孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

非難する相手を間違えるなよ。

2015年02月06日 | 日記
日本人なら誰でも日本が好きだと思っていたが、それがそうでもないらしい。多分テレビばかり見ていたら、そんなことは気付かなかったかもしれないが、最近はテレビよりインターネットを介して情報を得ることが面白くて、新聞やテレビの言うこととのギャップに驚きを感じながらながら、感心する事が多い。

例えば、先月から大騒ぎしていた中東の人質事件に関しても、二人が殺されて落着したかと思った途端、安倍総理を責任追及するような、まるで二人の日本人を死なせたのは安倍総理であるかのような意見をテレビで自慢げに披露する学者や評論家、政治家が後を絶たない。

今回の人質事件は、最初からあんなところにノコノコ出かけていった方が悪いに決っていると、ずうっと思っていた。中東で難民の子供の可愛そうな情景をレポートするくらいなら、中国がチベットやウイグルでどんな悪さをしているかを報道して欲しかった。

余程法外な報酬を目の前にチラつかされ、それに目がくらんだのか、さもなければ人間話せば分かるものとかいう能天気なお方だったのか・・・。自分でも危険な地域に潜入する際、数億円の保険に加入していたそうだから、ある程度死を覚悟していたのではあるまいか。

そして、予想通り殺された後、テレビに出る学者や評論家各氏の多くは、安倍総理の行動が人質事件を誘発した、身代金を払えば二人を助けることは可能だった、ジャーナリストの使命は欠かせないものだ云々かんぬん・・・・。聞いていてあきれ果ててしまう発言を神妙な顔つきでお述べになっていた。

私が、この感情はどこかで以前抱いたことがあったなあと思ったが、そう、それは広島の平和公園の記念碑に彫られた言葉を知ったときの感情だった。原爆を落とされて瞬時のうちに非戦闘員の市民数万人が無残に殺された。当時も今もあってはならない犯罪行為である。

それなのに、公園の記念石碑には、「安らかにお眠りください。過ちは繰り返しませぬから。」と彫られていて、作者は後半の文の主語は原爆を落とした米国ではないと言っているそうだ。原爆を落とされたのは日本が悪いからだと言いたいのだろうか?

金のために人質を殺すのもいとわないテロリストより、安倍総理の責任を問う人たちは、明らかに自分とは信条が異なる人たちだなあと嘆息する。


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