れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ホタルイ(蛍藺)

2020-06-30 04:29:26 | 野の花日記

ホタルイ(蛍藺)
<カヤツリグサ科ホタルイ属>
蛍がイグサに似たカヤツリグサ科の植物で、
漢字で「蛍藺」ホタルイと書くように、
蛍の住むようなところ生える藺(イ)から来た名前です。

水田や池のほとりなどに生える1年草。
先にも書いたように、和名は、蛍の住むようなところに
生えるから。

茎は丸く高さ20~60センチで、先端に無柄で長さ8~15ミリの小穂を、
側正状に数個つける。

涼しげです。葉は葉身が退化して葉鞘だけになっている。

<おまけ>

カノコガです。

後ろ羽がとても小さいです。

 

仲良しさん、6月の初めでした。
下が♀です。

 

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ヤブカンゾウ(藪萱草)

2020-06-29 04:06:06 | 野の花日記

<ススキノキ科ワスレグサ属>

有史以前に中国から、観賞用や、食用として渡来した。
緑の草藪に生えることが多いのでヤブカンゾウが名前の由来だが、
私は、もう十数年以上前から、川で拾ってきた(多分台風で根こそぎ流されたもの)
を拾ってきたのをプランターに植えて育てている。
毎年、咲くのを楽しみにしているが、
ノカンゾウより華やかで私は大好きな花だ。


藪や田畑の畔や土手、野原などに生え、特に人家の周りに多い。

若葉やつぼみは山菜として食べられる。
草丈は80~100センチ。花は直径8センチで、橙赤色の大輪を咲かせる。
八重の花を見ると、先端が雄しべ状になっているものがあり、
雄しべと雌しべが花弁に変化したのがよく解る。

朝開いて、夕方には萎んでしまう、
一日花だが、次々と咲く。
種子はできない。
地下の塊根で増える。

↑はノカンゾウだが、
ヤブカンゾウの方が八重先で華やか。

<おまけ>
お散歩で公園に行ったら、ゴマダラカミキリにであった。

なんか久しぶりだなぁ~♪

長いひげがかっこいい。
この後すぐ飛んで行ってしまった。

 

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コウゾ(楮)の実

2020-06-28 03:34:26 | 木の実

コウゾ(楮)の実
<クワ科コウゾ属>
実はカジ(梶)の木の実と悩んでしまったが、

カジノキの葉のような切れ込みは無かったことと
(梶の木の葉も桑そっくりだったりして変形が多い)
コウゾがヒメコウゾとカジノキの雑種であると書いてあったことで、
コウゾだろうと思った。
写真だと判りにくいが、ヒメコウゾは実が小さい。


若枝は褐色で細く伸びる。落葉高木。
樹皮は非常に強い。

葉は互生し、長さ5~15センチの卵形または卵円形で先は尖り、
基部は丸くて浅い心形。
ふちに鋸歯がある。

表面は少しざらつく。雌雄同株。
6月頃、球形の集合果が赤く熟し、
甘みがあり食べられる。

樹皮の繊維から和紙を作る。
強靭でよく絡み合うので、強い紙を作るのに最適だと言われている。
これからの時代は紙を使う事も少なくなるだろうと思うと、
少し切なくなっても来る。

ヒメコウゾ(姫楮)
<クワ科コウゾ属>
写真では解りづらいが、実がコウゾと比べるととても小さいので、
すぐ解ります。

雨上がりで、実も鳥に食べられているようです。

<おまけ>
散歩の途中の公園の植え込みのシモツケの花に、
ゆったりと飛んでは止ったりしていた。
ミスジチョウ科のホシミスジではないかと思いますが、
間違っていたら教えて下さい。


ゆったり飛んでは、
葉にとまっていましたが、羽が傷んでいますね。

 

 

 

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オオバジャノヒゲ(大葉蛇髭)

2020-06-27 05:21:57 | 野の花日記

オオバジャノヒゲ(大葉蛇髭)
<ユリ科ジャノヒゲ科>

山地の林内に生える多年草。
T山でまだ蕾の時見たら、なんてかわいい蕾なんだろうと思った。
森林公園では、花が開いていたが、よく見る花だなぁと、
あまり気にも止まらなかったと言うのがどうしてなんだろうと疑問に思う事でした。
よく見れば、結構かわいい!



葉は細長く長さ30~50センチ。
縁はざらついている。



20~30センチの花茎の先に、
淡紫色または、白色で長さ6~7ミリの小さな花を多数つける。

種子は径8~9センチあり、
濃い青色に熟し、いくつかがまとまってつく。

ジャノヒゲ(蛇の髭)の名は、
葉を竜(蛇)の髭にたとえたもの。

え!
でも蛇にひげってあるんですか????
<おまけ>
ショウジョウトンボ

だと思います。間違っていたら教えて下さいね。

 

コシアキトンボ

が、画像が、遠くでしたが
一生懸命スイレンの葉に卵を産み付けていました。

目のいい人にしか見えませんね。(#^.^#)

 

 

 

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ママコノシリヌグイ(継子尻拭)

2020-06-26 04:54:22 | 野の花日記

ママコノシリヌグイ(継子尻拭)
<タデ科イヌタデ属>
今年初めてのママコノシリヌグイに出会った。
花の上部が薄紅色で下部は白い。
全体に斜め下向きの鋭い刺があり、葉の裏にまで刺がある。
可愛い花なのに、名前がちょっと可哀そうかも。


道端や野原に生えるつる性の1年草。

この刺で草木に絡まりながら成長する。

枝先に十数個の小花が丸く集まって咲く。
葉は三角形に近い形で、基部がへこむ。

<おまけ>
ヒメジャノメソウが、よく飛んでいた。
やっと止まってくれたのでパチリ。



草原や林の周辺で見られる薄茶色の蝶。
比較的に緩やかに飛び、草の葉によくとまる。

下はネムノキに、とまっていたけれど、羽が傷んでいて可哀そう。




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クモキリソウ、改めオオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)

2020-06-25 05:34:51 | 野の花日記

オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)
<ラン科ツレサギソウ属>


先日の高尾山で友人とクモキリソウに逢いたいと話していたのだが、
見つからなかった。
昨日、久しぶりにわんこを乗せて森林公園まで。
なんと!ぽんぽこ山のすぐ近くの横道に数本生えていた。
数年前のフアイルを調べたら、やはり森林公園で出会っていたのに気が付いた。
まだ、蕾だったけれど。きれいには撮れてないけれど・
つぼみでも見つける私はすごい!と思った・と言うより、なんか不思議で、
逢いたい気持ちって!花にも通じるんだと思った。
だって・・・あんな広い場所で見つけられるのだから。


・・・と書いてアップしたのが間違い!
オオバノトンボソウでした。
解説はクモキリソウの事などで以下、まちがいです。

葉は2枚が早退してつき、
長さ5~12センチ幅、2,5~5センチの卵状楕円形。

花茎は高さ10~20センチで直立し陵がある。
茎の先端に5~15個の淡緑色時には、淡紫色の花を総状につける。

花は径葯センチ。
萼片は狭長楕円形で長さ6~7ミリ。
側弁花は狭い線形で、昆虫の足に似ている。

唇弁は長さ5~6ミリで下に反り返る。
つぼみで残念でした。
でも、たぶん花の時期には来れないから・・
それでも出会えたことに感謝。

上は、ちょうど3年前の今頃言った森林公園で出会っていた
クモキリソウ。

以上、オオバノトンボソウの間違いでした。
教えて下さったHNさん、
ありがとう。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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オカトラノオ(岡虎尾)

2020-06-24 07:01:12 | 野の花日記

オカトラノオ(岡虎尾)
<サクラソウ科オカトラノオ属>
沢山の白い尻尾のような花が群れて同じ方向を向くのを見るのは、
見事です。
此の頃、滅多に見なくなりさみしい限りです。


白い小さな花が集まって花序が伸びてしっぽのように垂れ、
先端が立ち上がる花序が虎の尾に似る事から名づけられた。


日あたりのよい丘陵や草地、林下にはえ、
草丈は60~100センチ。

ホシチャバネセセリでしょうか??
結構、セセリチョウがよく蜜を吸っているのを見ました。




茎の先に花をつけ、小花の直径は1センチ程度で、
たくさんの花が下から順に開いて、
長さ、30センチになることがある。


同属のヌマトラノオは、湿地に生え花序は垂れない。

<おまけ>
スイレンの葉の上にとまっていた小さなイトトンボです。

アオモンイトトンボと思われます。
似たものにアジアイトトンボがありますが、
しっぽの先に2節の青色の線があるのがアオモンイトトンボです。

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ヤマアジサイ(山紫陽花)

2020-06-23 07:47:55 | 野の花日記

ヤマアジサイ(山紫陽花)
<ユキノシタ科アジサイ属>
この時期、わんことお散歩に出るといろいろな紫陽花が見られる。
それでも、基本のヤマアジサイに戻ろうと思ってしまう。



湿った林内にや谷添いに生える落葉低木。

葉は対生し、普通長さ7~12センチの長楕円形。

先は尾状にとがり、ふちに短い鋸歯がある。

枝先に散房花序を出し、
淡紫色の小さな両性花と長い柄のある装飾花をつける。

 

両性花は結実し、蒴果は長さ約2ミリ。
装飾花は花弁状の萼片が3~5個あり、
色は白色、淡青紫色、淡紅色などある。

 

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アレチハナガサ(荒地花笠)と、ヤナギハナガサ(柳花笠)

2020-06-22 06:21:40 | 野の花日記

アレチハナガサ(荒地花笠)
<クマツヅラ科クマツヅラ属>
駅に行く環状線の近くに並んで咲き出している南アメリカ原産の帰化植物。
地味な花で茎の先の薄ピンクの小さな花がやっと先っちょに見えるほど。


全体は剛毛でざらつく。
茎は直立し、よく分岐し高さ2メートルにもなる。

茎生葉は無柄で広線形、ほぼ半分より上部に鋭鋸歯があり、
無柄で対生。
茎の上部につく葉は茎を抱かない。

夏から秋にかけて、
茎の頂で盛んに分岐し2~3センチの穂状花序を多数つける。

花冠は直径3ミリ、淡青紫色で5裂。
ヤナギハナガサ↓に比べて花筒部が短い。

道端荒れ地、河川敷などに群落を作っていたりする。

ヤナギハナガサ(柳花笠)
<クマツヅラ科クマツヅラ属>
花だけ見れば、圧倒的に、華やいでいて、ヤナギハナガサの方が奇麗なので、
よく庭に植えてあったりするが、アレチハナガサと同じように、
南アメリカからの帰化植物だ。

茎はざらつき4陵。高さ1.5メートルほどになり、
茎の頂に先端の5裂した紫色の、長さ1センチほどの筒状の花を密につける。

花穂は開花に伴つて伸長する
園芸品店などでは、バーベナとして売られていたりします。


 

 

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イチヤクソウ(一薬草)と、ウメガサソウ(梅傘草)

2020-06-21 09:14:41 | 野の花日記

イチヤクソウ(一薬草)
<イチヤクソウ科イチヤクソウ属>
初夏、20センチほどの花茎の先に3~10個の花をつける。

葉は卵状楕円形または広楕円形で長さ3~6センチ、
幅2~4センチ、ふちには細かい鋸葉がある。
裏面はしばしば紫色を帯びる。


常緑の多年草で、
葉柄のある数枚の葉が根もとに集まってつく。

葉の間から20センチ内外の花茎を出し、
3~10個の白花をつける。

萼裂片は、披針形でとがり、長さは幅の2~3倍ある。
和名は本種が薬用になることから、一藥草(いちやくそう)と名付けられた。

ウメガサソウ
<イチヤクソウ科ウメガサソウ属>
実は・・ウメガサソウがうまく撮れてなかったので・・
イチヤクソウと一緒に掲載することにしました。


常緑小低木。
林の縁に咲き、葉は長楕円形。

茎の先に白花で径葯1センチほどの花をつける。

<おまけ>ラミーカミキリ

カラムシやヤブマオの葉を食べる。
初めて出会って感動!
今は、結構見られるようになっているらしいです

 

 

 

 

 




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