れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

クロガネモチ(黒鉄黐)の実

2019-11-30 08:02:32 | 木の実

クロガネモチ(黒鉄黐)の実
<モチノキ科モチノキ属>
暖地の山野に生え、高さ約20メートルになる常緑高木。
樹皮は帯緑灰白色でなめらか。



葉は互生し、長さ5~8センチの楕円形または広楕円形。
革質で表面は光沢があり、裏面は淡緑色。



雌雄異株。
果実は直径5~8ミリの球形で赤い。
クロガネモチの樹皮から鳥もちを作ることができるのだそうだ。




赤い実がなるのになぜクロガネモチなのか?
若い枝や葉柄が黒金をしたモチと言うところから・・と言われても
なんだか納得がいかないが・
クロガネモチが常緑で、他の赤い実をつけるものが落葉樹なのに対して、
いつも黒っぽく生い茂る葉の中に赤い実があるためだとか・。

 

 

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サルトリイバラ(猿捕茨)

2019-11-29 07:04:13 | 木の実

サルトリイバラ(猿捕茨)
<サルトリイバラ科シオデ属>

各地の山野に生え木に絡む落葉つる性植物。


茎はかたく、節ごと屈折し、まばらに刺がある。
葉は互生し、長さ3~12センチの円形または楕円形。
先端はわずかに突出し、基部は円形。
質は厚くて光沢があり、3~5脈が目立つ。

葉柄は短く、両側が翼状になり、1対の長い巻きひげがある。



果実は直径7~9ミリの球形の液果で、赤く熟す。
葉は餅を包むのに使い、根茎は薬用になる。




4~5月、葉脈から散形花序をだし、
黄緑色の小さな花を多数つける。 雌雄異株。
花被片は6個で反り返る。



↓はたぶん雌花。



雄花には雄しべが6個、雌花には仮雄しべ6個と、
花柱が3個ある。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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ハンカチノキ(手巾木)の実

2019-11-28 06:20:27 | 木の実

ハンカチノキ(手巾木)の実
<ミズキ科ハンカチノキ属(ダビィディア属)>
中国西南部の標高二千メートルの森林中に自生する落葉高木。
春に白いハンカチがぶら下がっているような花を咲かしていたが、
今は褐色の果実がたくさんぶら下がっていた。
新宿御苑にて。



葉は互生し、長さ9~15センチの広卵形で、ふちに粗い鋸歯がある。



果実は長楕円形で褐色を帯びる。



昨日は一日雨の御苑だったが、
しっとりして伸び伸びと育っている樹を見ているのが気持ちよかった。
ハンカチノキの葉の紅葉も大好きなのだが、
今年はあまり奇麗な葉はなかった。



これは去年の紅葉したハンケチの木の葉。

↓は、ハンカチの花



ハンカチのように見えるのは花びらではなく総苞片だそうです。
春になったら、新宿御苑に行って見てくださいね。

 

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フユイチゴ(冬苺)

2019-11-27 05:53:49 | 冬芽

フユイチゴ(冬苺)
<バラ科キイチゴ属>

山地に生え、高さ約20センチになる常緑小低木。
よくフユイチゴを引くとき、「野草辞典」を引いてしまい・あれ?
とよく思うが、実は「樹木辞典」で引かないといけないのだ。



まだ、フユイチゴに出会っていなかったので
用事の帰りに地下鉄成増まででて、
赤塚植物園に寄った。
ハイ♪きちんと実をつけていましたよ。




全体に曲がった短い毛があるが、刺はない。
長い匐枝を伸ばし、その先に新苗を作る。




葉は互生し、長さ5~10センチの心形でふちは浅く裂け、
歯牙状の鋸歯がある。
表面は毛が少ないが裏面は軟毛が多い。

托葉は落ちやすい。
9月~10月、枝先に白い花を5~10個開く。
花弁は5個。長さ7~9ミリで萼片よりやや長い。




果実は球形で赤く熟し、食べられる。

 

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トウネズミモチ(唐鼠黐)

2019-11-26 07:36:33 | 木の実

トウネズミモチ(唐鼠黐)
<モクセイ科イボタノキ属>

明治初期に渡来し、
都会を中心に広く植えられた常緑高木。


樹皮は灰色。
ネズミモチより、葉が大きく、
☆脈が透けて見えるのでネズミモチと区別できる。

 

 

↑ 画像右上を見ると良く解ると思います。

樹高が高くても、遠くからでもトウネズミモチの葉は、
脈が透けて見えるのが特徴でネズミモチと間違えずに済みます。



果実を干したものを漢方で女貞と言い、
強壮薬にします。



↓はネズミモチ
(感じでは実のつき方にばらつきがあるような気がする)





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トキリマメ(吐切豆)

2019-11-25 07:29:41 | 野の花日記

トキリマメ(吐切豆)
<マメ科タンキリマメ属>

山地の草地や林縁に生える。
つる植物で、茎を伸ばし他の植物に絡みつく。
タンキリマメに似るが、
葉も豆果も少し大きく、葉の先がより尖っている。
(私は葉の質がトキリマメの方が薄いと思っている)



全体的に毛が多い点でも区別がつく。




我が家に植えてある去年のトキリマメ。
今年はまだ、実が見えない。



高尾山で出会ったトキリマメです。





夏から秋にかけて黄色い蝶形の花をつける。


本当はこんなふうに目玉おやじみたいに見える風情が大好きです。

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ムクノキ(椋木)の実

2019-11-24 05:46:16 | 木の実

ムクノキ(椋木)の実
<ニレ科ムクノキ属>

山地に生え、よく分岐する落葉高木。
樹皮は淡灰褐色で皮目が浅いすじになって割れ、
薄片となってはがれる。



葉は互生し、長さ4~10センチの卵形または狭卵形で
ふちには鋭い鋸歯がある。



質はやや薄く、表面はざらつく。
5月頃、葉が開くと同時に淡緑色の小さな花が咲く。



雄花は上部の葉腋に1~2個つく。
萼は5裂する。



果実は直径7~12ミリの卵状球形で黒く熟す。
果肉は甘みがあつて食べられる。

☆この時の実を砂糖につけて食べたが、(そのままでも甘い)
とても美味しかったので、試して
食べてみてくださいね。





↓は似ているが 昔、一里塚によく植えられた
エノキ(榎)の実

ムクノキの実より、一回り小さいです。
こちらも食べられます。

 

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ヤマノイモ(山芋)

2019-11-23 09:29:24 | 野の花日記

ヤマノイモ(山芋)
<ヤマノイモ科ヤマノイモ属>
山野に生えるつる植物で、
地下に肥大した根を食料にする。



里芋に対してヤマノイモの意味、
また、自然に生える芋(自然薯)の名で知られている。


葉は対生する。
葉腋につくムカゴが食べられる。



雌雄異株で、雄株は白い花をつけた花序が立ち上がり、
雌花はまばらな花が垂れ下がる。



秋に3枚の羽を張り合わせたような果実が多数ぶら下がる。
中の種子は平たく、薄い翼があり風で飛ぶ。

 

☆同じつる性のオニドコロは葉が互生し、種子には片側だけに伸びる翼がある。
↓は」オニドコロの種子

☆11月14日にオニドコロを掲載しているので、
よかったら見てくださいね。

 

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サンシュユ(山茱萸)

2019-11-22 06:22:23 | 木の実

サンシュユ(山茱萸)
<ミズキ科ミズキ属>
落葉小高木。
薬用植物(強壮剤)として栽培。
樹皮は帯褐色で鱗片状にはがれる。



葉は長さ3~10センチの卵状楕円形で、先は鋭く尖る。
裏面は有毛で、主脈の基部に褐色の毛のかたまりがある。

春に、葉に先だって枝一面に散形花序をつけ、
黄色の小さな花を20~30個密に開く。



花序の基部に褐色の総苞片が4個ある。
花弁と雄しべは4個。
果実は長さ1、5センチの楕円形で赤く熟す。

サンシュユの枝についている菌で牛乳や豆乳が発酵するという事を聞いたので、
試したことがあるが、私は失敗だった。
もう少し詳しく調べてまた挑戦したいと思っている。

↓は春の音連れを告げてくれる山茱萸の黄色い花



<サンシュユの枝でヨーグルトを作る方法>

1)10センチくらいに切った山茱萸の枝を容器に入れ、
(2)500ミリリットルの牛乳を入れる。
(私は牛乳を温めてやってみたが・?)
(3)40度くらいの所で1日保温する。
(4)雑菌が表面の方にあるので、
 下の方の塊を500ミリリットル新しい牛乳にスプーン1杯入れる。
(植え継ぎ)
(5)40度くらいの所で1日保管する。
(6)冷蔵庫で冷やして出来上がり。

だそうで・・試してみよう~♪
    枝が手に入ったらやってみてください
 

 

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トベラ(扉・海桐花)

2019-11-21 06:29:16 | 木の実

トベラ(扉・海桐花)
<トベラ科トベラ属>
暖地の海岸に多い、常緑低木。
雌雄異株。



枝や葉、根に臭気がある。
葉は枝の上部に密に互生し、長さ5~10センチの長楕円形で革質。

表面は深緑色で光沢があり、裏面は淡緑色。
しばしば、ふちが裏面にまいたりする。

4~6月、本年枝の先に集散花序をだし、
芳香のある白い花を上向きに多数開く。
花はのちに黄色くなる。花弁は5個で長さ9~11ミリのへら形。
萼片は5個で長さ約3ミリの卵形。雄花の雄しべは5個で、花糸は約7ミリ。
雌花では花糸が短く、葯も小さい。雌しべは1個。


蒴果は直径1~1,5センチの球形で、灰褐色に熟して、
3つに裂け、赤い粘った種子を出す。

 




 

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