デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

大学院合格!

2009-10-06 06:09:47 | 通信制大学・大学院
 先週合格発表があり、運よく、大学院に合格することができました。

 来年の4月からは早稲田大学大学院で、歴史的側面からしっかりとデンマークについて研究できることになります。落ちたら落ちたで、これまで通り独学で研究していこうとは思っていましたが、やはり、専門の先生方の中でビシバシ鍛えられるのと独学の差はあったと思いますので、こうして受かって本当にほっとしています。

 本人としては、よく受かったなぁと半分驚き、そして、我ながらとりあえずここまで来たんだ、という感慨半分でしょうか。学生時代は落第生だった私でしたが、人は本当にやりたいことがあれば、実は能力にそんなに大きな差はなく、あとは本人が努力するかどうかなんだなあなんてことを考えています。そうそう、エジソンも99回の失敗とたった1回の成功でしたっけ?途中何度もくじけそうになったけど、あきらめないで続けることが大事なのだと、今回しみじみ思いました。

 2月でなくて、9月が受験日だと知ったのは今年の3月のこと。卒論を仕上げてから、じっくり受験勉強に取り組めばいいわと思っていたので、ショック&急遽スケジュール組み直し・・・。研究計画書はなぜか2000字と思い込んで一度書き上げ、先生に見ていただくためメールで送ったあとに8000字だったと気づき、こちらも急いで書き直して再提出。一次試験の後はほとんど毎日「落ちた」夢を見たり(それがなぜか就職試験に落ちていたりする)、一次発表の前日は一時間ごとに「受験番号何番!?」となぜか焦って目覚めていました。最後の二次試験の面接では、口内炎でしゃべると痛く、足は靴擦れでよろよろそろそろ歩く私。3分間での研究内容説明という基本的な質問にも、頭が真っ白になり、しどろもどろでなんとか小学生並みの説明を行い・・・と最後までサザエさんのような受験生でした。

 受験勉強は本格的にはデンマークから戻ってからでしたが、ほとんどまったくの自己流で行いました。このあたりは、通信制大学で学んだことが役に立ったかもしれません。自分で孤独に悩み、道を見つけていく訓練をやむなくしなくてはならなかったので、これが大学院の入試にあたってはとてもいい効果があったように思います。

 この受験、なんといってもキツかったのは、夫が最後不在だったことです。まったくこの人はいざとなるといない~!思い起こせば3回の引越しのうち2回は、引越しの前日まで出張で、つまり私が全部引越しのパッキングをやったのよね~。そして今回も何のジンクスなのか、8月のお盆前にデンマークから戻ってからはブラジル出張でいないわ、9月1日からは単身赴任でいないわ、逆に夫の生活の準備の手伝いに時間を取られたりして、本当に大変でした。合格したからよかったものの、落ちていたらきっと一生夫のせいになっていたでしょう(ああ、だから夫はあんなに喜んでくれたのね?)。

 合格した先週の火曜日はスキヤキで家族でお祝いをし、昨日もおばに高級京料理のお店でランチをご馳走してもらったりとお祝い気分でしたが、そろそろ、気持ちを引き締めて、大学の論文に本格的に取り組まなくてはなりません。早速今週末には最後のテストがありますし、また普通の勉強中心の生活にしばらく戻さなくては・・・。それにしても論文、大丈夫かなぁ???またもやチャレンジですが、できるところまでがんばろうと思います。

 そして、今回一番気が重いのは、これでデンマーク語からは逃れられなくなったことです。そもそも語学がとても苦手なのに、ある程度デンマーク語を読めるようになることが必要になってしまいました。このデンマーク語の覚悟をどこかで決めて、今度こそちゃんと取り組まなくては・・・。ここまで追い詰められないとやらない性格なのでチャンス到来なのですが、この覚悟はまだもうしばらく決まりそうもありません・・・。