カナメモチ(要黐)
<バラ科カナメモチ属>
常緑小高木。
葉は互生し長楕円形または倒卵状楕円形で
先は尖る。
秋ごろから実をつけているのを見つけていたのだが、
いつも高い所に見つけて写真が撮れなかったのだ。
若葉は紅色を帯びて綺麗だ。
よく垣根などに見る。
果実は直径5ミリくらいの楕円状球形で
赤く熟す。
イヌツゲ(犬柘植)の実
<モチノキ科モチノキ属>
近くの大学の垣根になっている。
常緑低木または高木。
葉は互生し長さ1,5センチ~3センチの楕円形で
光沢がある。
雌雄異株。
果実は直径5~6ミリの球形で、
黒く熟す。
コトネアスター(紅紫檀)の実
<バラ科シャリントウ属>
はじめは、アリドウシかと思った・・。
でも、棘が無いし実におへそが無いし、
検索したらコトネアスターに出会ったのだが、
紅紫檀を調べたら、なんだか違う気がしてきて自信が無い。
常緑小低木。
枝は地を這っていた。
たまにグランドカバーに見ることがある。
確信は無いのだが・
名前が解る方はお知らせ下されば幸いです。
こんな感じ。
今は、実が一粒ぐらいしか付いてないものが多い。
アオキ(青木)の実
<ミズキ科アオキ属>
山地の林下にはえる常緑低木。
若枝は緑色で、長楕円形、先はとがり
基部は広いくさび形。
質は厚く、光沢がある。
押し葉にすると黒くなる。
茎の先の円錐花序に紫褐色の小さな花を
多数つける。
花弁は4個。雌雄異株。
雄花には雄蕊が4個あり、
雌蕊は退化している。
ハンノキ(榛の木)
<カバノキ科ハンノキ属>
低地の湿ったところにはえる落葉高木。
樹皮は紫褐色で不規則に浅く裂けて剥がれる。
葉は互生し、
長楕円状球形で、基部は広いくさび形。
下はまだ青い実と
奥の方に前年の果穂が残っている。
雄花序は枝先に2~5個つき
はじめ直立しているが開花期には
長く尾状に垂れ下がり黒褐紫色。
雄花序には柄がある。
成熟すると木質の果穂とな翌年まで残る。
堅果は広楕円形。
下は前年の果穂。
なにも無い冬の日に
尾状の雄花序が嬉しい。
クチナシ(梔子)の実
<アカネ科クチナシ属>
常緑低木。
葉は対生し長楕円形で光沢がある。
基部に小さな杔葉がある。
何と言ってもあの白い花の香りは
強烈。好きな人も好まない人も居るかも。
果実は長さ2センチくらいの楕円形で、
先に5~7個の萼片が残る。
冬に橙色に熟す。
熟した実はクロシンと云う色素があり、
染料、薬用、食品の着色料に使われる。
ハルノノゲシ(春野芥子)
<キク科ハチジョウナ属>
こんな寒い時期にも花をつけて、
東京の道端に、ハルノノゲシは咲く。
茎は太くてやわらかく中は中空。
葉は不規則な羽状に切れ込む。
基部は茎を抱く。
黄色の頭花は舌状花で数が多い。
あたたかいとほぼ一年中咲いている。
あたりはもうすっかり枯れ草ばかりなのに。
マルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)の実
<バラ科シャリンバイ属>
花の無い時期、
木の実を探すのも結構大変な季節、
マルバシャリンバイの実は元気だ。
海岸などにはえる常緑低木。
葉は光沢のある革質。
公園や緑道によく植えられている。
これは花も一緒に咲いていた。
花は白から薄紅色で
晩秋に梅に似た5弁花を咲かす。
はじめ、黄緑色の球形の実を成らせ、
その後、熟して黒くなる。
シナヒイラギ(支那柊)の実
<モチノキ科モチノキ属>
クリスマスにぴったりの赤い実は楽しい。
高さ3~4メートルの常緑低木。
葉は長さ4~8センチの長方形で棘がある。
黄緑色の小さな花が咲く。
果実は直径1センチ程の球形で、
秋に赤く熟す。
ヘクソカズラ(屁糞蔓)の実
<アカネ科ヘクソカズラ属>
ヘクソカズラの実はまだ元気だ。
それにしても、漢字で(屁糞蔓)は、
何と言っても心外な名前だとは思う。
東京でも公園の柵に絡まったりして、
よく見られる。
全体に悪臭があるのでこの名がある。
花の中央が赤く
お灸(やいと)の跡に似ていることから
ヤイトバナとも言う。
秋に
黄色で光沢のある球状の実をつける。