奇跡のリンゴの作者 木村 秋則さんが福岡で講演会を開く。
日程 2011年3月27日(日)
場所 福岡サンパレス
私が3月13日にチケットを購入した段階では、地震による影響で講演会は中止にはなっていなかったので、このまま何事もなければ当日木村さんに会えるのでどんな話になるのか今から楽しみ。
福岡サンパレスHP↓
http://www.f-sunpalace.com/hall/2011/event_201103.html
奇跡のリンゴの作者 木村 秋則さんが福岡で講演会を開く。
日程 2011年3月27日(日)
場所 福岡サンパレス
私が3月13日にチケットを購入した段階では、地震による影響で講演会は中止にはなっていなかったので、このまま何事もなければ当日木村さんに会えるのでどんな話になるのか今から楽しみ。
福岡サンパレスHP↓
http://www.f-sunpalace.com/hall/2011/event_201103.html
金 美齢さん今月で喜寿を迎えるそうだけれど、とてもそうは見えずにお元気そう。
周りからは平成のいじわるおばさんと呼ばれているみたいだけれど、金さんが会場に現れて皆によく姿が見えるようにテーブルよりも前に出てきて、マイクを持ち話す仕草をみていたらチャーミングな女性で好感が持てた。
なぜ好感が持てたのだろう?
笑顔で登場してこの土地の事を気にいっていると話してくれたからだろうか?
それとも会場に来ている観客に金さん自身が好感を持っていたからだろうか?
会場には赤ちゃんを連れた若い夫婦連れが来ていて、話がしづらいのではと思っていたら金さんは逆に若い夫婦連れが来てくれたことに対して喜んでいた。
講演会の中で、当日の新聞に生活保護の金額が3兆円を超えたという記事が載っていたと話をされた。
派遣村が出来た時に仕事がなくて家もなくて世間の皆が可哀相、可哀相と言ったけれど幾つかの仕事があったにも関わらず、仕事をえり好みして生活保護を選んだ人もいると話をされた。
それに大阪で生活保護を受けている人が、賭博で逮捕された事件もあったそうだ。
金さんはしがらみのない人生を送っていて、自分が正しいと思っていることを発言しているのでストレスがないという。
金さんぐらいになると自分の考えが確立されていて、軸がブレることがないのかもしれない。
一般の人間は私も含めてブレまくりだけれど。
金さんは若い人を妬むことなく育てる方に回っていると話す。
逆説的に言えば若い人を妬んだことがあるのかもしれない。
講演が終ると金さんは花束を貰い、満面の笑顔で手を振りながら退場した。
☆31500円の傘の話。
ある傘の会社にクレームの電話がかかってきた。
一言で言えば、濡れた傘のせいで洋服が濡れるので、そのことに対してのクレームの電話だった。
傘は濡れるもの。
そういう意識が世の中の全員の頭の中にあるから、この人の話すことは筋違いで単なるクレーマーだと思われる。
しかしここの社長はそうは考えなかった。
電話代がかかるのにわざわざ電話をしてきてもらったのだから有難いと。
そのことを考えて最終的には濡れない傘を開発した。
その傘の値段が31500円なのだ。
現在 製造が追いつかなくて2ケ月待ちの状態だそうだ。
クレームに真剣に向き合った結果、新しい商品開発に繋げる。
そういう意気込みが、今の世の中で生き残っていける心構えなのかもしれない。
☆世論の力
尖閣のビデオの件にしても今の世の中これほどまでに世論の力が強くなった時はないそうだ。
政治の方も国民の力で政権交代が起こり、民主党に失望した結果政策が動かないねじれ国会を引き起こした。
職場の一人が「どこが政権を取ろうとも日本は変わらない」と呟いた。
本当にそうだろうか?
この国を良くしようという変革を求める気持ちが一人一人の心の中にあって、少しずつでも行動に移していけば徐々にいい方向へ変わっていくと私は思う。
そういえばタイガーマスクは最近出没していないのかしら?
児童施設にランドセルを届ける。
全国的に広がったのはメディアのせいもあるけれど、一人一人が行動に移した世論の力だと思う。
☆危機管理の鉄則
伊勢の赤福は賞味期限切れの商品を販売して創業の危機に瀕したけれど、ここは危機管理時の対応がよかったと辛坊さんはいう。
それに反して危機管理能力がなかったのが大阪の船場吉兆。
食品の使い回しをしていただけだったら、一部のお金持ちだけが被害を受けていただけで自分達には関係ないからと思っていた大阪市民。
しかし、船場吉兆が記者会見時に弱い立場にあるパートに責任を被せたから市民の怒りを買ってしまった。
辛坊さん曰く、危機管理の鉄則とは
○最高の結果を目指しながら最悪の事態を想定すること。
○何が起きても運命は決まらない。運命を決めるのは次のステップなので対策を考える。
○物事を大きく考えて把握する。冷静に対処するということ。
☆たかじんのそこまで言って委員会
この番組はクレームが多いのでいつ終ってもおかしくない状態だそうだ。
特に日曜日になると、どういうクレームの電話がかかってくるか予測することができるという。
辛坊さんがかかってくるクレームの電話を受けると、ある人物を番組に出すなと言われるそうだ。
クレームの電話を聞いていると、最後にはチャンネルを回すからなと言って切れるそうだ。
その人物が嫌いなのはわかるけれど、それなら最後まで話を聞いてから判断して欲しいとのこと。
辛坊さんはアナウンサーなのにしゃべることよりも話を聞くことの方が難しいという。
聞く方には今まで培ってきた知識もあるし、聞く側にとってわかりやすい言葉で話さないと理解できないからだそうだ。
そんな話の最後に、番組に出るなと言われた出演者は田嶋陽子先生だと判明した。
私は田嶋先生嫌いではないけれど、人それぞれ好き嫌いがあるから仕方ないか。
「たかじんのそこまで言って委員会」で司会をされている辛坊治郎さん。
整理券がなく人が多いだろうと思い開演の一時間前から会場に行くと、早く来たおかげで前から3列目に座ることが出来た。
会場まで読書をしていると開催時間よりも5分前に辛坊さんが登場。
壇上に歩み寄る姿が痛々しい。
だけど観客席からは笑いが起こる。
一言も話していないのに笑いをとった辛坊さん。
ふくらはぎの肉離れをおこしているそうだけど、ここで笑ってしまう観客の心理がよく理解できない・・・
最初に「壇上からすいません」と謙虚な言葉から始まり、ご自身の略歴を語ってくれた。
学生の頃は対人恐怖症だったのに、読売テレビに入社して「お前が一番イケメン」といわれアナウンス部に配属され屋上で一年間毎日8H発声練習をずっとしていたそうだ。
それから「報道から見た日本」というテーマで話し始めた。
アナウンサーということもあり抑揚の付け方や笑いの取り方、話す内容どれもうまい。
官房長官の機密費の用途・菅さんのブレーンの一人はマルクス主義者なので増税になるだろうという話・元柳田法務大臣は学生の頃に寿司屋でバイトをしていたので二つのネタを握れればいい話など、来場している観客誰もが知っている話で笑いをとっていた。
自身も報道に携わっているのに、現在の報道の在り方に疑問をもっているようだ。
公園でアイドルが裸になった事件が一面になるのはおかしいとか、酒井紀子の裁判時に傍聴券を取る為に大多数の人数が並んだけれど、それは報道関係者が雇ったバイトだから何千人並んだという人数は事実だけど真実は別にあるというように。
報道されている事実の中に隠れている真実もあるということ。
表に出てくる数字の裏には、新聞社の意図もあるということに気付かないといけないとのこと。
佳川奈未さんのミラクルハッピー マガジンを見ていたら佳川奈未さんの音声ファイルの紹介があっていた。
佳川さんの本はとてもわかりやすく読みやすくていつも元気をもらっている。
そんな彼女の音声ファイルも聞いたらとても元気になる内容。
NHKを見ていたらなにやら面白そうな講義があっていた。
大勢の学生を前にして白人の男性が壇上を左右に歩きまわり軽快に話を進めていく。
途中から見始めたので話がわからなかったけれど、どうも海で遭難した4人がいて食べるものもなくいつ死んでしまってもおかしくない状態に陥ってしまった。その時に3人の命を助けるために体が弱っている少年を殺して、その肉を食べてしまう行為に対して学生はどう思うかを考えさせるというものだった。
一人の学生は、一人の命の代償よりは3人の命の方が重いと考え3人には家族がいてその人たちの幸せの為に1人を犠牲にすることは致し方ないと発言する。
また一人の学生は体が弱っている少年が皆を助けるために自分が犠牲になってもいいというのなら殺人は許されると発言する。
またある一人は少年が結婚したら子供も生まれるので数の論理には矛盾があると主張する。
議題が変わりイチローとオバマ大統領の収入の話になる。
オバマ大統領の方が国の仕事をしているのに、イチローの収入の方が高いのはおかしいのではないかと話す。
しかし学生の一人は、イチローは皆に娯楽を与えているので相応の金額をもらっているのではないかと発言する。
日本の大学生は自分の主張を大勢人がいる前でも臆することなく発言していく。
それを聞いているとまだ学生なのにとても自己が確立されていて論理的に自分の思っていることを話すので感心してしまった。
色々な意見が出てサンデル教授がどういうふうな結論に持っていくのかが不思議だった。
最初の方に発言した学生が、海で遭難した4人のうちの一人を殺して肉を食べると主張したが、最後の方でサンデル教授が話を進めて彼は極悪人のままでは終わらせずいい人にしてしまった。
反対意見が出てもお互いを対立させないで話を進めていくことが出来て、サンデル教授はとても頭の回転が速くどんな意見にも対応できて興味深い人だと思った。
学生それぞれが持っている意見。
誰の発言が正しくて誰の発言が間違っているかは判断できない。
その人の育ってきた環境や価値観が違うから。
日本人は私も含めて感情的になりすぎて、偏った主張をしてしまうので冷静に話をしていくことが大切なのだと改めて感じた。
しかし話し合いが出来ないことも多々あるけれど・・・
次は12月26日(日)18:00-19:00からで内容は「戦争責任を議論する」