デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

私のクリスマス開始です

2008-12-15 06:57:03 | デンマークの行事
 
 昨日は今年最後のテストがありました。先週は水曜日にもテストがあり、金曜日にもまた学校があり、そして昨日のテストで今年度のお勉強は終了!というわけでしたが、なんと、あろうことか体調を崩してテストを受けられませんでした・・・。

 土曜日、もともと体調がいまひとつだったところに、幼稚園の行事のお餅つきで寒い中動き回り(楽しかったのですが)、午後は病院に行き、検査のためジョギングをさせられ、そして夕方からは子ども達のプレゼントのお買い物と体力的にハードなスケジュールでした。そして翌朝起きてみるとものすごーい頭痛。ベッドから出られず、テストはあえなく断念となったのでした。

 このテストですっきり!と思っていたので、かなりの不完全燃焼な気持ちになってしまいました。強制終了という気分ですが、まあ、しかたありません。私なりにこの一年、がんばったことでもあるし、気持ちを切り替えて、クリスマス気分にどっぷり浸ろうと思います。(って本当は論文関係にはまったくといっていいほど手をつけておらず、いい加減、一回目の報告をするために、できるだけこの冬休み期間に進めておかなくてはいけないのでした。でも、ま、とりあえず、クリスマスも楽しまなくてはね!)

 写真は今年のアドベンツクランツとカレンダーキャンドルです。毎年、秋に子ども達が拾い集めてきたものを使って、適当に作っています。最近のマイブームはろうそく立てを使わず、ろうそくを花のようにガラスの空き瓶に入れること。素朴でかわいくて、なんだかとても気に入ってよくやっています。

 お部屋の飾りつけも材料は買ってきてあるので、今週の時間のあるときにちょこちょこ作り足していきたいと思います。クライナはたくさんドウを作ってあるので、ときどき揚げて毎日食べちゃおうと思います。デンマーク人の夫も日本人の私の周りの人たちも、このクリスマスの素朴なお菓子は大好きで、毎年これを作るのが我が家の恒例となっています。

 今週からはなぜか毎日誰かしらとのランチが入っていたり、週末はいとこたちの集まり、友人の集まりなどがあり、本当に楽しみです。一年の締めくくり、しっかり遊びましょう!
 

今年もまた、クリスマスシーズン到来!

2008-12-10 07:15:17 | デンマークの行事


 去年に続き、12月にテストが2科目あり、今週末にそれが終わるまでは、いまひとつクリスマス気分全開というわけにはならないのですが・・・。でも今年もまた、いよいよクリスマスシーズンが始まりました。

 通常は毎日灯すカレンダーキャンドル(一日ずつ目盛りがある)が始まる、12月1日が本格的な「クリスマスの始まりの日」です。が、今年はクリスマス前の日曜日ごとに灯すキャンドル、アドベンツクランツが11月30日の日曜日から始まりました。そこで前日の土曜日、ツリーの飾りつけ、カレンダープレゼント(毎日もらうプレゼント。デンマークの義母と義兄が48個も送ってくれます)、カレンダーキャンドルとアドベンツクランツづくりなど、急いで準備を済ませました。

 そしていよいよ12月1日から、子ども達、おまちかねのカレンダープレゼントが始まり、毎日ひとつずつ開けています。よくもまあ、こんなに見つけられるなあと感心するほど、子ども達が喜ぶいろいろな物が入っています。半年くらいかけて、よいものを見つけては買い込んでいるらしいです。親である私達はとてもこんなプレゼントを準備する時間的・経済的余裕がないので、毎年こうして送ってくれるのは、本当に大感謝・・・。

          
          お湯に入れると恐竜がでてくる卵。私も面白かった。

 いろいろと準備が大変だったり、何よりテストと重なるのがきつかったりしますが、それでもこのクリスマスシーズンは私は年々好きになっています。家族や友人をいつもよりも大切に思いますし、温かい時間がたくさんあります。先週末には簡単な手づくりカードを作ったのですが(作っただけでまだ書く時間がなく、送れてないんだけど・・・)、家族でテーブルに集まって、私が切り絵を作り、夫がそれをカードにはりつけ、ショウミーとジジも折り紙を切ったりしながらお喋りをしました。こういう時間は本当に心が温かくなります。普段、忙しくてばたばたしてしまいがちなので、こういう時間をあえて取るこの時期は、本当に貴重です。

 プレゼントを用意したり、家族で買い物に行くのも、普段ほとんど買い物に出かけない私たち家族には、クリスマスの楽しい時間です。ただし、これは途中で子ども達の文句を聞きつつ、なだめつつ、という展開にもなりがちですが・・・。クリスマス会の食事のメニューを考えたり、お菓子を作ったり、ツリーの飾りを追加したりして、少しずつ準備をしながら24日を待ちます。このいろいろ準備しつつ待つことが、楽しい気持ちを盛り上げてくれる気がします。

 昨日、第2弾で、24日の分の子ども達のプレゼントが、デンマークから届きました。こうしてプレゼントが増えれば増えるほど、やっぱり嬉しいものですよね。7回目か8回目のデンマーク流のクリスマス、私はすっかり馴染んでしまいました。

          

サンタクロース会議 in バッケン

2008-09-06 09:52:36 | デンマークの行事

 ショウミーの7回目の誕生日の日、さて、どこに行こうということで、いろいろ考え合わせて決まったのが、バッケン遊園地。コペンハーゲンからだと電車と徒歩で30分圏内にある、世界最古といわれている遊園地です。義母や義兄も一緒に行ったので、車の定員がオーバー、行きは車、帰りは電車で戻りました。(帰りのクランペンボー駅までの10分ほどの森のお散歩は思いがけず、気持ちがよくて素敵でした。)

 その日はショウミーの誕生日だから、とファーモアが「全部払う!」と大盤振る舞い、ショウミーは普段はダメ、ダメばかり言われているのに、その日ばかりは乗りたいものやゲームをすべてやり放題。相当楽しかったようです。

 その日はたまたま国際サンタクロース会議の前日で、イベントガイドには翌日から3日間バッケンで会議が開かれるとありました。このバッケンで世界中のサンタクロースが集まって、その年のクリスマスについて話し合うらしく、会議のほかにはコペンハーゲンでサンタたちがニューハウンのボートに乗って観光したり、パレードしたり、ということもするようです。

 でも、残念ながら一日ずれてしまったので、何もないかなと思いきや、バッケンに入るとあちこちに見覚えのあるクリスマスの飾り付けが・・・。なんだか夏なのにクリスマス・ハートの飾りを見るだけで、早速うきうきした気分になりました。レストランの中もきれいに飾り付けられ、まるで本当のクリスマス!

 そして奥に行くと、いました、いました、本物のサンタクロースたちが!各国から確かにサンタクロースが集まっており、子ども達に挨拶をしてくれます。バッケンでは会議しかしないのかと思っていたら、大間違いで、さすがサンタクロースたち、ちゃーんと子どもたちを楽しませてくれます。子ども達にお菓子を配ってくれたり、小さなおもちゃをくれたり、サンタの鳥のあやつり人形が、くちばしで子ども達にお菓子をくれたり、一緒に写真を撮ってくれたり、などなど、世界中のサンタクロースが子どもたちに優しくしてくれるのでした。実は、ふーん、サンタクロースが会議ねぇ、と期待していなかった私ですが、そのバッケン中の楽しい雰囲気に、すっかり喜んでしまいました。そしてなんと、日本人のサンタクロースの一団と遭遇し、お互いにちょっと盛り上がってしまいました。(向こうも日本語のわかる子がいるー!と喜んでくれました。)

          

 バッケンのステージではニセという妖精たちがかわいらしい歌や踊りのショーを行ったり、手品などのパフォーマンスを見せてくれたりして、子ども達が大勢、楽しそうに鑑賞していました。そしてステージの横では、芝生の上でみんながくつろいで、夏の家族とのひとときを楽しんでいる感じでした。

          

          

 バッケンだけでも十分楽しいのですが、サンタクロース会議のおかげで、もっと楽しい誕生日となりました。ファーモアも2人の孫たちが喜んでいる姿を見れて、本当に幸せな一日だったと思います。最後にみんなでアイスクリームを食べ、解散。車組と電車組に分かれて、ファーモアの家へと帰りました。

          
          ショウミーと私の一番のお気に入りのアトラクション。
          雨合羽を着てボートに乗って、相手のボートに水鉄砲で水をかけあいます。

          
          おいしい、みんなが大好きなファーモアの誕生日ケーキ

          
          プレゼントの山

手作りカード

2008-04-25 14:48:49 | デンマークの行事
 先週末は夫とジジの誕生日でした。ジジに何が欲しいかと聞くと、「ポケモンカードとDS!」と言われ、さすがに次男は違うと思ってしまいました。ショウミーだったらDSなんて高級なものはもちろん買ってもらえるわけもなく、口に出してもいけないと親の意向に添おうとしてしまうところでしょうが、ジジは3歳にしてショウミーの友達にしばしばDSを借りては遊んでおり、あっけらかんといよいよマイDSご希望というわけです。(今回はもちろん買いませんでしたが、いつか負けちゃって、夫に「ねえ、ジジに買ってあげていいでしょう?」などと懇願する日が来るのかも・・・と思いました。そのときにはけなげなショウミーにも、必ず買ってあげるからね!)

 誕生日の前にはデンマークからまるでクリスマスのときのような、大きなダンボール箱が届きました。ポケモンカード、デンマークのシックな子供服(お揃いでショウミーの分も)、虫や生きものの本、お菓子、そして私達が買わないような、フック船長なりきりセットや、なぜかショウミーにまで電池で実験するセットなどが入っていました。ひとつひとつから、義母や義兄のあげる喜びでいっぱいの笑顔が浮かんでくるようでした。

 私達からも細々とあげましたが(デンマーク式はプレゼントは数で勝負です。私も最近はこれにすっかり慣れて、ひとつじゃさみしいと思うようになってしまいました)、今回の目玉は野球セットです。少し前からジジは野球というものを知り、バットを楽しそうに振り回し、ショウミーの友達などにまじって遊んでいたのでちょうどいいかなと思って選びました。

 当日は朝からプレゼントとケーキでお祝いというデンマークスタイルの誕生会をし、その後、ランチから3家族で公園に集合。もちろんジジ、ショウミー、夫、そして子どもの頃野球少年だったというもう一人のパパで、芝生の上でぶんぶんバットを振り、暴投・空振りで大笑いをしていました。ママたちはゆっくり、コーヒーやお菓子をつまみながらお喋りができて、こちらは別の楽しい時間を過ごしたのでした。

 さて、今回の誕生日からの新たな試み、それは手作りカード!デンマークの義母がよく送ってくる手作りのカードは温かみがあって、それだけで心が伝わってくるようなもので嬉しく思っていました。また幼稚園でも毎年誕生日に先生の手作りカードをいただき(子どもが楽しいいろいろなしかけがあります)、これも楽しくて嬉しいものです。それに倣って、私も今年からはカードは作ることにしました。単に切ったり貼ったりするだけの簡単なもので、ここでお見せできるほどのできばえではありませんが、作るのもなんだかとっても楽しかったので、毎年、それぞれに心をこめて一枚ずつ作りたいと思います。

 日々忙しいけれど、こういう手作りが、毎日の家族の生活をあったかく、ほかほかしたものにしてくれるのかな。新しいものを買うことも素敵なことだけど、手作りは心がほんわか・ゆったりして、これまたとっても素敵なものです。

イースターですね

2008-03-20 00:18:28 | デンマークの行事


 もうすぐイースターですね。今年は特にイースターのイベントはありませんが、友人からかわいいカードが送られてきたので飾ってみました。ついでに、ひな祭りのときの桃の枝があったので、卵や鶏を結び、送っていただいたチョコレートなども飾りました。チョコレートは子ども達がこっそり食べて、日ごとになくなっていますが・・・。

 イースターは黄色がテーマ色だそうです。たまたま私の誕生日で夫が買ってきてくれた黄色のチューリップとともに、とても明るい部屋になり、なんだか本当に春の訪れを感じさせてくれますね。桜のせいか、今までピンクが春の色と思っていましたが、今年からは黄色も私の春のイメージ色に加わりました。


フェステラウン 2008

2008-02-11 07:42:12 | デンマークの行事


 この週末、有志が集まってのフェステラウンが行われました。夫と子ども達で「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スペローに扮すると決め、今年は私がちょっと縫い物をしたりする余裕がなかったので、衣装は夫担当でした。(それがちょっと失敗だった。ジャックというよりも私にはちょっと軽いヘビメタ系の女の子に見えた・・・。)私や夫の不要な服を切り、ダンボールで剣やコンパス、銃などの小物を作り、子ども達は本当に大喜びで、着た途端にジャックになりきって、早速戦っていました。

 この戦いからして思ったのだけど、ジジは3歳にしてけっこう剣さばきがいい感じなのです。ジジはさすがに下の子で、センスがあるようです。そして本番の樽たたきでも、ものすごく上手にたたいていました!去年までは私が付き添ってたたいていたのにね・・・。そして、ショウミーは2年連続で猫の王様となりました。

          

 終わったあとはフェステラウンのパンを食べコーヒーを飲んで、ひと時のお喋りを楽しみました。今回は有志で手作りのフェステラウンで、初めてだったこともあり大変なこともあった分、ある意味、子ども達のための心のこもった会になったかもしれないですね。

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 この日はその後、近所に住む友人宅へ。畑を見せてもらい、両親と同居する彼女のお家に行ってお茶をいただいたのですが、彼女のお父さんが実は病気療養中でリビングにずっと座っている状態です。それでお家に上がらないほうがいいかなと躊躇していたのですが、一緒にお父さんが家の庭の花や実を撮った写真を見たり、昔撮った大自然や花々の写真を見せてもらったり、たわいのないお喋りなどをして、突然のにぎやかな来訪にご両親とも喜んでくれたようでした。私も久しぶりにご両親にお会いし、とても嬉しく思いました。
 

 

クリスマス、無事終了!

2007-12-28 00:53:50 | デンマークの行事


 12月はテストが2度あり忙しかったけれど、ちゃんと無事にクリスマスも楽しめました。クリスマス会も2度ほど大きいパーティーに参加し、また我が家でも幼稚園ママたちとのランチパーティー、そしてテスト終了日に行った、少々強行だったけれど楽しかった恒例のパーティーと二度ほど行いました。例年のデンマーク大使館でのクリスマス会が今年は完全に大人向けで参加できなかったことがこころ残りではありますが、テストを抱えつつも、楽しく過ごすことができたかなと思います。

 そして24日はクリスマス本番です。今年はデンマークには行かなかったので、日本でできるだけデンマーク風に祝いました。

 その日は午後からお料理をスタート。夫の母に教えてもらった鴨のレシピを取り出し、おなかに詰め物(りんごとプラム)をして焼いたり、茶色いポテト(お砂糖を焼いてあめ色にしてポテトに絡める)などを作ります。そしてデザートのリスアラマン(お米のおかゆのようなデザート)も母から教えてもらってあったのですが、なぜかレシピを失くしてしまい、これは適当に調べて作りました。(このリスアラマンのレシピは実はすでに2度教えてもらっているのですが、なぜか毎回失くしてしまいます・・・。何ででしょう?)夫と一緒にキッチンに立ち、鴨の焼き具合を気にしながら、手分けをしてお料理を作り終えました。

          
          鴨を切り分けたところ。

 お料理が一通りテーブルに並び、いよいよクリスマスのディナーのスタートです。キャンドルに火をともし家族でテーブルにつくと、華々しさはないけれど、静かな、ヒュグリな気分になりました。私はクリスチャンではありませんが、こうして4人揃って元気にクリスマスのご馳走を食べられること、そしてプレゼントがたっぷりあって子供達が期待に顔を輝かせていることに、神様に感謝したい気持ちになりました。家族の団結が感じられるのが、欧米のクリスマスなのかもしれないという実感を初めて持ったように思います。

 肝心の鴨はものすごーくおいしかったです。焼き具合がちょうどよかったのか、塩加減がちょうどよかったのか、デンマークで食べるときよりおいしかったように感じました。リスアラマンももちろん子供達がアーモンド(今年は生の丸ごとのアーモンドが手に入らず、お菓子で代用したのですが)を食べあてて、プレゼントのお菓子をもらいました。このころになると子供達のプレゼントへのはやる気持ちもマックスとなり、もう待ちきれないようです。

          
          待ちきれずハイになり、おかしなポーズまで取る2人

          
          ツリーの下に置かれたたくさんのプレゼント。

 デンマークの習慣の、ツリーのまわりを手をつないで歌を歌うのもそこそこに、すべてを終えていよいよプレゼントの時間となりました。子供達は大小のたくさんのおもちゃはもちろん、図鑑やいろいろなデンマーク語の本、サッカーシューズ、自転車用ヘルメット、ポケモンカード、DVDなど一人10個くらいのプレゼントをもらいました。このためにファーモアはデンマークから、なんと16キロもの重さの大きなパッケージを送ってきていたのでした。そして夫と私もそれぞれのリクエスト(私はデスク用の引き出し)のプレゼントとサプライズのプレゼントとを交換しました。買うほうはいろいろと大変ですが、やはりプレゼントをもらうのは大人の私もとても嬉しいもので、リクエストのプレゼントは本当に欲しいものなので嬉しいし、サプライズは思いがけないものをもらえて楽しいものです。

 翌日は今度はこちらも恒例の、日本式のクリスマスディナーを行いました。どうしても私が食べたい鶏のもも!そして私が子供の頃に本当に楽しみにしていた、子供用シャンパンを子供達に出し、イチゴの乗った白いクリームたっぷりのケーキ!こちらも懐かしい、私にとっては大切な思い出のディナーです。これを食べて、ようやく今年も我が家のクリスマスが無事に終わったのでした。

クリスマス・クリスマス・クリスマス!

2007-12-13 10:40:31 | デンマークの行事
          今年のアドベンツクランツ


 今年もクリスマスの月、12月となりました。いつもはわりと殺風景な我が家も、12月だけは色とりどりのリビングとなり、なんとなくわくわくするものです。まあ、本場デンマークには及びませんが、それなりに私達もヒュッゲな空間を楽しんでいます。理想はいろいろと毎日、毎週クリスマスの小物などの手作りにいそしんで過ごすことですが、やっぱり今年も手作りできたのはキャンドルだけということになりそうです。

          
          今年のカレンダーキャンドル

          

          
          毎日ひとつずつ開ける、カレンダープレゼント

 デンマークから毎年このカレンダープレゼントが一人に24個、送られてきます。合計48個で、私達がやるとしたら大変ですが、ファーモアやファーボア(おばあちゃんと叔父)にとってはきっと一年をかけて集める楽しいプレゼントでしょう。中身はこれまで開けたところでは、ズボン、レゴ、凧、写真を入れるファイル(忍者タートル&スパイダーマン)、本、そして今朝などはブーブークッションと様々で、子供達は本当に毎朝大喜びです。すべてのプレゼントに必ず何かお菓子も入っているのも、嬉しそうにしています。
 デンマークではあまり貯金をする必要がなく、おそらくファーモアはすべての収入を子供達に捧げているに違いありません(笑)。また特にファーモアは子どもの喜ぶ物を発見するセンスがあるようです。

          

 これはデンマークに住む友人が送ってくれた、星をかたどったカードです。送られてくるときは折りたたまれていて、広げるとこういう形になります。デンマークにはこういう非常にうまく工夫されたカードがあり、いつも感心しています。

 とにかく、子供達にとっては最高に楽しく、大人たちにとっては楽しくも忙しいクリスマスの12月が始まりました。今週末にはどこかで時間を見つけて、私の大好きなクリスマスのお菓子、クライナーを作りたいなあと思っています。そろそろクリスマスの伝統的な鴨の丸焼きを作るため、鴨もお肉屋さんにオーダーしなくてはならないし、まだ子供達のクリスマスプレゼントもすべて整っていないし、夫のクリスマスプレゼントも決まっていないしで、あと10日余り、クリスマスに忙しい毎日ですが、きっとあっという間に終わってしまうのでしょうね。

          

デンマークの子どもサッカークラブに参加 その2

2007-07-01 22:38:33 | デンマークの行事

 さて、ここからがいよいよ練習開始となります。子ども達には1つずつボールがあてがわれ、ゴールに向かって蹴る練習から始まり、親たちが手で丸を作り、バスケットボールのゴールみたいにボールを入れる練習など、15分ほどでプログラムを変えながらいろいろな練習をしていきます。子ども達はかなり息が上がっているのですが、どんどん次のプログラムを課されていくのです。

 日本の同じくらいの年齢の子ども達がサッカークラブで練習する場合、たいてい1時間だと思います。ショウミーが以前行っていたところだど1時間でした。しかもコーチのお話の時間などもあり、走っているのはだいたいその半分くらいではないでしょうか。ところがこのデンマークのクラブでは、ずっと、ずっと、ずーっと走り続けるようなプログラムなのです。(もちろん途中で水飲み休憩などもあるのですが。)私は正直、びっくりしてしまいました。デンマークでは習い事に対しての指導が「ゆるい」と聞いていましたし、私自身のデンマーク人のイメージもかなり「ゆったり」したものでした。ところが目の前で行われている練習は、まさにスパルタ、あの繰り返し言っていた、「楽しんで」というのはどういう意味だったのでしょうか。こんなとき、デンマーク人はやはりバイキングの末裔と思ってしまいます。やるときはやる、ということもありましょうし、根性というのとも違う、どんなことにも負けない強さのようなものを、私は彼らの精神の底に感じることがあるのです。

 この後、ミニ試合のような形の練習をしていましたが、ショウミーはなぜかゴールキーパーがどうしてもやりたく、夫に「デンマーク語でなんと言うの?」と尋ね、自らコーチに言いに行っていました。こういうシチュエーションが、子どものデンマーク語を伸ばしてくれるのでしょうね。そして念願かなってゴールキーパーをやらせてもらったのですが、芝の向こうのほうに立つ我が子を見て、はっとしました。彼の立ち姿が日本人だったのです。兼ねてから、デンマーク人の子どもはちょっとぐにゃぐにゃしているというか、どこかしらびしっとしていないなあと思っていましたが、このとき、日本人の子どもがどんなに「びしっと」躾けられているのかに気づきました。キーバーのボールを待つときの姿勢、座ったときの体育座り、人の話を聞くときに背中を伸ばすなど、幼稚園や日本のサッカーチームの中で、日本人の子ども達は自然にそういうものを身につけさせられているのですね。元々は軍隊から来ており行き過ぎはいけませんが、日本人も悪くないな、なんだか姿勢がいいのは清々しいなと思ったのでした。

 この日の終わりに、「明日着てきてね」とお揃いのTシャツが配られたのですが、そのときコーチの説明が終わるか終わらないかのうちに、皆がわっと群がったのには私をはじめ、夫や義母までちょっとびっくりしてしまいました。西洋はきちんと並ぶ、東洋は秩序がないというステレオタイプはどうやらなくなったのでしょうか。デンマーク人は人を押しのけるイメージはなかったですし、夫も昔はこんなことなかったと言っていたのですが、この10年くらいの間に徐々に変わってしまったのでしょうか?Tシャツは人数分もちろんあったし、同じ物なので、早い者勝ちなどという類のものではありませんでした。日本人もこの10年くらいでだいぶマナーがなくなったと言われていますが、デンマーク人もマナーが悪くなっているのかもしれません。

 さて、そうして2時間みっちり動いたショウミーは、本当にへろへろになってショウミーは家路に着きました。「抱っこ~!」と先ほどの清々しさはどこに行ったのか、蛸のように歩いてはしゃがみ、私に手を引っ張られて悪態をつきながら歩いていたのでした。

 

ジジの3歳の誕生日

2007-06-13 06:12:04 | デンマークの行事

 デンマークに着いてすぐ、ジジの誕生日がありました。ショウミーは7月生まれで夏休みと誕生日が重なるので、今後もデンマークで誕生日を迎えるチャンスがあるかと思いますが、ジジは今回が恐らく最初で最後の、貴重なデンマークでの誕生日でした。

 お決まりの朝起きると山のようなプレゼント、そしてファーモアの作ってくれたケーキを食べました。このファーモアのケーキはスポンジを2個重ね、間にバニラのたっぷり入ったクリーム(バタークリーム?)をはさみ、まわりには生クリームを塗ってあります。日本のケーキのように何もデコレーションせず、ろうそくと旗を立てるだけです。しかし、この味が夫には子どものころから食べているとても特別な味のようです。

(余談ですが、このケーキはしばしば私たち夫婦の間の火種となっています。夫にはあまりにおいしいらしいのですが、結婚して初めての夫の誕生日にはりきって苦手なケーキに挑戦したのに、食べて一言、夫は「あー、でもお母さんのケーキのほうがおいしい」と口を滑らせたのでした。以来、夫のためにはケーキを焼く気になれず・・・。もう一度は今回滞在中、やはりあまりにもおいしいらしく、ランチのパーティー直前に、私がご馳走を朝から必死になって作っているにもかかわらず、このケーキの余りをばくばく食べたのでした。もちろん私は激怒してしまいました。)

 実はこの日は夫の誕生日でもあるのですが(つまり夫とジジは同じ誕生日なのです)、ジジが生まれてからというもの、夫はすっかり脇役になってしまっています。まあ、ジジの笑顔が最大のプレゼントということで、しばし我慢してもらいましょう。

 週末には親戚を呼んで、誕生会を開きました。子ども達はまたたくさんのプレゼントをもらい、遊び相手も来てくれて、本当に楽しかったようでした。