Ｓ.Ｗ.A.T.

むかーしＴＶでシリーズであってました。警察の中でも射撃専門の集団。ちなみにキアヌ・リーブズの出世作「スピード」の主人公もこの一員でした。

サミュエル・Ｌ・ジャクソンとコリン・ファレルが出演していて、アメリカでそこそこヒットしたのですが・・これが面白くなかったんですね。映画館で見た予告ではなかなか面白そうだと思ったのですが、予告編上手く作りすぎ！（笑）
アクション映画って、だいたい展開や見せ場が決まっているから、月並みでもそこそこ楽しめるのですが、これはもう前半が間延びしていて、（一時間たっても事件らしい事件がない！）あくびが出てくるほど。後半は少しましでしたが・・
あまり批判はしない私なんですけど。

イン・ザ・カット

「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督作品。主演はメグ・ライアン。

私の偏見か、好みの問題もあると思うのですが、どうもカンピオン監督の目線についていけない＾＾；「ピアノ・レッスン」はまあ良かったのですが（それでも一部拒否反応場面あり）。
女性特有の概念といったら良いのか、理解できなくはないのですが、どうも私はそれが苦手で、ちょっと押しつけがましく思ってしまう。そこまで見せなくてもとか、そこまでやらなくても、みたいな。
はっきり言って、今回はかなりポルノちっくで、殺人事件との関わりはいったい何？って感じで話がまとまっていない（と思う）。何が言いたかったんだろう？
いや、これはこういう意味よ、って説明出来る方、コメント下さいませ。

ホーンブロワー

イギリスのＴＶシリーズで、ＮＨＫＢＳで以前放送され、お正月に再放送がありました。ビデオは出てないようですがＤＶＤが発売されています。

フランス革命の頃のイギリス海軍。士官候補生として着任したホレイショ・ホーンブロワーが、その卓越した判断力と行動力で、昇進していく過程を描く。

主人公を演じるのは昨年夏公開の映画、「キング・アーサー」でランスロット役を演じたヨアン・グリフィズ。
ピュアで若くて、危険も顧みず自ら危ないことしたり、困っている人を助け、不正には立ち向かい、しかもハンサム、と、つまりとにかくかっこいいのです。出来すぎと思うかもしれませんが、あまり世間を知らない若者が、現実に一生懸命立ち向かい、成長していくのを見るのは実に楽しいものです。それに何といっても、その一生懸命な主人公を、周りの人がみんな応援するので安心して見ていられるのです。もちろん意地悪な人物もいますが、おおむね上官も仲間もみんないい人。
この頃の軍隊ってとても規律が厳しく、しかもやたら紳士的。それを意識して、やや強調されている気もします。この時代の軍隊や戦争のやり方なども、見ててとても興味深く面白いものでした。

ウォルター少年と、夏の休日

「シックス・センス」の名子役、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが成長して登場！

男と休暇を過ごすために、母親に邪魔者扱いされた少年は、初めて会う叔父さん二人のもとに夏休みの間預けられることになる。ところがこの叔父さんたちは、血気盛んな青年たちも真っ青の、ぶっとんだ叔父さんたちであった。

まだまだ元気が有り余ってる老年にさしかかかった叔父さんたちを、マイケル・ケイン（「サイダー・ハウス・ルール」）とロバート・デュバル（「ジョンＱ」）が演じ、絶妙のコンビネーションを見せる。芸達者なハーレイくんには、ちょっと物足りない役かもね。体より先に声が大人になってました。

しかし、チャーミングな叔父様たちです＾＾老年でもお付き合いしてもいいと思います。楽しそう♪

イン・アメリカー3つの小さな願いごと

「マイ・レフトフット」など、感動させる監督、ジム・シェリダン作品。監督とその娘である脚本家が自身の体験を基に描いたもの。

売れない俳優の父が失業して、思い切ってアメリカにやってきたアイルランド人の一家。不法入国しボロアパートに住み、なけなしのお金と希望を持って生活していく。家族には実は一人息子を事故で亡くしていると言う過去があった。

夫婦だけでなく幼い娘たちも喪失感や負い目を感じているが、新しい世界での新しい体験は長女の10歳の娘の目を通して描かれており、その純粋さがあまり話を重くさせず、明るくしています。（ちょっとラストは御伽噺的過ぎるかも）
隣人のマテオ役のジャイモン・フンスーがアカデミー賞の助演男優賞にノミネート。夫婦にはサマンサ・モートン（「マイノリティ・リポート」）とバディ・コンシダイン。娘たちには実際に姉妹であるサラ＆エマ姉妹。