孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

居酒屋のジントニック

2015年04月04日 | 日記
勤め先の連中20人くらいで飲み会を開いた。居酒屋の2時間飲み放題というコースを選んだので、みなさんジャンジャン飲んでくださいと幹事の青年は威勢がよかった。

何気なくメニューを見ていたら、2時間飲み放題のコースは、ひとり3500円とあったが、なぜか事前に5000円を徴収されていたのには少し納得がいかなかったが、まあ細かいことは言わず太っ腹のフリをした。

4人がけの小部屋から、4~50人は座れる大部屋まである雑居ビルの中の居酒屋だった。掘りごたつ式のテーブルなので、最近痛み出した右膝には負担が少なくて、大変気に入った。それから、久々のジントニックが結構マシな味だったのはよかった。

店員の女性アルバイトと新人らしい男性アルバイトが注文を聞いては飲み物を運んでいたが、どう見ても男の方の動きが鈍かった。飲み物をオーダーしてから運ばれてくるまでの時間が掛かりすぎるのも気になった。

誰かが、あの男はまだ未成年だよな、と言ったので、年齢当てゲームみたいになり、出揃ったところで、飲み物を運んできた本人に何歳か聞いてみたところ、答えは「15歳」であった。全員が「ええーっ!!」とのけぞった。

どうりで、応対が子供っぽかったわけだ。「いや、歳が若くても、店側がしっかりと教育しなくてはいかんよ。」と誰かが言うと、「さっき、鍋の中のきのこの種類を聞いたら、知りませんって返事だったもんな。分かりませんので、ただ今確認してきます。って言うべきだよ。知りません、はまずいよ。」と別の人が言った。

それに同調する意見がいくつか出た後で、誰かが、「でも15歳でアルバイトとはなかなか感心だよな。」と言うと、全員が妙に納得して静かになった。宴会は結局2時間半続いたが、追加料金は請求されなかったようだった。

私は、結局好きなジントニックを7杯ほど飲んで、帰りは見事な千鳥足になってしまったのだった。


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