孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

キターーーッ!の人!

2015年08月22日 | 日記
TBSの世界陸上といえば、織田裕二というくらい定番の司会者になったが、私は正直言って陸上競技にはまったく興味も関心も無い。

無いがしかし、この番組を見たくなるのは、織田裕二が司会をするからである。



しかし、織田裕二本人にもまったく興味がない。無いどころか、彼は黒澤明の椿三十郎を演じて、そのひどい演技で実力の無さをさらけ出した、大根役者だと思っているくらいだ。

なぜ、この世界陸上を見たくなるかといえば、それは山本高広が面白いからだ。



もう大分前だったが、夜遅くテレビを付けたら世界陸上をやっていて、司会者がやたらと声を裏返して興奮して、選手の名前を連呼しているところだった。外国人選手の名前が次々と出てきて、相当な陸上オタクだとわかった。

それが、織田裕二で、それまでどちらかと言えば陰気なムードの陸上競技の印象を明るいものに変えてしまった方だと思う。

それを後押ししたのが、モノマネ芸人の山本高広だった。



織田裕二の目薬のCMを真似したりするのだが、何といっても世界陸上の司会をする織田裕二を真似るのが、最高に面白く、これはその場面を実際に見ていなくても、「いかにも織田裕二・・」といったモノマネが受けるのではないだろうか。

日本選手の為末 大が期待はずれに終わったとき、興奮気味に応援していた織田裕二はその結果に大きく落胆して、「あぁぁ、何やってんだよ、、タメッ・・・・」と言う。

為末選手と親しいから、『タメ』と呼んじゃったのだろうけど、山本はそこを切り取ってネタにしてバカ受けしたのだった。これが好きだった。

それ以来、私もそういう眼でこの世界陸上の司会を見るようになって、益々楽しくなったものだが、なんでも織田本人はモノマネされるのが気に入らないらしい。



子供たちに、「あっ、キターッの人だ!」といわれたのが、俳優のプライドを傷つけたそうで、せめて芸名を言って欲しかったみたいだった。

しかし、モノマネされることは名誉なことだと考えるべきだと思う。何しろ黙っていても、自分のことを宣伝してくれるわけだから、そこは変なプライドは捨てた方がいい。

もっと、もっと興奮した実況をお願いしたい。そして、山本高広氏には思う存分織田裕二のモノマネで日本中を笑わせて欲しいものだ。

私は今でも、目薬売り場に行くとまず思い浮かべるのが、あの「キターーッ」の目薬CMなのだから。



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