デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

夫の出張

2006-11-13 23:48:48 | 日記
 今日から2泊3日で夫は台湾に出張です。以前はわりと1週間単位の海外出張がよくあったのですが、今回は久しぶりです。子どもも少し大きくなってきたので、だいぶ楽になったとはいうものの、改めて夫の存在ってありがたいんだなあと思ったりします。(私が子どもを見ているおかげで、夫が安心して海外に行っていられる、しかもその間、妻は夫の存在に感謝までしている、と考えるとちょっと何かが違うような気もしますが。まあ、いいでしょう。)

 夫はなぜか、いつも「山場」というようなときに出張になるのです。引越しの前日に帰ってくるという出張は2度もありましたし、子どもが生まれたすぐ後というのもありました。今回は七五三の前で私が緊張気味、しかもいろいろな心配事が立て込んでいるときの出張ですが、引越しの前などに比べればましですね。

 夫の帰ってこない家は非常に広く感じられて、なんとも心細いものです。思いのほか寂しい気分になり、夫の出張のたびに「あー、私、離婚できないかも」と思ってしまいます。(普段はしょっちゅう喧嘩しては「こんなんだったら離婚よ」と叫んでいるので、あまり認めたくないのですが・・・。)同時に、この結婚は間違いじゃなかったのねと出張のたびに何となく「よかったなぁ」と思います。それでも帰ってきたとたんに喧嘩になったりする私たち夫婦ですが・・・。

 夫がいないと何が嫌かというと、妙に子どもに対する責任を感じてしまって、どこかで緊張していることです。夫の子どもでもあるショウミーとジジに何かがあっては申し訳ないと心のどこかで思っているようで、変な気の張り方をしているのでしょうか。どうも一日中落ち着かない気分です。

 いつもでは困りますが、たまにはこういう離れた時間もいいものなのかもしれませんね。当たり前が本当は当たり前じゃないこと、わかっていても忘れてしまいがちなので、思い出すにはいい機会かなと思っています。 


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5 コメント

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Unknown (Kanahei)
2006-11-14 01:35:43
私の友達で3人ほど、両親が仕事で離れて暮らしているという人がいて、そのどの両親ともすっごくラブラブなんです。
毎回会うたびに新鮮なようで、しかもお父さんが週末家に帰って来るためにお母さんがわくわく準備しながら待っているとか、お母さんがお父さんに会いに、小旅行感覚でお父さんの単身赴任先まで出掛けてるとか、ずっとラブラブでいられる秘訣はこれか?!なんて思っちゃいました。

あまり遠いところで、しかもそっちに家まであったりして離れて暮らしてるのも、一緒に暮らしていてもすれ違いばかりというのも難しいけど、出張でちょっと出掛けてくれると新鮮な気分になっていいのでしょうね!亭主元気で留守がいい~って。

私は自分がたまには出張であちこち行って、家に帰るとダンナと子供が待ってる、というのが理想ですけどね~。
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Unknown (els)
2006-11-14 06:16:12
今回の記事も痛いですねー。。
前の夫も、出張が多かったですが、どこか行けることに嫉妬はしたものの、夫がいないことに対してはむしろ愉しんでいたような。。。
だって、家事育児一切タッチしてなかったから、むしろダンナがいない分食事とか洗濯とかもラクになったし。。自分は遅く帰ってくるのに、子供が寝たあとわたしが自由時間を謳歌していると干渉してくるのも解放されたし。
デンマークに来て、元夫とは離れ離れになりましたが、正直なところ恋しいと感じたことはなかったです。
でも、今の夫とは一日でも離れるとさびしくなりますね。わたしが出張のときは、夫のことが恋しくてたまらなくなりましたし。
それは、やっぱり今の夫との方が、物理的な近さだけでなく、喜びや苦しみという感情を分かち合っているからでしょうね。毎日いろんなことで話し合いますし。
前の夫とは、話をしても、育児とか教育とか研究などの共通の話題であっても全然共感しあえず、一緒にいてもあまり愉しめなかったと思います。育児を手伝ってくれとは言わないけど、せめて育児においてわたしが感じたことについて夫にも何か感じとって欲しかったのかな。

だから、halfkidsさんがご主人の存在を大きく感じているということは、それだけ充実した関係を築いておられるということなんでしょうね。
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Unknown (halfkids)
2006-11-14 21:40:53
Kanaheiさん、

うーん、そうですか。離れて暮らしているのがラブラブの秘訣なのでしょうか?
今回のようにたまに離れるのは関係を振り返るいいきっかけになるけれど(Kanaheiさんの言うようにできれば私が出かけるほうがよいけれど)、一緒にいたいから結婚したわけでもありまして~。

でも日本人でよく聞くのは、Kanaheiさんも挙げていた「亭主元気で留守がいい」とのフレーズで、まあ、確かに夕食の手抜きができるとかそういうのはあるけれど、どうも私には理解ができないことなのですよねー。関係が冷え切ってしまっているわけじゃないけれど、でも不在だと嬉しい、というのが・・・。

ちょっと離れて暮らすのは考えられないなぁ・・・。ということで、私たちの場合は喧嘩しながらもくっついているほかは今のところなさそうです、はい。


elsさん、

いえいえ、そんな。過去はどうあれ、elsさんも今はご主人といい関係でいるのですから、痛いだなんて思う必要はないと思いますよ!今のところ、elsさんも私も相手を恋しいと思えるような、愛情のある関係を築いているということでしょう、きっと。

人間は基本的に好きな人と一緒に暮らして、毎日をシェアしていくのがいいのだと私は信じています。
だからこうして夫がいないと人生にぽっかり穴が開いたように感じてしまうわけです。
逆に離れてみて何とも思わないような関係になってしまったら、それはそれでしかたのないことだと思いますが・・・。

結婚前、私は念願かなってやっとNYに留学ができたのでしたが(といってもコミュニティカレッジレベルでしたが、へへ)、そのちょうど2ヶ月前に今の夫と付き合い始めました。一応留学はしたものの、離れているのは意味のないことだとそのとき思ったんですね。好きな人、一緒にいたい人、かけがえのない、私を救ってくれる存在などというような人はそんなに出会えるわけじゃないのに、離れているのがすごくもったいない、今、もし死んじゃったらすごーく後悔するだろうな、と思い、あっさり留学を止めることにしたのでした。
いろいろな人がいるかとは思いますが、そういうわけで私はくっついていることが大切と思ってしまっているので、今回のような短い出張でも、しんみりしちゃっているのでした。。。
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Unknown (els)
2006-11-14 22:56:23
なんかいいですね。不在であることがうれしいというきもちが理解できないような関係って。
留学も、ご主人とのことで断念されたんですね。
わたしも、実は1年くらい前に、日本での就職を打診され、しかもわたしのバッググラウンドを存分に生かした興味のあるプロジェクトであったにも関わらず、夫と離れる生活というのがイメージできず、断ってしまったんですよね。
デンマークに来る前は、まさにドクターを取得したら、その分野に就職することを考えていたのに。キャリアを考えてのデンマーク留学だったのに、もしかしたらこの厳しいデンマークの状況でキャリアを捨てなければならないリスクがあるのに、夫との生活を選んだんですよね。
確かに、研究はわたしの大事な一部でもありますが、それだけでなく、育児や生活そのものも人生において重要な要素ですからね。
haldkidsさんも、きっとNYでの留学でよりも、ご主人と結婚してお子さんを得たことによって、より大きな学びや経験をされているのではないでしょうかね。きっと将来別のことを学ばられることになったとしても、例えば語学を学ぶにしても、その経験が生かされることになると思いますよ。何を学ぶにも、「感性」がものすごく大事ですから。
好きな人と一緒にいることって、感性を磨くことになると思うので。
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Unknown (halfkids)
2006-11-17 07:23:28
elsさん、

NYに住むのは私の長年の夢でした。理由はないのだけど、とにかくあそこに住みたかった。それで手段として大学にもぐりこんだのでした。(今でも将来NYに住むという夢は捨ててないのよ~。)
でも人生で一番大切なものは私の場合は家族なのでしょうね。それを持てるチャンスを生かすべきと思ったし、単に夫と離れているのがさみしくて耐えられなかったというのもありました。
そこから年月がたって、いろいろと変化してしまいましたが、elsさんの言う「感性」が少し学べたかと思います。そしてだいぶ大人になれたような気がしています。
elsさんも1年前にそういった選択をされていたのですね。遠回りに多少なったとしても、elsさんの研究や仕事はきっとあとからついて来ると私は信じていますよ。
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