映画時々お酒

心と体に栄養を♪

カンヌ映画祭

2004-05-16 21:28:00 | インポート
フランス語の司会が新鮮。ご年配女優がぞろぞろ出てきて楽しい。ドレスがシンプルでカラフル。エマニュエル・べアールが思いきり可愛く着飾ってて、とっても可愛かった♪
ところで、今回の審査委員長はクエンティン・タランティーノ監督ですが、何と、ソフィア・コッポラと腕組んで登場*(びっくり2)*これは!ビッグ・カップル誕生!? *(驚き)*

コールド・マウンテン

2004-05-16 21:09:00 | 映画
「イングリッシュ・ペイシェント」「リプリー」のアンソニー・ミンゲラ監督作品。主演のジュ-ド・ロウ(「リプリ-」)がアカデミー賞主演男優賞にノミネート、レニー・ゼルウィガー(「シカゴ」)が助演女優賞を受賞した。現在公開中。

牧師である父親と田舎町コールドマウンテンにやってきたエイダ(ニコール・キッドマン)は、無口なインマン(ジュ-ド・ロウ)に心惹かれる。彼とは一度のくちづけを交わしただけだったが、戦争に出征した彼をエイダはひたすらに待ち続け、また彼も、彼女の元へと長い逃避行を続けることになる・・

・・と言う大河ラブロマンスなんですがーうーん・・戦争のシーンも、それに伴う残酷なシーンも、主人公達の周りのキャラクターもきっちり描いてあるんだけど、肝心な二人の心の交流がイマイチ伝わらない為、感情移入が出来なくて、実は感動が薄いんです。
原因の一つは、ニコールが洗練されすぎてて、ちょっときつくて冷たい感じがすることだと思うんですよね。確かにお嬢様役ではあるんですけど。もう少し人間味が欲しいと言うか。
愛する二人が再会出来るか出来ないかって、もっとはらはらどきどきしたり、涙が出てきたりしていいと思うのですが。
「人にはやることがあるから生き延びる」みたいな台詞がありますが、それにしても、都合が良いことがちょっと多すぎかも。ラストも意外性がなくてがっかり。
ジュ-ドは熱演してて、しかもめちゃくちゃ美しいです。
音楽はとても良かったです。
ちなみにロケはルーマニアで行われたそうで、やはりちょっとアメリカには見えないですね。

突発的アメリカ旅行日記その⑦

2004-05-08 17:12:00 | インポート
長々と書いてきましたが、いよいよ最終回です(笑)。

ラスベガスはカジノの町、と言うイメージはもうまったく古くて、メインストリートに並ぶホテルが、それぞれ世界の有名都市をモチーフにした、アミューズメントホテルであり、町全体がテーマパークなんです。もちろんカジノとショーがあるのは当然。通りを歩けば世界旅行気分に。セリーヌ・ディオンのショーから、マジックショー、リバーダンスにシルク・ド・ソレイユ、それにセクシーなショーまで。絶叫マシンもあり、大人から子供まで遊べる、砂漠の一大遊園地。事実、夜でも大通りには人通りが絶えず、観光客だけでなく、週末に遊びに来たと思われる子供連れも多く、すごい賑わいを見せてました。有料のショーだけでなく、通りから見れるホテル主宰の無料のショーもあり、とにかく楽しい。ギャンブルする人もしない人も、十分楽しむことが出来ます。夜のおでかけもOKですが、暗く寂しい場所には当然近づかないことは常識です。

で、今回のラスべガスでの最大の驚きは、大通りで、いわゆるピンクチラシをばしばし配っていたことですねー^^:大きさも内容も、日本のとほぼ同じなんである。そこらへんの街灯にまで貼りつけてあるのも同じ。こーゆーのは世界共通なのか・・(苦笑)

今回覚えた、役に立つ英語が一つ*(星)*。「Plastic or paper?(カードですか、現金ですか?)」

突発的アメリカ旅行日記その⑥

2004-05-05 21:31:00 | 日記
いよいよグランドキャニオンへ。グランドキャニオンツアーは現在いくつか種類がありますので、みなさんお好みのツアーが選べます。私達は、セスナで往復、現地でいったん降りて、バスで移動する、と言うものでした。本当はコロラド川に下りて、下からグランドキャニオンを見る、と言うのがしたかったのですが、残念ながら申しこんだツアーにはそのオプションがありませんでした。

セスナは10人乗り。酔いやすい人は酔い止めを、耳が敏感な方は、しっかりヘッドホンの装着をお薦めします。パイロットの腕次第でかなり揺れるし(相当もどした人がいた)、爆音は半端じゃありませんので。それと、グランドキャニオンは標高が高いので、(着いた時は何と雪がちらほら!)上着のご用意も忘れずに。寒さに我慢出来なかった人は、みんなバス乗り場の土産店でトレーナー買ってしまいました。

飛び立った瞬間から、アメリカの広大な大地が見え、もう興奮状態でカメラのシャッター押しまくり^^;ほーんとにほんとに、はるか彼方まで平らな大地が広がってて、民家など人工的なものは見えないし、大地に映る流れる雲の影が印象的で、水の青さ(と言うか、川は緑色!)がすごくて、谷間や地層の色彩と陰影に感動し、どこを見ても飽きず。

いよいよ、写真で紹介される有名なビューポイントに。もう、まじかで見ると、とても本物とは思えないほど、真っ平らな稜線、鮮やかな色の縞模様の断層、陳腐な表現だけど、まるで絵のようで、現実感がない・・
でもこれが自然の本当の姿なんですね。むき出しの地球の表面が見えてる。

オーシャン・オブ・ファイアー

2004-05-04 11:18:00 | 映画
「ロード・オブ・ザ・リング」ですっかり主役級にのし上がったビゴ・モーテンセン(アラゴルン役)主演の最新作。現在公開中。共演に名作「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフ。

19世紀末。あらゆるレースで勝ち続けるフランクと愛馬ヒダルゴ。しかしある日彼らが届けた郵便がきっかけで原住民の虐殺が行われてしまい、彼はやがて酒に溺れるようになる。
そんな彼の元へ、アラブの馬が世界最高だと言うアラブの族長が現れ、彼はその挑戦を受けるべく、砂漠の国へと旅立つ。
世界最高の馬を決定するレース、それは「オーシャン・オブ・ファイアー(火の海)」と呼ばれる、大砂漠を越える3000マイル(約4800km)にも及ぶ過酷なレースだった・・

原題は「Hidalgo(ヒダルゴ)」でフランクの愛馬の名前。この馬は純血種ではない、混血の野生馬(英語でマスタング)。だから、この馬が強い、と言うことに、アラブの最高の血を受け継ぐ純血種の馬を持つ族長は我慢出来ない。馬に魅せられた人達は、血統にこだわります。実は主人公は、原住民とアメリカ人との混血でした。その混血同士が頑張って行く、と言うのがメインテーマでしょう。
お決まりの悪役(族長の娘と結婚する予定の王子、粗暴な族長の甥、自分の馬が優勝するためには手段を選ばない貴族の夫人←クラシカルな衣装と、砂漠での優雅な生活ぶりがすごい!)も登場し、レースの邪魔をしてくれるけど、実は族長(オマー・シャリフ・・う~ん、すっかり人の良さそうなおじいちゃんに^^;)が西部劇のファンで、主人公をだんだん贔屓していくおかげで、あまりに深刻にもならず。
広大な砂漠の風景に圧倒されます。すごくきれいで、たっぷりと見せてくれます。青すぎる空の対比とか、アラブの衣装や刀を使ったアクションが、砂漠を舞台にしてすごく映えます。
でも何と言っても、主人公は馬のヒダルゴ。実際撮影には似た馬が何頭か使われたらしいのですが、馬の顔のクローズアップが多く、もうその表情(あるんです!)のかわいいこと!しっかり演技してるんですよ~。フランクがレースの前に、「お前の馬は混血だから、ここの牝馬には手を出すな」としっかり釘をさされるのですが、その後フランクが族長の娘や、貴族夫人と会話してるときは、ヒダルゴの顔がアップになり、フランクに、「女には手を出すなと言われただろうが」とまるで言ってるよう。本当にすごいんです。
ちなみにフランクの呼び名は、「Blue child(青い子供)」または「Far rider(遥かなる馬乗り)」。シリアスな設定のキャラなんですが、結構ひょうきんなところがあり、またこういうさすらいのカウボーイと言う役は、彼にぴったりです。
ゴール後に目の前に飛びこんでくる真っ青な海、と言うのが、また最高です。