れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ハンノキ

2009-01-31 09:33:42 | 野の花日記
ハンノキ
<カバノキ科・ハンノキ属>

低地の湿った所に生える。

花は春、
雄花は、開花すると尾状に垂れ下がり、
黒褐紫色で細長い。
雄花序には、柄がある。

雌花は、紅紫色で花被はない。
成熟すると木質の果穂となり翌年の春まで残る。

「俳句歳時記」春
榛の花(はんのはな・はりのはな)
赤揚の花(はんのはな)

雪ゆるぶ曇り日つづく榛の花        篠田悌二郎

余吾すぎて峡(かひ)の息吹きの榛咲けり  米沢吾亦紅

榛咲くや山国の山恐ろしき         樋口 清紫


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コバノカモメズル

2009-01-30 07:52:00 | 野の花日記
コバノカモメズル
<ガガイモ科・カモメズル属>

図鑑によると、
山麓などにはえるそうだ。
私がよく見ていたのは、普通の野原だ。

私はずっと、ガガイモの冬姿だと思っていた。
自然教育園で、
名札を見たのでこれは間違いだった事を知った。

改めて図鑑の花を眺めた。
これは・・見たことが無いのだ。
暗紫色の小さな花だった。

同じように、
シロバナカモメズルと言うのもあるのを見つけた・

画像は埼玉の東松山とある。
私がよく行く里山だ・
だのに・・
花にはお目にかかれず・・
いつも、
この不思議な形の中に折りたたまれた綿毛を見つけるのみだった。

見つけた時の、嬉しさは今も忘れない。

夏になったら、
必ず、この花を見つけに行こうと思う。
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ムサシアブミ

2009-01-29 15:48:30 | 野の花日記
ムサシアブミ
<サトイモ科・テンナンショウ属>

海に近い林に生えるのだそうだ。

画像は、目黒の自然植物園にて、
見つけたものです。

和名は、「武蔵鐙」で、仏炎苞の形を鐙(あぶみ)
に例えたからだそうだが?よく解からない・・(-_-;)

テンナンショウの類であることは解かるが、
形が筒状ではなくて、
もっと楕円形になる実の形が特色だと思った。
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ユキワリイチゲ

2009-01-28 09:21:10 | 野の花日記
ユキワリイチゲ
<キンポウゲ科・イチリンソウ属>

林のふちや、竹林に生える。
花の色は、紫色を帯びたものもある。

画像は、目黒の自然教育園にて。

葉に特徴がある。
三小葉からなり、三角状卵形で葉の色は、
緑色というよりは・・
淡い紫色で、白い斑点がある。

自然教育園の入り口付近に、一輪咲いていた。

蕾も見つけたので、
これからが見ごろだと思う。

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リョウブの実

2009-01-26 07:54:06 | 野の花日記
リョウブ(令法)の実
<リョウブ科・リョウブ属>

樹皮は白くはがれ、
茶褐色で肌はなめらか。

冬芽は円錐形で鱗片に包まれている。

葉は枝先に集まって互生し、
先はとがって縁には鋸歯がある。

夏に、
白い小さな総状花序を円錐状に開く。

秋に毛の密生した小さな丸い茶色の実を密につけて
ぶら下がる。

冬枯れの姿もなかなか味がある。



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ヘクソカズラ

2009-01-25 08:39:10 | 野の花日記
ヘクソカズラ
<アカネ科・ヘクソカズラ属>

藪や、都会の空地などに、
蔓状に生える。
悪臭があるので、屁くそ葛などと言う
名前がついた。

白い花の中央が赤く、
お灸(ヤイト)の跡に似ていることから
ヤイトバナとも言う。

秋に橙色の小さな実をびっしりつけて、
冬になっても枯れ残る。

「俳句歳時記」夏
灸花(やいとばな)へくそかづら

灸花にも散り時のきてゐたる  大澤ひろし

石人にへくそかづらはからまざる 下村非文
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トキリマメ

2009-01-24 07:52:19 | 野の花日記
トキリマメ
(オオバタンキリマメ)
<マメ科・タンキリマメ属>

先日、奥秩父に行った時に、見つけた。

もう、本来なら実も落ちている頃なのだが、
枯れ草の中に、残っていたのが印象的だった。
大好きなマメだ。
特に
この赤くなった鞘が干からびて、
中の二つの黒い実のついた姿がいい。

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オキナグサ

2009-01-23 06:49:39 | 野の花日記
オキナグサ
<キンポウゲ科・オキナグサ属>

本来は、
山地の日当りのいい場所に生えるが・・
これは、
残念ながら・・
花屋さんに咲いていたものだ。

鐘形の暗紫色の花を俯き加減に咲かせる。
花びらの外側には、白い毛で覆われている。

本当の山野では滅多に見つからない・・。

和名の翁草は、
花が終わったあとの雄しべが、
老人の白髭に見えることから来ている。

「俳句歳時記」晩春
翁草(おきなぐさ)
白頭翁(はくとうおう)・ねこぐさ・うばがしら

翁草野の枯色はしりぞかず  橋本多佳子

花しべの白毛垂れたり翁草   吉田冬葉

靄を踏む山土すべり翁草   石原舟月

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マンサク

2009-01-22 08:03:26 | 野の花日記
マンサク(満作)
<マンサク科・マンサク属>

早春を告げる花だ。
山では、いち早く咲くので、
庭にもよく植えられる。

図書館の前のマンサクは、
まだまだ固そうな蕾だった。

黄色い細長い線形の花で、
真ん中の葯は暗赤色。

和名は、豊年満作から。
または、まず咲く”から来ている。

「俳句歳時記」初春

金縷梅(まんさく)
(銀縷梅 ぎんろうばい)

まんさくに水激しくて村静か    飯田龍太

まんさくや峡人はまだ外にでず   森 澄雄

まんさく咲きしか想いは簡単になる 金子皆子





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フクジュソウ(福寿草)

2009-01-21 07:09:38 | 野の花日記
フクジュソウ
(福寿草)
<キンポウゲ科フクジュソウ属>

雪の中から咲く花。
お正月に鉢植えで売られたりするので、
元日草の名もある。

日に映えて、黄色い花びらを杯状に・
パラボラアンテナのように開いて咲く。

蕗の薹と同様に、
春を告げる花でもある。

「俳句歳時記」新年または冬
福寿草(ふくじゅさう)
元日草・朔日草(ついたちそう)

この雪にまづつゝがなし福寿草   蒼 虬

我が膝に日の来てあそぶ福寿草  塘 柊風

禰宜の子に秀でし歌人福寿草   大橋櫻披子

日輪の福寿草の庭ニ歩三歩    安部みどり女
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