早朝の４時から・・・こうした 「サラシ」 姿でいるのですから、
小をもよおした時は・・・直ぐにでも対応出来ますが、
大をもよおした時は・・・どうにもなりませ～ん。
こうして、一度 「サラシ」 を外し、素っ裸の格好で用をたし、
「牛鬼」 の担ぎ手の・・・目に見えない処でのご苦労が、少しは解ってもらえたでしょうか！。
投稿写真は 「牛鬼」 の担ぎ手が 「サラシ」 を巻き替えている様子です。
約１０㍍の 「サラシ」 を巻き替えるには・・・１人では無理なことで、 きつく締め上げることで、腰のコルセットをした状態となり、
木綿で出来た 「サラシ」 ・・・時間と共に自然と伸びて緩んで、
下ネタになりますが・・・ふたつの玉と棒がはみ出して来て、観客の目に止まることもあったりしま～す。
投稿写真は 「牛鬼」 の内部の様子で、 この投稿写真では、解りにくいかも知れませんが、
この 「牛鬼組」 のメンバーに・・・心から敬意を表して、拍手を送りたいと思います。
投稿写真は、疲れ果てて・・・休憩をしている 「牛鬼」 の担ぎ手の様子です。
投稿写真に写る・・・赤と白色に化粧された棒が 「尻剣（しゅりけん）」 で、
駕籠にかけられた黒い物は・・・担ぎ手が履く黒足袋で、
ちなみに、 「お神輿」 の担ぎ手は・・・白足袋！ 「牛鬼」 の担ぎ手は・・・黒足袋となっていま～す。
投稿写真でも解るように・・・「牛鬼」 の担ぎ手が手にしている担い棒の上に、 「頭」 使いの 「牛鬼」 のリーダーは、二本の担い棒の間を走って 「頭」 を出すだけで、 投稿写真に写る 「牛鬼」 の駕籠の先頭を担ぐ人だけが・・・外の様子を把握出来るので、 ただし、リーダーは本番までの準備やら慰労会の準備やらで・・・本当に大変な役ですがねぇ～！
何時も重たい 「牛鬼」 を担いで・・・シンドイ思いをしながら、 投稿写真に写っている二本の檜の棒が担い棒で・・・左右７名の屈強な担ぎ手が担いでいます。担い棒に取り付けられているのは・・・竹を割ったもので、
「祭典」 が終了するや・・・「牛鬼」 が立ち上がり、
観客の皆さんは蜂の巣を蹴散らしたように・・・「牛鬼」 の危険領域から離れていきま～す。
残されたのは 「お神輿」 を守る・・・「お神輿」 の担ぎ手ばかりです。 またしても 「牛鬼」 と 「神輿かき」 との小競り合いが始まりました。
「牛鬼」 の一暴れも終わり、 午後３時からの門之脇区での 「祭典」 が取り行われています。 投稿写真をよく見て頂くと・・・ この 「牛鬼」・・・「祭典」 中は 「神事事」 ですので・・・静かに見守っていますが、 「祭典」 が終わり次第・・・立ち上がり、観客を追い払います。
投稿写真は 「牛鬼」 のお尻から出ている 「尻剣（しゅりけん）」 を落として、 この 「尻剣」 幅２０㎝・厚さ６㎝の檜の板ですからねぇ～！ 初めて 「牛鬼」 を見る観光客にとっては・・・「牛鬼」 の動向を掴み取れないでいるので、
自らが危険な 「牛鬼」 に近づいているのですから、
「お神輿」 が 「お借り屋」 に無事収まり次第、 「牛鬼」 が立ち上がり・・詰めかけた観客を追いかけ回しました。 門之脇区の 「御旅所」 は建物が混在していて・・・観客が逃げる場所がありませ～ん。 「ここぞ～！」 とばかりに・・・観客を追いかけま～す。 平坦な処では１４名の担ぎ手が何とか担ぎ上げますが、 このように段差のあるところでは・・・半分の担ぎ手が、
太鼓の音とともに・・・三体の 「お神輿」 が 「お借り屋」 の回りを三周し始めました。 いたるところから飛び交う 「お賽銭」 の雨嵐で・・・「お神輿」 の担ぎ手の顔や体に当たり、 しかも、朝からの飲酒がひびいて・・・まともに 「お神輿」 を担いで走ることが出来なくなっています。 投稿写真でも解るように・・・「お神輿」 が外側に傾いている様子が解りますか？
「牛鬼」 が 「御旅所」 をお払いしている頃、 観客の皆さんは、お賽銭を 「お神輿」 に放り投げ、家内安全・商売繁盛とお祈りする人だかりで、
「牛鬼」 が 「御旅所」 に着き、 「お借り屋」 の四隅に来ると、投稿写真のように 「頭」 を出して悪霊払いをするのです。 この儀式が終わると・・・静かに 「牛鬼」 を据え、 「お神輿」 の 「御旅所御成」 を見守っています。
「牛鬼」 の 「御旅所御成」 を前に、 「巫女の舞」 と 「太鼓」 が到着しました。 これより 「太鼓」 は 「お借り屋」 内に据え付けられ、「お神輿」 の御成をお待ちしま～す。 「巫女の舞」 はこの後に 「牛鬼」 が暴れますので、危険のない場所へ待避して午後３時からの 「祭典」 に備えます。
午後２時を過ぎ、 「牛鬼」 が、「海上渡行」 をおえ、 これからが、門之脇区での 「秋祭り」 となるのです。
今からが 「飲み祭り」 の開始ですねぇ～！ どの家庭でも 「皿鉢料理」 を用意して、来客を迎え入れ、
聞くところによると・・・ある家庭では 「今年の来客は・・・延べ１００人程度もあったよ！」 との話も聞きま～す。
どれだけの 「皿鉢料理」 と 「お酒」 を用意して接待をしなければいけないのか
