映画時々お酒

心と体に栄養を♪

シェフと素顔と、おいしい時間

2004-10-10 22:56:00 | 映画
「レオン」以来、どちらかと言うとアクションづいてるジャン・レノが、捨てられた女に未練のシェフ、ジュリエット・ビノシュが、暴力男となかなか別れきれないメイクアップアーティストで、結構意外な組み合わせ?

お互いに恋人の問題を抱える男女が、悪天候のため空港で一晩を過ごすことになる間に起きる出来事を、ユーモラスに描きながら、人生についても考えさせる。

こういう短時間の何気ない状況での男女の出会いを描くのは、やはりフランス映画の得意技。ほとんど主役の二人の会話で話が進みます。かなりせりふも長く、二人ともしゃべりっぱなしですが、退屈はしません。
関わりたくないと思いつつ、つい困っている人を放っておけなくておせっかいをしてしまい、墓穴を掘るお人よし、っていますよね。でも現実では、それが素敵なラブロマンスに発展することはまずありませんが。それでも、こういうお話っていいなあ、と思います。

エデンより彼方に

2004-10-10 00:29:00 | 映画
ジュリアン・ムーアがアカデミー主演女優賞にノミネートされた作品。

1950年代のアメリカの地方都市。男は男らしく、女は女らしく、夫は夫らしく、妻は妻らしくすることが最高で、人種差別も激しい時代。会社の重役を務めるハンサムな夫、二人の子供、誰もが認める、完璧な妻の役割をこなす美人の妻。それにふさわしい美しい風景を持つ町だが、人々の考えは古く偏見に満ちていた。すべてが完璧であった家庭は、夫が同性愛者であったことが発覚したことで、妻は動揺、庭師の黒人の男性と親しく会話したことから、家庭の崩壊が一気に進む。

時代設定が古いせいもあるけど、話自体も今ではもうありえない・・作ったほうは、たぶんその時代のそういう話の雰囲気を再現したかったのだと思いますが。
しかし、ここまで完璧な家族を用意していて、普通まずありえない事件が起きて壊れていく、となると、もうこれは完璧なメロドラマで。それが悪いと言うわけではないのですが、今更、とも思えます。当時を知る人は感動するでしょうけど、そうでない人には共感しにくいのでは。

最初のほうの見事すぎる紅葉の赤や、登場人物の鮮やかな色の衣装(これも赤が多い)が、強烈に印象に残ってます。

ささやかな企み

2004-10-10 00:08:00 | インポート
半年に一度、会社に献血お願いがやってくる。希望者の欄に誰も書かないので、じゃあ私が、(みんな結構冷たいよねーと思いつつ)と記名したのが始まりだった。会社まで送迎してくれるは、おみやげもらうは、DVDが見れるは、仕事中に行くのでちょっと休憩気分になって言うことなし^^
で、今回ももちろん希望し、いそいそと出かけた。仕事もさぼれるし、また好きな映画見てしまおう・・到着後、いそいそとDVDリストをチェックした。そこへお呼びの声が。
「今回はですねー献血出来ないんですよ」「え?」「ほんの少しですけど、比重が足りないんです。11.5から出来るんですが、11.3なんですね」「はあ・・」

・・こうしてあっさり、私のささやかな企み(楽しみ)は、小数点の差で壊れたのでした*(泣く)*

次回半年後にチャレンジ!*(ニヤ)*