武田邦彦さんという方の言論は、いつも大変興味深い。理工系出身の方なので、話すことはいつも理路整然としていて、データを基に解説してくれるので説得力がある。
愛知県の中部大学の特認教授という肩書きで、最近はネットの動画サイトなどでよく見かける。話す内容が、世間の矛盾をズバッと衝くので、テレビ番組からは敬遠されるタイプの評論家のようだ。
武田邦彦さん
7月号の「正論」というオピニオン誌を本屋で立ち読みしていたら、武田さんの「禁煙、魔女狩り条例」というコラムがあり、読み始めて面白かったので、迷わずレジに持ち込んで買い求めた。
「よし!買おう!」と思ったのは、コラムの書き出しを立ち読みしたからだった。
曰く・・・
『東京都の受動喫煙防止条例は小池ユリ子都知事の指導に夜が、小池知事は環境大臣時代に「クールビズ」を実施、ネクタイを追放したが、自らは長いスカーフを愛用するなど、到底、環境などを考えているのではない人物であることは多くの人が認めるところである。』
私もこの都知事に関しては、都知事選挙の時から、胡散臭いお方であまり隙ではなかったけれど、どうせ都知事になっちゃうんだろうな・・・と思っていたら、その通りになって、その後は周知のとおりである。
得意がってカタカナ語を連発して、私が最も嫌うタイプの一人であった。
コラムのスタートで思わず膝を打ちたくなるほど共感したので、ただこのコラムをゆっくり読みたいが為に衝動買いしてしまった。
私は禁煙してからもう20年ほどになるが、以前は日に40本は吸うほどのヘビースモーカーであった。今では体からニコチンがすっかり抜けてしまって、まったく吸いたいと思わなくなったどころか、たばこの臭いを嗅ぐと気持ちが悪くなってしまう。
勝手なもので、たばこの値上げなどは他人事で、いっそのこと一箱1000円くらいにすればいいのに、などと思っている。
吸っていた当時は、喫煙が健康にとって良くないと言われれば、否定はしなかったが、ただ漠然と本当なのか?という疑念は抱いていた。
というのは、私の尊敬する祖父は、私が物心ついた頃から、キセルで刻みたばこを器用に吸っていた。今の大きな火鉢の横が祖父の指定席で、キセルを片手に紫煙をくゆらせる祖父の姿は、その匂いと共にいまだに記憶の片隅にある。
その内、祖父は刻みたばこから、ハイライトに変り、セブンスター、チェリーなどころころたばこの銘柄を変えていった。なぜ詳しいかというと、私はよく近所のタバコ屋に買いに行かされていたからだった。
あれだけ吸っていた祖父は、確か79歳まで生き、癌でも肺炎でもなく、老衰で息を引き取った。
武田先生のコラムによると、40年前の日本人男性の喫煙率は約80%で、年間の肺がん死の数は、約750人だったそうだ。(厚生労働省発表の統計情報による)
そして、最近の統計情報では、平成28年の喫煙率は30%、肺がん死は約5万4千人となる。
統計情報に基けば、喫煙率が約3分の1になったが、肺がんで死ぬ人は72倍に増加したことになる。
女性の場合は、喫煙率が40年前から平成28年で、15%から10%と微減だが、肺がん死の数は、200人から2万人と、100倍に増えている。
世の中は喫煙は健康を害すると囃し立てて、分煙化が進んで、女性は副流煙に晒されることが減ってきているはずなのに、女性の肺がんは急増しているのである。
以上のことから、「たばこの煙と肺がんには因果関係がある」と仮定すると、『たばこの煙に暴露されると、肺がんは抑制される』ということになるわけだ。
武田先生は、ソーラーパネルによる太陽光発電のまやかしも勇気を持って暴いていることで、有名だ。
つまり太陽光パネルを作るためには、その太陽光パネルが発電する元気エネルギーの4倍のエネルギーを必要とするらしい。つまり石油の消費量は増えるわけだから、エコでもなんでもないわけだ。
さらに、ペットボトルの資源リサイクルに要するエネルギーを石油に換算して計算すると、石油からペットボトルを製造するのに費やすのに対して、約3.5倍の石油をリサイクルして粉砕して再製造する場合に要するらしい。
武田先生が実態調査したところ、それは3.5倍どころではなく、7倍以上であったというから、驚いた。
どうも、専門家やその筋の学者たちはみんなこういうことを知っているのだが、補助金や研究費欲しさに、口をつぐんでいるのだそうだ。
Youtube などでも盛んに再生されている武田先生の動画は、NHKでは絶対にほうそうしないだろう。
みなさん、情弱(情報弱者)にならないように、一度ご覧になってはいかが?
愛知県の中部大学の特認教授という肩書きで、最近はネットの動画サイトなどでよく見かける。話す内容が、世間の矛盾をズバッと衝くので、テレビ番組からは敬遠されるタイプの評論家のようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/7a/91bd1e4bd541ea97e5a2925345985f94.jpg)
7月号の「正論」というオピニオン誌を本屋で立ち読みしていたら、武田さんの「禁煙、魔女狩り条例」というコラムがあり、読み始めて面白かったので、迷わずレジに持ち込んで買い求めた。
「よし!買おう!」と思ったのは、コラムの書き出しを立ち読みしたからだった。
曰く・・・
『東京都の受動喫煙防止条例は小池ユリ子都知事の指導に夜が、小池知事は環境大臣時代に「クールビズ」を実施、ネクタイを追放したが、自らは長いスカーフを愛用するなど、到底、環境などを考えているのではない人物であることは多くの人が認めるところである。』
私もこの都知事に関しては、都知事選挙の時から、胡散臭いお方であまり隙ではなかったけれど、どうせ都知事になっちゃうんだろうな・・・と思っていたら、その通りになって、その後は周知のとおりである。
得意がってカタカナ語を連発して、私が最も嫌うタイプの一人であった。
コラムのスタートで思わず膝を打ちたくなるほど共感したので、ただこのコラムをゆっくり読みたいが為に衝動買いしてしまった。
私は禁煙してからもう20年ほどになるが、以前は日に40本は吸うほどのヘビースモーカーであった。今では体からニコチンがすっかり抜けてしまって、まったく吸いたいと思わなくなったどころか、たばこの臭いを嗅ぐと気持ちが悪くなってしまう。
勝手なもので、たばこの値上げなどは他人事で、いっそのこと一箱1000円くらいにすればいいのに、などと思っている。
吸っていた当時は、喫煙が健康にとって良くないと言われれば、否定はしなかったが、ただ漠然と本当なのか?という疑念は抱いていた。
というのは、私の尊敬する祖父は、私が物心ついた頃から、キセルで刻みたばこを器用に吸っていた。今の大きな火鉢の横が祖父の指定席で、キセルを片手に紫煙をくゆらせる祖父の姿は、その匂いと共にいまだに記憶の片隅にある。
その内、祖父は刻みたばこから、ハイライトに変り、セブンスター、チェリーなどころころたばこの銘柄を変えていった。なぜ詳しいかというと、私はよく近所のタバコ屋に買いに行かされていたからだった。
あれだけ吸っていた祖父は、確か79歳まで生き、癌でも肺炎でもなく、老衰で息を引き取った。
武田先生のコラムによると、40年前の日本人男性の喫煙率は約80%で、年間の肺がん死の数は、約750人だったそうだ。(厚生労働省発表の統計情報による)
そして、最近の統計情報では、平成28年の喫煙率は30%、肺がん死は約5万4千人となる。
統計情報に基けば、喫煙率が約3分の1になったが、肺がんで死ぬ人は72倍に増加したことになる。
女性の場合は、喫煙率が40年前から平成28年で、15%から10%と微減だが、肺がん死の数は、200人から2万人と、100倍に増えている。
世の中は喫煙は健康を害すると囃し立てて、分煙化が進んで、女性は副流煙に晒されることが減ってきているはずなのに、女性の肺がんは急増しているのである。
以上のことから、「たばこの煙と肺がんには因果関係がある」と仮定すると、『たばこの煙に暴露されると、肺がんは抑制される』ということになるわけだ。
武田先生は、ソーラーパネルによる太陽光発電のまやかしも勇気を持って暴いていることで、有名だ。
つまり太陽光パネルを作るためには、その太陽光パネルが発電する元気エネルギーの4倍のエネルギーを必要とするらしい。つまり石油の消費量は増えるわけだから、エコでもなんでもないわけだ。
さらに、ペットボトルの資源リサイクルに要するエネルギーを石油に換算して計算すると、石油からペットボトルを製造するのに費やすのに対して、約3.5倍の石油をリサイクルして粉砕して再製造する場合に要するらしい。
武田先生が実態調査したところ、それは3.5倍どころではなく、7倍以上であったというから、驚いた。
どうも、専門家やその筋の学者たちはみんなこういうことを知っているのだが、補助金や研究費欲しさに、口をつぐんでいるのだそうだ。
Youtube などでも盛んに再生されている武田先生の動画は、NHKでは絶対にほうそうしないだろう。
みなさん、情弱(情報弱者)にならないように、一度ご覧になってはいかが?
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