My Favorite 《ゴールデンイーグル&Sleeping lion》

私の好きな有名人、本、食べ物、ちょっと一言、感謝する事、etc

介護保険制度

2011年08月20日 | Weblog

市議会の広報誌を見ていたら、22年度の生活保護費が約94億円だと掲載されていた。人口約30万人の都市で、23年度は100億円を突破するかもしれないという。生活保護世帯の全てが横にスライドするわけではないけれど、数年後介護が必要になる状態に陥ってしまったらどうなるのだろうか。介護の状態によって決められている要支援1.2と要介護1から5までの認定基準。それによって受けられるサービスの範囲が決まってくる。お金がある人は自分が必要とするだけのサービスを利用するだろう。またある人は、最低限必要だと思うサービスを利用するだろう。では生活保護世帯の人達はどうなるのだろうか。制度を利用するだけのお金はあるのだろうか。どこかに制度から取り残されている人達はいないのだろうか。

 

ヘルプマンの中に、介護報酬は介護保険料でまかなう発想を変えない限り介護職員の給料が上がらないとあり、足りないのは総収入で国のバランスシートが初めから間違っていると書かれてあった。この漫画を見ていると介護保険制度は綻びだらけで、行政は現場のことを何もわかっていなくて、利用者のことなど何も考えていないようにすら感じてしまう。これから日本はもっと高齢化が進む。現行の40歳からの介護保険料を徴収するだけでは、総収入が全然足りないと思うのは私だけだろうか。これから先30歳からも介護保険料を徴収するのか、介護保険料を上げていくのか、それとも認定基準を上げて介護者をなるだけ増やさないようにしていくのか・・・

 

今日テレビを見ていたら車椅子ロボットの紹介があっていた。古田貴之氏の2足歩行型車椅子ロボットではなかったけれど、簡単にベッドから車椅子ロボットへと移動していた。

病院の中や屋内だったら一部の人達にも利用出来て便利だろう。以前スーパーの横に電動カートの販売店があり、それを見た私は、これは便利で売れるだろうと思ったけれど、この電動カートを田舎では数回見ても、都市部ではほとんど見ることがなかった。交通量が多い都市部では事故が多くて、普及できないのかなと最近思うようになった。介護の現場にロボットが入るのには賛成だけれど、工場みたいに完全無人化はありえない。でも徘徊を見守るロボットや話し相手をしてくれるロボットはいてもいいと思う。

問題は、生きていることの喜びを介護する側と利用者が感じることが出来る制度になっているかどうかで、介護保険制度が人間の気持ちを置き去りにしていないかどうかだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする