一流のモデルになった女性。
ワリス・ディリーさん。
貧しいソマリアの家庭に生まれ、小さい頃に割礼を受けて高熱を出しながらも生き残る。
13歳になると、60代の男性との結婚が嫌で一人で逃げ出して、数年後バイト先で一流のカメラマンに見初められてモデルの道へ。男性に襲われそうになったり、強制送還されそうになったりと、彼女には試練がついて回る。
彼女が割礼を受けたことは、同じ女性としてとてもショックなことだけど、彼女が13歳で結婚しないで一人で逃げ出すという選択をしたからこそ、一流のモデルになることができたわけで、どんなに絶望的な現状があったとしても、未来は未知数だということを感じずにはいられない。
どういう生き方をするのか?
私はこのビデオをみて、住む家もお金もなかったのに、13歳の彼女が生き残ったことや、一流のモデルになったあとで、女性性器切除について、国連で演説したことに対して、とてもエキセントリックさを感じてしまった。
天は彼女に過酷な運命を背負わせたけれど、彼女の存在が世界中のどこかの国で行われている、女性の割礼の儀式を世界に知らしめて、古い慣習をやめさせる役割を担わせた。
なにも考えないで手に取った『デザートフラワー』
使命のある人間は、いかなる困難が起ころうとも生かされる。