特に悩んでいる時でなくとも、私は何となく迷いを感じたら、神社に参拝することにしている。お寺ではなく神社である。
お寺でも神社でもどちらでもいいではないかというと、私は絶対にお寺は敬遠する。その神秘さの度合いがまるで違うからである。
今や檀家制度などまるっきり崩壊していると実感している私だが、その要因の一つは、寺のサイドビジネスにある。
檀家制度など有名無実となったので、寺の経営も大変だろうから、サイドビジネスは仕方ないとしても、土地を取得して霊園ビジネスを始めた、その霊園の広告看板を見ると、宗派不問、ペット用墓地あり、などと、その無節操小國ぶりにドン引きしてしまった。
しかもその霊園の奥の方には、馬鹿でかい一角に十字架が掘られた墓石があって、もう見るのもうんざりしたほどだった。
そういう俗っぽさがまだ少ない神社は、真剣に参拝する気にさせてくれるのだ。
特に悩み事というほどの物ではないが、今日、参拝してきた。年に4~5回は参拝する、遠州古代の森、小國神社である。
自宅から車で40分ほどかかるが、参道の雰囲気が好きだし、大きな駐車場もあるので、近隣ではお気に入りの神社である。
小國神社鳥居
ところが、今日は午前10時ころだというのに、駐車場はかなり混雑していた。駐車場案内をしていた老人に聞いたところ、「七五三」なんですよ、と教えてくれた。「今日はまだいい方で、紅葉の時期は、1時間待ちになりますよ。」とのことだった。
本殿は厳かだ
この小國神社に祀られているのは、だいこくさまこと、大国主命(おおくにぬしのみこと)である。あの因幡の白兎の話は、今の学校では絶対に教えないだろうから、子供たちは知らないだろうが、私の子供の頃は、母親が歌で教えてくれたものだった。
因幡の白兎と大国主命
参拝を終えると、私はいつも決まったところでおみくじを引くことにしている。特に何か気になる項目はないのだが、表書きの一言が、味があるのでいつも最初に見ることにしている。ちなみに、今日のおみくじは、18番の大吉だった。
悪い気はしない「大吉」18番
今日の「言」は・・
『白圭のカケたるは なお磨くべし コノ言のカケたるは為(おさ)むべからず』
意味は、【白い宝石は、傷ついてもまた磨けば美しさを取り戻す しかし、ひとの言葉は一度口に出すと もう取り返しがつかない】 つまり、口は災いの元、ということらしい。 いいじゃないか・・・。胸にグサッときた。
参道の杉の大木は、いかにも「古代の森」といった趣で、神秘なムード満点である。そこを見込んでか、黒澤明の遺作、映画「雨上がる」のロケ地に選ばれていた。
大井川のシーンもあるが、この小國神社で撮られたシーンは、主人公の居合い修行の一場面であった。
緊張感溢れる場面だった
小國神社からちょっと離れたところの道路沿いにあるお茶屋さん、大田茶園にある大きな急須は、始めてみる人を驚かすこと間違いない。
大田茶園の大急須
暑くもなく寒くもない、七五三日和。おみくじも大吉で、いいことずくめの参拝であった。
お寺でも神社でもどちらでもいいではないかというと、私は絶対にお寺は敬遠する。その神秘さの度合いがまるで違うからである。
今や檀家制度などまるっきり崩壊していると実感している私だが、その要因の一つは、寺のサイドビジネスにある。
檀家制度など有名無実となったので、寺の経営も大変だろうから、サイドビジネスは仕方ないとしても、土地を取得して霊園ビジネスを始めた、その霊園の広告看板を見ると、宗派不問、ペット用墓地あり、などと、その無節操小國ぶりにドン引きしてしまった。
しかもその霊園の奥の方には、馬鹿でかい一角に十字架が掘られた墓石があって、もう見るのもうんざりしたほどだった。
そういう俗っぽさがまだ少ない神社は、真剣に参拝する気にさせてくれるのだ。
特に悩み事というほどの物ではないが、今日、参拝してきた。年に4~5回は参拝する、遠州古代の森、小國神社である。
自宅から車で40分ほどかかるが、参道の雰囲気が好きだし、大きな駐車場もあるので、近隣ではお気に入りの神社である。
小國神社鳥居
ところが、今日は午前10時ころだというのに、駐車場はかなり混雑していた。駐車場案内をしていた老人に聞いたところ、「七五三」なんですよ、と教えてくれた。「今日はまだいい方で、紅葉の時期は、1時間待ちになりますよ。」とのことだった。
本殿は厳かだ
この小國神社に祀られているのは、だいこくさまこと、大国主命(おおくにぬしのみこと)である。あの因幡の白兎の話は、今の学校では絶対に教えないだろうから、子供たちは知らないだろうが、私の子供の頃は、母親が歌で教えてくれたものだった。
因幡の白兎と大国主命
参拝を終えると、私はいつも決まったところでおみくじを引くことにしている。特に何か気になる項目はないのだが、表書きの一言が、味があるのでいつも最初に見ることにしている。ちなみに、今日のおみくじは、18番の大吉だった。
悪い気はしない「大吉」18番
今日の「言」は・・
『白圭のカケたるは なお磨くべし コノ言のカケたるは為(おさ)むべからず』
意味は、【白い宝石は、傷ついてもまた磨けば美しさを取り戻す しかし、ひとの言葉は一度口に出すと もう取り返しがつかない】 つまり、口は災いの元、ということらしい。 いいじゃないか・・・。胸にグサッときた。
参道の杉の大木は、いかにも「古代の森」といった趣で、神秘なムード満点である。そこを見込んでか、黒澤明の遺作、映画「雨上がる」のロケ地に選ばれていた。
大井川のシーンもあるが、この小國神社で撮られたシーンは、主人公の居合い修行の一場面であった。
緊張感溢れる場面だった
小國神社からちょっと離れたところの道路沿いにあるお茶屋さん、大田茶園にある大きな急須は、始めてみる人を驚かすこと間違いない。
大田茶園の大急須
暑くもなく寒くもない、七五三日和。おみくじも大吉で、いいことずくめの参拝であった。
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