘が割れて丸まり、種子がはじけ勢いよく飛び出します。



▲ノダケ(野竹)
 <セリ科シシウド属>


ハダカホウズキ(裸鬼灯)
 <ナス科ハダカホウズキ属>


ハツカ(薄荷)
 <シソ科ハツカ属>
  

ブタクサ(豚草)
 <キク科ブタクサ属>


▲ネコハギ(猫萩)
 <マメ科ハギ属>
 
<日記>
昨日はブロ友さんのゆみこさんと光が丘であった。
いつもより、ちょっと遠くまでゆみこさんの得意分野の
きのこ探しにも出かけて楽しかった。
途中でカラスが大きな蛙を捕まえて、
木の枝に残しておいて行ったのを見たり、
私の頭が蜘蛛の巣だらけになってたり♪
楽しいお散歩観察会になりました。


いつものように、フードコートで私はフレンチトーストとアイスコーヒー
を戴きました。色々、世間話も混ぜながら近況を語って楽しい時間を過ごしました。
美味しいブドウやたくさん刷ったからと、「錦秋の三宝寺池」の絵ハガキを戴いたりしました。
私が印象に残ったのは、彼女の人物画で、まるでいつもの絵とはタッチが違うけれど、
その人の人柄迄描いているような気がして・・すごいなぁ・と思った事です。


※昆虫コーナー

これは何だか解りません・・


ダンゴムシ

これも虫?

         《俳句鑑賞は秋の季語苦瓜(にがうり)》
         茘枝(れいし)・ゴーヤなどと使う。
        


           牙生えてきそうな甘さ茘枝(れいし)嚙む   牧 冬流

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スイレン(睡蓮)・「三日月と蛍の夜」・日記・和歌鑑賞

2023-08-13 10:51:58 | 野の花・日記・俳句鑑賞


ハス(蓮)の花
 <スイレン科ハス属>
古い時代に中国から渡来。原産地はインドと言われる。
池沼や水田に栽培される。
根茎は所謂、蓮根となる。


葉は扁円形で径20~50センチ。
長い花柄が水上に抜き出て、紅色、紅紫色、白色などの大きく美しい花をつける。


果実は楕円形で、和名は蜂巣(はちす)の略で、果実の入った花床が
ハチの巣に似ていることからこの名がある。




 


      「三日月と蛍の夜」

                     やぐちゆみこ作

「絵ときのこと虫たちブログ」のやぐちゆみこさんとは、
住む所が 近い事もあって、展覧会などにも行かせていただいたりした。
今年、主人は車の免許を返納したので、わんこまりと一緒の旅行ができない。
これは前に飼っていた太郎との思い出でもある「蛍の飛ぶ場所」だ。
ゆみこさんに、何度もその場所への想いと思い出と、状況を説明し、
やり取りして出来上がった絵なので、私も相当参加させていただいて、
出来上がつた絵なので思い入れが深い。
手前の影に主人とわんこと私がいる。
暗い森の向こう側に白く浮かんで三日月も見える・
右端に、東屋もある。
草の中から、ヘイケボタルはふわーつと浮いてくる。
(これはヘイケボタルの方です。)
ゲンジボタルは明るい光で大きいので暗い森の奥の方から、飛んでくるのがすぐ解る。
川の上をまっすぐ飛んでくるので、川に映る蛍も同じような明るさなので
まるで二匹飛んでいるように見えるのです。
ぬかるみの田んぼを行くと、今まで賑やかに合唱していた蛙の声がピタッと止みます。
もう、わんこをつれては行かれない毎年慣例だった蛍の場所を、
ゆみこさんに描いていただきました。


    物おもへば沢の蛍もわが身より
         あくがれ出づる魂かとぞみる   和泉式部
                       



 



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ヤマシャクヤク(山芍薬)・ラショウモンカズラ(羅生門葛)・ハナアブ・日記・俳句鑑賞

2023-03-25 09:11:35 | 野の花・日記・俳句鑑賞

ヤマシャクヤク(山芍薬)
 <ボタン科ボタン属>
どうしたことだろう・・。
いつもの年なら、4月の後半に咲いていたはずだ。

まさか咲いているとは思わなかった。
蕾に出会うことがあっても4日の命だから、
大体散った後を見ることが多かった。
他の蕾が咲いていてくれることで出会っていたのだから。
多年草。
茎の先に径4~5センチで白色の花を1個、上向きにつける。


はなびらは5~7枚で、中心にたくさんの雄しべと2~4本の雌しべがある。
雌しべの先の赤い部分(柱頭)は、やや曲がっている。
花びらは雄しべや雌しべをを抱くように咲く。


葉は3~4枚。
茎に互い違いにつく。3~7枚の小葉で一つの葉が形成される。
小葉の形は楕円形ないしは倒卵形。
和名は山に生え芍薬(しゃくやく)に似ていることからこの名がある。


ラショウモンカズラ(羅生門葛)
 <シソ科ラショウモンカズラ属>
京都の羅生門で渡辺綱に切り落とされた鬼女の腕に似ているのが、
名前の由来。
これもまさか咲いてるとは思わなかった。
いつもならせめて3月の後半じゃないと見られなかったから。
長さ4~5センチの花は紫色の唇形で、ほぼ同じ方向に茎につく。


花の下唇は3つに分かれ、中央のものは大きく、濃い紫色の模様がある。


葉は卵形で縁に切れ込みがあり、先がとがる。
草全体にさわやかな香りがする。


今年初めての筍(たけのこ)

<日記>
用事を終えて、
牧野庭園まで足を延ばした。
牧野博士がモデルのNHKの連続テレビ小説
が5月から始まるので、この頃はいつ行っても
人が多い。ヤマブキソウが満開で、
大好きなエゾウワミズザクラも咲いていた。
(明日、掲載するつもりだ。)
いつもなら、一駅歩いて石神井公園まで
出るのだが、この頃は体力がない。
せめて植物園までと電車で一駅。
やっぱり、行ってよかった。
(牧野庭園にもヤマシャクヤクもラショウモンカズラも
    あるはずだけれど、気が付かなかった。)
自然の花では無く植えたものだけれど・・
今の私にはここまでだから咲いてくれていたのがとても嬉しかった。


袴を取って、醬油とごま油で炒めた。


ほろ苦さが絶妙!

※昆虫は、庭に来たハナアブかな?

※himesijimiさ~ん
ハナアブにも種類があってナミハナアブでしょうか?
フタスジヒラタアブにも似ているかしら?
お時間のある時に見てくださいませ。
アシブトハナアブと教えて頂きました。


《俳句鑑賞は春の季語蛙(かわず)》
    蛙(かえる)・初蛙(はつかわず)・遠蛙(とおかわず)
      夕蛙(ゆうかわず)・蛙合戦(かわずがっせん)などと使う。


画像は関係ないがクレソン 

        遠蛙疲れすぎても眠られず   鈴木 真砂女





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ユリワサビ(百合山葵)・ヒメニラ(姫韮)・日記・俳句鑑賞

2023-03-20 08:48:39 | 野の花・日記・俳句鑑賞

ユリワサビ(百合山葵)
 <アブラナ科ワサビ属>
花をもむとワサビの香りがして、冬になるとゆり根に似た球根
をつくるので、
この名がある。
早春の谷沿いで白い清楚な花弁が4枚つく十字型の花を咲かせる。
花の直径は1センチ弱。


茎につく葉は小さく、茎の根元から出る葉は長い葉柄がある。


この花に会いたくて、遠出をしたことがあるが、

高尾山にはよく見られる花です。


早春に咲く、出会いたい花のひとつです。
葉っぱを少し齧ると、ワサビの味がします。



ヒメニラ(姫韮)
 <ヒガンバナ科ネギ属>
ボケてしまって残念だけれど・私は初めて出会った花です。
とても小さく繊細な花です。
小さな球根から15センチくらいの1~2枚の葉を出す。
花の高さは6~7センチで、花自体は4~5ミリの小さな花です。


開花しても壺状の半開きまでのようです。



<日記>
やっと苦労して(機械音痴なので)
ブログを直したと思ったら
今度は携帯にブログが映らない。
これは時間がたってからやった方がいいと思って、
句会にでかける。
成績はまぁ・・・こんなものかな?という感じのいつも通りで、
指導をしてくれていた先生が病気のためしばらく、
代理の方だが、いつも通りに進んだ。
絵本の「てんさらばさら・てんさらばさら」が届いていると
連絡があり、夕方のまりのお散歩にでも取りに行ってこようと思って
楽しみにしている。

      《俳句鑑賞は春の季語猫柳(ねこやなぎ)》

  

 ネコヤナギ(猫柳)

          とめどなき水のお喋り猫柳  笙鼓 七波

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ザゼンソウ(座禅草)・カンアオイ(寒葵)・日記・俳句鑑賞

2023-02-10 07:59:50 | 野の花・日記・俳句鑑賞


ザゼンソウ(座禅草)
 <サトイモ科ザゼンソウ属>
花の姿を座禅を組んだ達磨(だるま)に見立てての名である。
花は葉が伸びないうちから咲き、長さ20センチほどで仏像の光背に
似た仏炎苞に包まれ、悪臭がある。


葉は円心形で、湿地などに生育する。


ちょっと後姿を撮ってみました。




▲カンアオイ(寒葵)
 <ウマノスズクサ科カンアオイ属>
カントウカンアオイとも言う。
葉が葵に似ていることや寒さに強く、冬でも枯れないので
この名がある。


葉は長い柄があり、卵形~卵状楕円形で先が尖る。
表面にしばしば白い斑点が入る。


花は葉柄の基部に1個、他に埋もれるようにく。
萼は鐘形で長さ1センチほど、内側に格子状の隆起線がある。
3個の萼裂片がある。

 <日記>
ヨガに久しぶりに行った。
体が硬かった。前はもうほとんどぺたんと
前足についていたのが、お腹あたりが邪魔する。
それでも、1時間半、目を閉じてしていると、
気持ちがいい。集中している自分が解る。
ただ、去年より随分身体が動かなくなったのは事実だ。
今日は句会の日だから、ちょっと前に出て、
枯蓮が見たいので、
後楽園にでも
寄ってから行こうと思ったが・・天気予報では東京でも
雪が5センチも積もるとの予報だったので諦めた。

<メモ>読書  窪美澄4冊目「じっと手を見る」読了
        佐藤厚志「荒れ地の家族」


        《俳句鑑賞は季語春(はる)》
      

           水脈も葉脈も春てのひらも     神野 沙希
       大好きな神野さきさんの句


 

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