映画時々お酒

心と体に栄養を♪

オーバー・ザ・ムーン

2003-03-23 21:20:00 | 映画
タイトルのニュアンスが原題に似てるようで似てない?原題は「A walk on the moon」ー月面歩行の中継が話題だった時、その時の様子そのものを表す意味と、主人公の揺れる気持ちを表している意味があると思われます。邦題だと月の上、ですが、まあ、不安定とか有り得ない、困難と言う感じで、これでもいいのかも。
出てる役者さんでレンタルしました。主演はダイアン・レイン(今年「運命の女」でアカデミー主演女優賞ノミネート)。ヴィゴ・モーテンセン(「ロード・・」のアラゴルン~♪)。

60年代。若くして子供を産み結婚した女は、短調で平凡な日々に飽きていた。そこへ魅力的な男性(ヴィゴ)が現れて、彼と関係を持ってしまい、家庭崩壊の危機に・・

なんて書くと、もう不倫ドラマ以外の何物でもないですね^^;偶然にも、ダイアンは「運命の女」でも不倫する人妻役!「運命の女」をまだ見てないのでちょっと比較できないのですが。
ヌードシーンもありますが、それほどきわどくなく、悲劇的でもなく、妻の倦怠と家族の様子(思春期の娘に、まだ幼い息子、夢を捨てたけれども良きパパである夫)とがバランスよくしっかり描かれている。
男に惹かれていく自分を止められない、だからと言って家族を捨てたいとか言うわけではない、夢ーあこがれーを見つけてしまったので、放したくない。ダイアン熱演。
夫にばれて追求されて、「これからどうするんだ?」。彼女の答えは「わからない」。でも彼は「家族と男とどっちが大事なんだ」とさらに追求・・・この質問はつらい。本当はどちらも大事だから。でも同時に二つを選んではいけない。あなたならどうします?

思春期の娘にアナ・パキン(「ピアノ・レッスン」の娘)。最近大人っぽくなってるけど、この頃はまだ幼さが残ってる。相変わらず上手。「私は間違いなの?」(主人公が10代で最初のセックスで産まれた子だから)と聞かれて、しっかり答える父親(リーヴ・シュライバー)も良し。

アラゴルンやる前のヴィゴだったら、ちょっとハンサム、くらいしか思わないと思うけど、今やヴィゴ=アラゴルンなんで、もう最初の登場シーンで、私はよろめきました^^;

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