れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)とコシロノセンダングサ(小白栴檀草)とキアゲハ

2021-10-31 07:26:31 | 野の花と昆虫

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
<ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属>
友人の話なのだが、幼い頃このヨウシュヤマゴボウを、
祖母に食べさせられたと言う。(ごぼうと言う名前がついてるからと、
根っこを掘って食べたそうだ)
もう、大変で死にそうな目に逢ったと言う事だった。
なので・・食べないように!

空き地や道端によく生えて紅紫の茎にブドウのように垂れ下がった
果実が房状になる。
北米原産の帰化植物。


花は白色またはやや紅色を帯びる。
「山ごぼうの漬物」とは全くの別物なので注意。
果実を潰して、染めて遊んだ・・そんな年代の私だ。

下はコシロノセンダングサ

コシロノセンダングサ(小白栴檀草)
<キク科センダングサ属>
別名、シロバナセンダングサ、シロノセンダングサとも言う。
コセンダングサの変種で、近年は急に多くなってきた。


頭花には、白色の舌状花が、4~7個ある。
舌状花はふつう長さ5~7ミリで結実せず、筒状花だけが残る。


舌状花は直径1,8センチ、舌状花に退化した雌しべがある。
冠毛は、くっつき虫で下向きの刺があり、
なかなか取れないで苦労する。


                 休憩
   

     この雑草の花の名前が解りません。(コアカソ???)
           ハナムグラでした。(#^.^#)
       ( ありがとう。名前を教えて下さった蘭さん。💛)

        こうしてみると、奇麗ですよね💛


★ここから、昆虫コーナーですので嫌いな方は要注意

先日の観察会で見せて戴いたキアゲハの幼虫ですが、
私も去年一度だけ、育てたことがあるのでその画像を取り出して見ました。

友人に頼まれて、パセリにいたのを育てましたが、
スーパーのパセリはよく洗ってあげましょう。



友人の畑のパセリで育っていて「どうしよう?」と電話がかかってきた。
いいよ育てるから・・とは言ったものの・私もこれが初めて
幼虫から育てることになった。
4齢幼虫でしょうか?まだ黒地に黄色い点が見えます。


腹ペコ青虫で元気にパセリを食べて育ちました。



きちんと、糸で自分の身体を留めています。
蛹の前です。

蛹の時の画像が無いのが残念です。

元気に育ちました💘

これは違う画像だけれど、二匹で愉しそうに戯れています。

      
       俳句は季語小春
   小春日・小春日和・小六月などと使う。
  
   小春日のうすむらさきのひとりかな  峠谷 清広

 

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スズラン(鈴蘭)の実とヒヨドリジョウゴとウラギンスズメ

2021-10-30 06:13:31 | 野の花と昆虫

スズラン(鈴蘭)の実
<ユリ科スズラン属>
どのスズランも実をつけると言う事ではないのだが、
毎年、赤い実をつけて愉しませてくれる。ただし赤い実は毒があるので

取り扱いには注意がいるようだ。

愛らしい赤橙色の実は、実はある人は触れただけでかぶれたりするそうだ。
このまま実を植えるのではなく、
回りの皮を取って種をだし、(ビニールの手袋などをした方が安全)
4年ほどで芽を出すのだと言うことだ。


毒があるのを知っているのか?
鳥も食べないようだ。よく春の山菜のギョウジャニンニクと間違えて
食して、大変なことになる記事をよく見るので要注意です。

下はヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
<ナス科ナス属>
我が家の近くのお散歩コースでは、今年はヒヨドリジョウゴの赤い実
になるのが、遅いし少ない。
まだ花が咲いている状態だ。

花冠は白色で1センチほどで、5個の花弁は反り返る。

つる性の多年草なので、ほかの木に巻き付いて、
上手く行けば、たくさんの花に実をつけるのが見られるのだが・
今年は豪華に赤橙色の実がなっているのをまだ見ていない。


雨の日に見に行ったら、雨粒が赤い実についていた。


我が家の近くでは、未だ緑の実も一緒だ。
葉は互生し、花のつく枝は葉と対生の位置に出て、二又状に枝分かれする。

        
                休憩 
      カラスウリ(烏瓜)の実

   

 
 ★今年は珍しくウラギンスズメによく出会った。
 たぶん、以前は名前も知らなかったので、飛んでいても止まっていて
 も 目に入らなかったのだろうと思う。
 不思議なのは・・見慣れてくると結構、出会いがあるものなのですね。


ちょっと・・翅を広げて欲しかったけれど、冷たい風に閉じたままでした。


    昨日、友人のMさんから絵本が送られてきた。
     眺めているだけで、うんうん♪と頷いてしまう、
      楽しい絵本だった。

   

            俳句は季語烏瓜です。
       
      烏瓜たぐれば情のようなもの  若山 千恵子

      屋根裏の百物語からすうり    れんげ
    



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ヤマトリカブト(山鳥兜)とマルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)の実とオンブバッタ

2021-10-29 06:26:27 | 野の花と昆虫

ヤマトリカブト(山鳥兜)
<キンポウゲ科トリカブト属>
植物図鑑でトリカブトで調べても掲載されていない。
おかしいなぁ‥と思って一応、ヤマを入れてみたら、
出てきた。ヤマトリカブトじゃないと載っていないので要注意。

山地の林の中に生える多年草。
中ほどの茎葉は円心形で深く3~5裂する。


青紫色の花の外側には曲がった毛が生え、内面にも曲がったものと
真っすぐなものが毛が生える。
和名は、舞楽の時にかぶる冠(鳥兜)に似ていることからきている。

下はマルバシャリンバイの実

マルバシャリンバイ(丸葉車輪梅)
<バラ科シャリンバイ属>
常緑低木。
この頃はよく公園やグリーンベルトなどにも植えられている。
シャリンバイより名前の通り、葉が丸く枝は車輪状に密に出る。
質は厚い。


5月頃、枝先に円錐花序をだし、白色5弁の花を咲かす。


まだ咲き残っていたもの。


果実は球形で黒紫色に熟し、白子を被る。

   
               休憩
 

    白色の花のホトトギス

   ★ここより昆虫になります。
   庭の水まきをしていた時、褐色のオンブバッタに出会った。
   大体、緑色の方を多く見るが、
   寒くなって褐色に変化してきたのかもしれない。
   

     

    俳句は季語銀杏(ぎんなん)で、
     または、銀杏の実(いちょうのみ)と使う。
  (昨日、炒って食べました。美味しかったですよ。)

       夜を散る銀杏確かな音であり   井上 かんな

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ヤマハッカ(山薄荷)とアメリカハナミズキ(亜米利加花水木)の実とルリタテハ

2021-10-28 06:19:35 | 野の花と昆虫

ヤマハッカ(山薄荷)
<シソ科ヤマハッカ属>
名前の割には、なぜか薄荷の匂いがあまりしない。
薄い青紫色が可憐。

花序がいくつもの段になる。
葉は広卵形。粗い鋸歯がある。
上唇に濃紫色の斑点がある。

枝先に淡紫色の唇形花をつける。
花柄は細く、細かい毛がある。

青紫の小さな花を数個づつ数段につける。
花冠は長さ7~10ミリ。


 

下はアメリカハナミズキの実

葉は楕円形で、枝先に集まって向かい合って生える。
花後の実は核果(水分が多く柔らかい果皮もつ)で赤く熟す。


急に寒くなったので、葉も紅葉してきた。


  
               休憩


アキニレの実
小さな実がたくさんなっているので、小鳥たちには助かる実でしょう。
マヒワやカワラヒワが来て啄んでいるようです。

★クヌギの木によく虫や蝶たちがやってきていました。
今日は、誰かいるかと探したら、嬉しい!ルリタテハがいたのだけれど、
足音と、シャッター音で逃げられてしまい撮れた画像はここまででした。


翅を開げた画像を調べて掲載いたします。

ブルー系の翅は、やはり魅かれる蝶です。

でも‥裏はこんな感じなので・・つい見落としてしまいます。
なかなか、翅を広げてくれず待っていましたが、
その後、飛んで行ってしまいました。(奇麗なブルーの翅を広げて・・)

  俳句は昨日の夕刊から、
  前に安西冬衛の「てふてふが韃靼海峡を渡っていった」を
  掲載したことがあったので、もう一句、忘れてはならない句
   を掲載しておこうと思う。
  
     蝶墜ちて大音響の結氷期  富沢 赤黄男

 

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リンドウ(竜胆)とソヨゴ(冬青)の実とナミテントウムシ

2021-10-27 06:54:18 | 野の花と昆虫

リンドウ(竜胆)
<リンドウ科リンドウ属>
青紫の花は楚々としているが、華やかで美しい。


花は鐘形で、長さ4~5センチ。
花冠の先が5つに裂け、裂け目の部分に、少し尖った「副片」がある。


まだ蕾だったが、山道で出会うと嬉しい。


下はソヨゴの実

普通は山地に生えるがこの頃は庭木として人気がある。


常緑小高木。
葉は互生し、卵状楕円形で先は尖る。
革質で表面は光沢がある。

6月頃、4ミリほどの白い花を咲かす。

雌雄異株。
果実は3~4センチの長い柄の先につき、直径7~8ミリの球形で、
赤く熟し愛らしい。


              休憩

センダングサ(栴檀草)

<キク科センダングサ属>
日本古来のセンダングサは今、絶滅危惧種だそうだ。
帰化植物に押されて数が少なくなっている。

 
   ★ここからは、昆虫コーナーです。
    間違っていたらご指導ください。

ワンコとのお散歩でちょっと遠出で、虫探しに。
すっかり、芋虫類は見られなくなりました。
昨日、見つけたのは黒い地に黄色の点のあるテントウムシに似たものでした。
始めは、ナミテントウ二門型かと思いましたが、
ちょっと違うみたいで、テントウムシダマシの種類かもしれません。
☆彡himeちゃん、ありがとう。ナミテントウでよかったんだね。


明確に写せませんでしたが、これもテントウムシダマシ
ナミテントウだったみたいです。

      俳句は季語とろろ汁で、
 (昨日は滋賀の友人が送ってくれた自然薯でとろろ汁を戴きました。)
    
    天然のうんちく添えてとろろ汁 中澤 加津子

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アワコガネギク(粟黄金菊)とセンボンヤリ(千本槍)とジンガサハムシ

2021-10-26 06:57:45 | 野の花と昆虫

アワコガネギク(粟黄金菊)
<キク科キク属>
鮮やかな黄色い菊の花が丸い感じで咲くので
賑やかで可愛い感じがする。

キク科の多年草で、乾燥気味を好む。
草丈は60~90センチほど葉質は薄く、長卵形で5深裂し互生する。


枝先に多数の黄金色の頭花をつける。
舌状花は黄色で、多数ある。
(私の古い植物辞典にはキクタニギクとある。)

下はセンボンヤリ

センボンヤリ(千本槍)
<キク科センボンヤリ属>
春と秋に花が咲く。
春にはタンポポを小さくしたような薄ピンク色の花を咲かす。

上は春の花


秋には30~60センチの花柄を伸ばし閉鎖花からなる頭花を
1個つける。筒状花だけの集まりで開かず、成熟すると
淡褐色の綿毛が開いて球状になる。

名前の由来は、伸びた姿が槍を何本も立てたように見えるので、
または開いた綿毛が大名行列の毛槍に見えるからなどの説がある。

              休憩
   

    ノハラアザミで休憩
   
   ★虫の嫌いな方は要注意ですが、可愛いですよ。(#^.^#)

 
  
 オオキンカメムシの幼虫
また、成虫になると感じが変わってきます。
  なぜ、そんな面倒な段階を踏むことを選んだのでしょうね?)
   
 小さいけれど、ジンガサハムシ
 食草はヒルガオ類。
 八つ手の葉裏にいました。何とも不思議なハムシですね。

ちょっと画像をアツプしてみましたが・・。

       俳句は季語渡り鳥で、
      鳥渡るとも使う。

    鳥渡るこきこきこきと缶切れば  秋元 不死男

 

 

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ガマズミ(莢蒾)とノコンギク(野紺菊)とカラスアゲハの幼虫とホシホウジャク

2021-10-25 05:45:01 | 野の花と昆虫

ガマズミ(莢蒾)
<スイカズラ科ガマズミ属>
落葉低木。
秋の山の実では典型的な実だ。

赤い実は緑の中で目立つ。

葉は対生し、長さ6~15センチの広卵形~円形。
基部は広いくさび形またはやや心形で、縁に粗い鋸歯がある。
表面は脈に毛があり、裏面は腺点が密生し、星状毛や短毛がある。


果実は長さ6~6,5ミリのやや扁平な卵状楕円形。
赤く熟し、白い粉がふく頃には甘くなり食べられる。

下は自信はないが・コバノガマズミか?


これは、高尾山に行った時に、撮ったものなのだが・
自信が無かったので「教えてgoo」に写真入りで投稿したが、
答えが、明確でなかったので、回答を停止し、
結局解らなかった。



もしかしたら、コバノガマズミ(小葉莢蒾)ではないかと
思って掲載してみたが、どうだろうか?

葉が対生してること、ガマズミより葉が小さい。葉柄が短い事などから、
コバノガマズミだと思ったがどうだろうか。


下はノコンギク

ノコンギク(野紺菊)
<キク科シオン属>
ここのノコンギクは本当に紫色が濃くてよく咲くのだが、
まだ少し早かったようで、いつもより元気が無いような気もした。

普通だと、ノコンギクと言ってもそれほど、花が青くないのが多い。
個々のは、紫色が濃いのでよく見に来る。


これは去年の画像だ。
もう少したてばたくさん咲きだすだろう。

★ここからは、昆虫なので今日は要注意かもしれません。
私は出会えてすごく嬉しかった。


コクサギにカラスアゲハの幼虫。


先日見たのは、私はナガサキアゲハの幼虫だと思ったが、
これは、カラスアゲハの幼虫


首を上げているのは、もうすぐ蛹になる証拠だとも仰っていたが・・。
私はまだよく解らないので、そう言う事なのかと認識した。


これは、10月9日の画像で、私はナガサキアゲハの幼虫かと思っていた。
どうだっただろうか?カラスアゲハだろうか??
まだまだ、虫に関しては知らない事ばかりです。

ツリフネソウにホシホウジャクがたくさん飛んでいたが、
ホシホウジャクが飛翔してる精一杯の画像(-_-メ)

ホシホウジャクの飛翔はマル印の中にいます。





帰り道に出会ったホシホウジャク

ちょうど、帰り道のアメリカハナミズキの木にホシホウジャクが留まっていた。
(これは、お尻の毛が弧を描いていないので♂かと思う)



飛んでる姿と止まっているホシホウジャクの姿の違いがよく解ります。
出会いがあってこれはこれで、ラッキーでした!(#^.^#)


      俳句は季語柚子(ゆず)
     柚子味噌とも使う。

(アゲハ類はミカン科を食草とするので柚子を選んでみた。)
     
     柚子落とし山国の空覚ましけり  布川 武男

 

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ヤクシソウ(薬師草)とノブキ(野蕗)の実とケヤキ(欅)の実とオオカマキリの卵嚢

2021-10-24 06:11:19 | 野の花と昆虫

ヤクシソウ(薬師草)
<キク科オニタビラコ属>
今、高尾山では黄色いヤクシソウがよく見られる。
この花の名前の由来は、葉の形が薬師如来の光背に似ること
によると言うが、はっきりした理由は不明だと言う。


山野に見られる多年草。
葉は薄く基部で茎を巻き、切ると白い乳液をだす。


頭花は、1,5センチほどで枝先に多数つく。
花の咲いたあとは下を向き、黒っぽい総苞と白い冠毛が目立つ。



よく茎を伸ばして花をたくさんつける。


下はノブキの実

ノブキ(野蕗)の実
<キク科ノブキ属>
やや湿つた林の下に生える多年草。
そう果は、6ミリほどで、腺毛があり、衣服に粘りついて運ばれる。

実は、ばらけて1本づつ衣服についたりする。
葉が蕗に似ているのでこの名がある。


頭花は筒状花からなり、縁の花だけ実る。


            休憩

一気に寒くなりました。
風が吹いて、欅の木から小さな実のついた普通の葉より小さな葉
小枝がたくさん落ちていました。

★お散歩へ緑道に出たら、先日までいた梔子にいくら探しても
オオスカシバの青虫に出会えませんでした。
見つけたのは、オオカマキリの卵嚢(らんのう)だけでした。


     俳句は季語晩秋(ばんしゅう)
    晩秋(おそあき)とも言う。
   (本来なら、11月に入ってからのことなのだろうが、
   急に冷え込んで、もう晩秋の雰囲気なので使ってみた。)
   
    帰るのはそこ晩秋の大きな木 坪内 稔典

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トキリマメ(吐切豆)とカシワバハグマ(柏葉白熊)とキッコウハグマ(亀甲白熊)オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)とアオドウガネ

2021-10-23 07:19:26 | 野の花日記

トキリマメ(吐切豆)
<マメ科タンキリマメ属>
マメ科の実は愉しい。特に赤い実が割れて中から黒い目玉おやじの
ような実がのぞいている風情は大好きだ。


つる性の多年草。
茎は伸びて他の植物に絡みつく。
全体に黄褐色の毛が生えている。


葉は互生し、長い葉柄をもった3出複葉となる。
小葉は卵形で、質は薄く裏面に複毛がある。



花は蝶形の黄色い花。



下はカシワバハグマ

カシワバハグマ(柏葉白熊)
<キク科コウヤボウキ属>
山地の林内に生える多年草。
根茎は横に這う。茎は直立して枝分かれしない。


葉は大きく、長い柄がありふちにあらい歯牙がある。


茎の上部に白っぽい頭花を穂状につける。
名前のハグマ(白熊)とは、ヤクの尾の毛のこと。



下はキッコウハグマ(亀甲白熊)

このキッコウハグマ(亀甲白熊)に関しては・・
もう、高尾山に行くたびに気になっていた。
葉は常緑で茎にいつも花の後か花の前なのか尖った蕾状のもの
がついているのだが、花を見たことが無いのだ。

それは、閉鎖花が多いからだった。たまたま、閉鎖花に初めて出会えた。
奇麗に咲いたキッコウハグマに出会ってみたいものだと
思っている。


オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
腎臓形の葉が茎の中部に4~7枚輪生状につく。

★今日はそんなに要注意の虫ではありません。

アオドウガネ
甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。
燈火にもよく飛んでくる。
いろいろな植物の葉を食害する。
今年の夏はよく見かけたし、多く発生した気がする。

           俳句は季語
  朝霧・夕霧・夜霧・山霧・霧襖(きりぶすま)・霧笛(むてき)
   などと使われる。

      心の隙に夜霧のタクシー近寄り来  岸田 稚魚

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コウヤボウキ(高野箒)とメナモミ(簽)と今朝もホシヒメホウジャク

2021-10-22 07:54:36 | 野の花と昆虫

コウヤボウキ(高野箒)
<キク科コウヤボウキ属>
高野山では、この枝を束ねて箒にを作ったことからこの名がある。
高尾山では、よく咲いていました。


日当たりのよい乾いた林下に生える落葉小低木。
よく枝分かれし、本年枝に長さ2~5センチの卵形の葉が互生し、

前年枝には節ごとに細長い葉を数個ずつ束生する。


頭花は小さな筒状花が13個ほど集まったもので、
下部は総苞片が瓦状に重なつて円柱形になる。

筒状花は長さ,1,5センチほどで、裂片は強く反り返る。
雄しべは5個、雌しべは1個で花柱の先は浅く2裂する。

下はメナモミ(簽)

メナモミ(簽)
<キク科メナモミ属>
頭花の周りの5枚の総苞にある腺毛から、粘液を出してつく。



雄ナモミに対する雌ナモミで、ナモミはナズム(離れずまつわりつく)
から来たとする説もある。
全体に毛が多い。

頭花は中央の筒状花と周りの3,5ミリほどの舌状花からなる。
総苞片は5個で腺毛があり粘液を出す。

             休憩

柿の木

★ここから、虫関係なので嫌いな方は要注意。

今日もホシヒメホウジャク


朝のお掃除で、今朝もホシヒメホウジャクに出会った。
昨日のと同じだったかもしれない。
元気がない感じで、階段に落ちていたのを拾って写真に撮った。
植木鉢の片隅に置いて置いた。


         俳句は季語秋の山
   秋山(あきやま)・秋嶺(しゅうれい)・秋の嶺などと使う。

    秋山の襞(ひだ)を見てるゐ別れかな  沢木 欣一

 

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