デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

ジジの災難

2008-05-16 07:12:16 | 日記

 最近のジジは幼稚園に入り、ますますいい調子です。さすが次男、幼稚園ではそつなく行動し(おかげで私が謝る回数も激減、嬉しい)、お弁当の際にはちゃっかりとクラスに3人しかいない女の子の間に陣取り楽しく食べています。幼稚園後はまだ幼稚園に入ったばかりというのに「今日は○○に遊びに来てーって言われちゃったよ」などと偉そうにお約束をし、そそくさとその子のお母さんの自転車に乗り込んでいます。こういうの、長男のときにはなかったな~とあっけにとられて後姿を見送る私です。

 家でもジジは本当にしっかりしていて、私がキッチンに立つと傍らに椅子を持ってきてそこに立ち、助手を務めます。切ったものをお鍋に入れる、冷蔵庫から取り出す・しまう、卵を割る、混ぜる、などけっこう役に立つし、こちらが指示をしなくても次に何をやればいいのか、正しい判断ができるので驚くほどです。そこに行くとショウミーは細かく、細かく指示をしないといけなくて、典型的なぼけーっとした長男・・・。この前は遠足に行くリュックをしょって玄関で行ってきますを言おうとしたら、はっとして「ママ、ランドセル忘れた!」などと・・・。すんごいお馬鹿ぶりでこちらも驚きました。

 さて、そんなそつのないジジに先日、災難が! 週末、お友達の女の子の3歳の誕生日に呼ばれて、一家で坂戸市に行きました。広い芝生に小さいバーベキュー場がついており、しかも無料というすばらしい公園があり、大人達も子ども達もそこでブラジルスタイルのバーベキューを楽しみ、それぞれのびのび楽しく過ごしていました。芝生なので安心して、たまに子ども達を目で確認しながら大人は大人でやっていたのですが、ふと、夫が向こうからジジを不自然な体勢で連れてくる姿に気付きました。まるでサルのように、両手を夫につかまれてぶら下がっており、何だろう?と思っていると、近づくジジがすっかり頭からぐっしょり濡れていることに気づき、同時にジジの泣き声が聞こえてきました。

 「どうしたのー?」と駆け寄ると、ホントに頭からつま先までぐっしょりで、服もぴったり濡れて張り付いていて、かわいそうな濡れねずみ姿のジジちゃんでびっくり。そして「池に落ちた」と・・・。皆で池のそばにいて、覗き込んでいたのですが、そこを後ろから女の子にひょんと押されて落ちちゃったのだそうです。夫がたまたま写真を撮るために子ども達と一緒にいたので、すぐに引き上げたそうで、幸いでした。

 かわいそうでしたが、すっかり池のヌメヌメしたコケのようなものをくっつけて池の住人と化したジジが可笑しくもあり、笑いをこらえつつ、とにかく服を脱がせて着替えさせました。しばらく着替え終わっても落ち込んでいたようですが、お菓子に釣られて徐々に元気を取り戻し、最後にぼそっと「みんなの前で裸んぼになったのが、ジジ、やだった。おちん○ん、見られて恥ずかしかった。」と生意気なことを言ってから、みんなの輪にまた戻って行ったのでした。

 絵本や映画とかでは見たことがあるけど、池に落ちた実物の子どもを見たのは初めて。しかも普段、最もそつのないジジが落ちるところがまたちょっと可笑しくて・・・。子育ては事件や変化の連続で、本当に毎日が刺激的で楽しいです。

          
          気を取り直して、手づくりチョコを狙うジジ

          
       飾っていた風船で最後にみんなで遊んでいて、色がとてもきれいでした。