浜のみかん屋

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重要文化的景観Ⅳ

2019年03月07日 | 旬の情報
・・・・・ 枝浦地区、カフケからの眺望

【新選定の文化財・・・文化庁文化財第二課】

狩浜の人口は、近世の鰯魚と近代の養蚕業の隆盛を背景に、承応元年(1652)の310人から明治8年(1875)の1435人を経て、

明治末期頃には1800人規模に至ったと推定される。

その後は終戦時の一時的な増加を除いて減少し、平成30年8月現在は680人であるが、農道や潅漑設備を整備し、

また、地域の住民や団体が柑橘の類の有機栽培をまちづくりに繋げ、雄大な段々畑が海や移住地、山林と連なる壮大な景観を維持している。

「宇和海狩浜の段畑と農漁村景観」として重要文化的景観に選定するのは、

この景観を包含する狩浜の全域及びその沿岸の海域からなる約804.2ヘクタールの範囲である。

狩浜は、概して西から東に延びて海に落ちる三筋の尾根から構成される。

半島状の北側尾根東端にはかつら島が繋がり、

南側尾根はお伊勢山と呼ばれる小丘陵を海に突き出す。

入江奥の集落は、東端山腹に春日神社を擁する中央の尾根で本浦と枝浦に二分される。

南部の本浦は南川の扇状地、北部の枝浦は河原川と大川による複合扇状地に居住地を開き、

その両脇の山腹を段々畑、山頂付近を山林とする。

文化的景観の景観単位をなすのは海、段々畑、山林である・・・つづく。
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