ネタばれしちゃいけないと思うと、あまり詳しく書けないのですが・・
もう少し補足します。
最終話は前後編でした。
ホームレスや娼婦達の安否を調査していた戦争帰還兵の男は、そこで自分の妹を見つける。しかし妹は行方不明となり、さらに他にも行方不明者が。警察は行方不明者は自らいなくなったのだと事件だとは疑わず、なかなか動いてくれない。男は事件を起こし、自ら逮捕されることによってFBIを調査へと動かす。プロファイルして犯人の自宅を突き止め、踏み込んだFBIと警察は、そこで意外な人物を発見する。そしてやりきれない終幕へと・・
で、この事件解決のあと、自宅に帰ったホッチ(BAUのリーダー、アーロン・ホッチナーの愛称)が・・、となるわけです。
シーズン4は、特に最後のほうの話は、充実した内容でとても見応えがあり、面白かったのです。
登場人物の個性が際立ってきて、その人の人生や考え方がエピソードに上手く反映され、人生の歓びや悲しみを滲ませる話になっていて、引き込まれていきます。
最終話では、どんなに頑張っても犯罪がなくならない現実に疲れかけている、彼らの心理状態が言葉で表わされました。事件は解決しても、その後にはしっかりと敗北感や虚無感が残るのです。それは人間性を変える、ある意味人間性を壊すほどのストレスなのです。
この最終話は、一つの映画になっているといっていい、素晴らしい出来です。
デレク・モーガンの台詞
「7年も仕事のことばっかり考えて、プライベートも投げ打っている。どれだけ俺たちが頑張って働いても、どれだけ優秀でも、悪はなくならない」
アーロン・ホッチナーの台詞
「俺のチームはあと何回地獄を覗き込むことが出来るのだろうか。取り返しのつかない痛手をこうむる前に、あと何回この仕事に取り組めるのだろう」
次回は登場人物の紹介文を書きたいと思います。