孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

おいしかった、昭南島のサンマ定食

2015年02月17日 | 日記
シンガポールに赴任する前には、上司から、あっちは食費がかからないからお金は使わないよ。日本円で400円くらいで世界中の料理が楽しめるフードコートが街中にたくさんあるから、と何度も強調された。

赴任してみると、確かにフードコートがたくさんあって、屋台が集まったような小さな店が密集した食堂で、いろいろな料理を楽しめることはわかった。毎日違う物を食べても、全部経験するのに何ヶ月もかかるだろうなと、わくわくしたものだ。

しかし、1週間で飽きた。それに昼食時は凄い混みあいで、ゆっくり食事を楽しむことは不可能であることが分かった。時間をずらして、少し早めに行ったり遅くしたりしたが、いつも混んでいる。一日中混んでいるのだ。あの国の人達は、一日中食べているようだ。朝食・昼食・夕食の区別がないようだ。嘘みたいに、一日中混みあっている。

それに、一品の量が私には少し少なすぎて物足りない。飲み物や果物を頼むと、結局1000円以上になることもわかった。決して安くはない。長くいる人に言わせると、ああいうフードコートでは非常に質の悪い油を使っているから、体に良くないらしい。まさか中国のように、ドブをさらって油を再製していることはないだろうが、厨房が見えないので何とも言えない。

結局、比較的すいている日本食のレストランやラーメン店で高い昼食をとることになる。デパートの地下に小さな日本食食堂があった。食堂といっても、カウンター席が6~7席と小さなテーブルが2つほどで、魚料理が中心の定食屋である。

確か、日本の水産会社が出店している店で、ここの秋刀魚定食はおいしかった。週2~3回は通っていた。秋刀魚の焼き魚にサラダ、味噌汁が付いていて、日本円で1000円くらいだったと思う。客の7割くらいはシンガポール人で、秋刀魚をグチャグチャに突付いて食べていた。

シンガポールには二度と行く気はしないが、あそこの秋刀魚定食はもう一度たべてみたい。


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