れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

コセンダングサ(小栴檀草)の実

2021-01-26 07:27:27 | 野の花日記

コセンダングサ(小栴檀草)
<キク科センダングサ属>
一応、ブログに掲載する時は植物図鑑を調べる。
「あれぇ?なんで?センダングサが出てないの?」と思った。
コセンダングサが本名だったの?・・と思ったら日本古来のセンダングサは
あるそうだ。だいたい、植物図鑑にはセンダングサで載ってないのはなぜ??
以前、観察員の方に日本古来のセンダングサが、
絶滅危惧種になっていることを聞いたことがある。
このひっつき虫は、いつもわんこと出かけるので本当に取るのが大変なのです。
それも、避けては通れないほど、里の道には生えている親しい草です。


熱帯アメリカ原産の帰化植物で江戸時代に渡来全国に広まった。
世界でも広く分布。
日本在来のセンダングサより小さいのでコセンダングサだそうだ。

細長い果実は先に3~4本の刺を持ち、人や動物にくつついて、
分布する。先がかぎ状になつていて、なかなか取れない。



コセンダングサの花が見つからないので、コシロノセンダングサの花を乗せておきます。

センダングサ(栴檀草)の実の俳句の季語は無いので
  草の実(草の実)の俳句
 他に草の実飛ぶなどとも使う。

  実をつけてかなしき程の小草かな 高浜虚子

  魚みている静かな黒猫と草の実  金子皆子

 

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ハンノキ(榛木)の実

2021-01-25 07:28:51 | 木の実

ハンノキ(榛木)の実
<カバノキ科ハンノキ属>
川辺近くに生える落葉高木で、よく見られる。
前年の果穂が残っていたりして、愉しい湖畔の木です。


裸木には前年度の果穂が残っている。

ハンノキの実の雄花序は尾状に垂れ、紫色の細い円で囲んだものは雌花序です


樹皮は不規則に裂けてはがれる。
葉は互生し長楕円状円形で基部は広いくさび形。

下は7月頃のハンノキ(榛木)と実




ハンノキ(榛木)の俳句
春の季語 榛(はん)の花
 榛(針)の花、赤楊(はんのき)の花とも使う。
   
  榛の花きょう一日をよく眠る   野崎 芦舟

 

 

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カジイチゴ(構苺)の冬芽

2021-01-24 08:38:31 | 冬芽

カジイチゴ(構苺)の冬芽
<バラ科キイチゴ属>
幼い頃、、家の庭にもあり淡橙色のイチゴの実がなると

嬉しくてよく摘んで食べたものだ。
其の頃はキイチゴと呼んでいたが、

観察会に行って、これがカジイチゴ(構苺)だと教わった。

枝や冬芽は緑色~紅紫色を帯びる。
落葉低木。よく枝分かれし、はじめは刺があるがのちに無くなる。
横に並ぶ副芽を持つ。
托葉は葉柄基部につくので托葉痕はない。

もう枯葉になつているが、葉は掌状に3~7裂する。

4~5月、冬芽から伸びた枝の先に直径3~4センチの白い花を咲かす。

果実は直径2センチほどで淡黄色に熟し食べられる。

俳句では木苺(きいちご)
  木苺熟る(きいちごうる)春に使うときは木苺の花(きいちごのはな)

  木苺の種舌に旅はるかなり  千代田葛彦

 

 

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コクサギ(小臭木)の冬芽

2021-01-23 05:15:38 | 冬芽

コクサギ(小臭木)の冬芽
<ミカン科コクサギ属>
毎年、この時期になるとコクサギのまだ小さな冬芽を見に行く。
アツプで撮らないとこの赤紫色の芽鱗の縁の稲妻模様の白色がよく見えないのだが、

とてもお洒落だ。三大美芽のひとつで、あとの二つはザイフリボクの冬芽と、
赤いネジキの冬芽がある。


冬芽はやや長い水滴形。
芽鱗は多数つき、縁は白く、紅紫色が鮮やかで美しい。

側芽は片側に2個ずつ互生してつく。(コクサギ型葉序)
枝は灰色がかつた褐色。
雌雄異株で雌株には果実が残る。

コクサギの実(フツウは4個が多いがこれは3個だった)

下はザイフリボク(采振木)の冬芽




芽鱗の縁から長い白毛がはみ出し、小枝の皮目も赤く白点が入る。

下はネジキ(捩木)の冬芽


2枚の芽鱗に包まれ、冬芽も枝も赤く艶がある。
幹は縦に裂け、らせん状に捻じれる事からネジキ(捩木)。
(捩じれないものもある)

冬芽の俳句
他に冬芽(とうが)冬萌(ふゆもえ)、冬木の芽(ふゆきのめ)などと使う、

 冬木の芽今日より明日の重さかな 宮島恵子

 

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カマツカ(鎌柄)の実

2021-01-22 08:27:55 | 木の実

カマツカ(鎌柄)
<バラ科カマツカ属>
実と言っても、もうほとんど乾燥してドライフルーツのようになっている。
本来は赤い実が可愛いのだが、今の時期は他に何もなかった。


別名はなぜかウシコロシ。
この木で鎌の柄を作つた事でカマツカ(鎌柄)。
(なぜ?ウシコロシなのかは、この木のこん棒で屠殺するのにつかったから)



各地の山野に生える落葉低木。



10月の頃のカマツカ。
赤い実が可愛い。
葉は互生、長さ4~7センチの倒卵状長楕円形。基部はくさび形。

5月に撮つたもの。
短い枝先に複数散房花序を出し、直径8~9ミリの
小さな白い5弁の花を咲かす。

鎌柄(かまつか)の俳句

 かまつかや暮れゆく色の胸騒ぎ    伊藤とら
 かまつかや先に暗示をかけておく   井上奈摘子

 

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オナモミ(雄菜揉)

2021-01-21 06:36:27 | 野の花日記

オナモミ(雄菜揉)
<キク科オナモミ属>
久しぶり、里山へ。昔から行っている都幾川へ。
打木村治の「天の園」全6巻を読み終えたから、
少年保(たもつ)の少学1年から6年生までの唐子の自然の中で
育つて行く、
大正の初めのお話だ。

都幾川や、お話に出てくる場所に行きたいと思った。
唐子神社や若宮八幡、母のかつらの「景色でお腹のくちくなる子に育てます」の碑

や、「天の園」を子供たちに言い伝えする女性に出会ったりした。
まぁ、不思議と言えば不思議で、色々お話を伺ったりしたのだ。

オオオナモミかとも思ったが、
「原爆の図」で有名な丸木美術館の前の道を降りたところに生えていたもので、
すぐ目の前が都幾川だ。
オオオナモミより小さい気がしたので、オナモミにしておいた。
引っ付いたら、取れない。
よく幼い頃は、セーターに投げてくっつけて遊んだものだったが、
今の都会ではめったに見られない。

果包は刺が密になつている。先端がくちばし状になつているので、
刺さると取れずらい。


都幾川

保の母、かつらの言葉。
「景色でおなかのくちくなるような子どもに育てます」
  打木村治「天の園」より

天の園」のお話を広めようとしている方が作られた保と子供達の人形。

オナモミ(雄菜揉)の俳句

葈耳(おなもみ・をなもみ)
または巻耳(おなもみ)

  をなもみうつ前行く大き父の背へ  小間さち子
  それぞれの胸にをなもみうすみどり 大島夕子

 

 

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エンジュ(槐)の実

2021-01-20 09:19:25 | 木の実

エンジュ(槐)の実
<マメ科クララ属>
今の時期、葉が落ちて鳥たちがよく見える。
ヒヨドリが美味しそうにエンジュ(槐)の実を啄んでいた。
エンジュの実は、すっかり乾いてくびれた実をつけていた。


落葉高木。
葉は奇数羽状複葉で互生する。
私はエンジュの花を天ぷらにしてもらって食べたことがあるが、
ほんのり甘い味がしたのを思い出す。

豆果は長さ4~7センチで数珠状にくびれ、肉質となる。
(豆は食べたことが無いのでどんな味なのか知りません。)

ヒヨドリは美味しそうに啄んでおりました。

エンジュ(槐)の俳句

えんじゅの花

俳句では、槐は、槐の花(えんじゅのはな)花槐(はなえんじゅ)
     槐咲く(えんじゅさく)、槐散る(えんじゅちる)などと使う。
     
    せり出して田の面に翳り花槐   鈴木良戎

  

 

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ヒメウズ(姫烏頭)

2021-01-19 08:43:19 | 野の花日記

ヒメウズ(姫烏頭)
<キンポウゲ科オダマキ属>
以前から大好きな花だ。
よく探せば、人里の道端などにそつと咲いていたりする。
ただ、今年はやっと見つけた1本だけ咲いていたヒメウズです。



花をつけるものは丈高くなる。
長い柄のある3出複葉で、裏面はほんのり紫色を帯びている。


茎葉は2回3出複葉で、基部は茎を抱く。


早春に白色でやや紅紫色を帯びた小さな花を下向きにつける。
花弁は,2,5ミリほどで小さい。

萼片は長楕円形で長さ5~6ミリ。

ヒメウズ(姫烏頭)は、オダマキ類に属する。
花は小さいけれど、よくよく見ると苧環(おだまき)に似ているのが解ります。

ヒメウズは残念ながら俳句歳時記に載っていなかったので、
おだまき(苧環)の例句から。

  曇天の山をだまきは眠き花  青柳志解樹

  

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ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

2021-01-18 07:01:07 | 野の花日記

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)
<バラ科イチゴ属>
果実は冬に食べられるのだが、
もう殆ど食べられたか、実がついているものが少なかった。

ミヤマフユイチゴに出会うとなぜか嬉しい。
実が可愛いし冬場に色が無い時の赤い実は愛らしいのだ。

常緑小低木で、山地に生える。
茎はつる状に地を這う。
小さな刺がある。

葉は卵形で細かい歯牙状の鋸歯がある。

果実は冬に食べられる。

   冬苺(ふゆいちご)の俳句
   寒苺(寒苺)とも使う。
  
  日のあるうち光り蓄めおけ冬苺   角川源義

  おとうとは今も十八冬苺      水原春郎

 

 

 

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ナワシログミ(苗代茱萸)

2021-01-16 09:11:22 | 木の実

ナワシログミ(苗代茱萸)
<グミ科グミ属>
まだ、花のあとが実になりかけた先っちょにくっついている。
春から夏に実が熟し5月頃が食べごろなので、

今はちょつと中途半端な状態かな。

常緑低木。
葉は互生し、長楕円形で、縁は波打ち裏面は褐色と銀色の鱗片が多い。

葉腋に数個の花を咲かす。
萼筒は長さ6~7ミリで太く、外側に褐色と銀白色のりん片が密生する。

上は10月の花の時期の時の画像です。


果実は長さ約1,5センチほどの長楕円形で、翌年の5月頃熟し食べられる。

茱萸(ぐみ)の俳句
アキグミ、ツルグミ、マルバグミ、マメグミ、ナワシログミなど種類がある。

 この酸ゆき茱萸を啖らひて別れむか   安住敦
             (あきらめむか・もあるけど。)

 たはやすくあきらめがたし茱萸を啖ふ    安住敦

 

 

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