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女性が働くということ(3-1)

2009年01月29日 | Weblog
昨日の続き

家族の誰かが倒れて入院した場合、精神的に強くなり家族を支える人もいる。
介護している人まで病人になってしまったら元も子もないから。
だけど彼女は心労のせいか、体調を壊し病院に通院していた。
症状を聞くと、胃に穴があいているそうで薬を常時服用していた。
それに伴って早退や欠席も増えてきた。
父親の具合も一時退院したかと思うと、救急車で運ばれて、症状が進んでいるみたいだった。
その頃になると彼女の父親の具合が悪いと知られるようになっていたので、
王様の耳はロバの耳じゃないけれど、皆が話していると「彼女の父親は肺がんなのよ」と言いたくなったけれど黙っていた。

ある日 彼女は熱が8度近くあったのに会社に出社して保健室で休んでいたことがある。
彼女は午後から自分で運転して帰るといったが、上司がそんな状態では一人で帰せないと、彼女を車で送って行った。
聞けば会社に来る前から熱があったのに無理をして出社したみたい。
会社に入って1年も経っておらず、早退や欠席が多かったので勤務査定が悪くなることを恐れたのかもしれないし、出社して少しでもお給料を貰おうと思っていたのかもしれない。
あと切られては怖いと思っていたのかも。

父親の病気や自分の病気のことがイッパイ イッパイで、彼女は周りの事が見えていなかった。
彼女はパソコン管理者のフォロー業務をしていたが、早退や欠席が多かったのでパソコン管理者の残業時間が増えて大変そうだった。
以前から彼女に父親のことを上司に相談するように話していたのだが、いい加減 限界だろうと思い上司と部代に彼女の父親がガンで彼女も胃の調子が悪い事を報告した。
結果 上司がフォローすることになり、私もすっきりしたがほどなく彼女の父親は亡くなった。
お葬式で彼女の母親を見ると心労でやつれていた。

その後、人伝で彼女に子供ができ結婚したと聞いた。
父親が残された家族を心配して、新しい命をプレゼントしたのかなと・・・
彼女の場合は、仕事よりも家庭に入った方がいいと思っていたのでよかった。

コメント
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