イヌゴマ（犬胡麻）
＜シソ科イヌゴマ属＞
湿原に咲く美しい花。
細長い地下茎を伸ばして繁殖する多年草。
茎は四角で直立し、３０～７０センチになる。
普通枝分かれせず、茎の枝に下向きの刺がありざらざらする。
葉は対生し、ごく短い柄があり、披針形で長さ４～８センチ、幅１～２,5センチ、
表面にはしわがある。
茎の先に花穂をつけ、淡紅色の長さ１，２～１，５センチの唇形花を
輪生状につける。
和名は果実の形がゴマに似ているが、利用できないのが和名の由来。
花が終わった後を見ると、
萼の中に黒いゴマのような果実が入っている。
これを見るとイヌゴマという名前に納得できる。
（花後のゴマのような種子を見てみたいと思う）
