神社の掃除と新年を迎える準備に出かけて帰ってくると、玄関にかわいいスニーカーがそろえてあったので、初孫なっちゃんたちが来ているのがわかった。
なんでもケーキを家で作ってきたので、みんなで食べるのだそうだ。
先日、体験学習でひらがな学習の塾に行ってきたら、ほとんどひらがなは読み書きできるので、先生が「これじゃ教えることがないわ・・」とこぼしていたと、お母さんが笑いながら話してくれた。
同年代の子は、せいぜい自分の名前を書けるくらいなのだそうだが、なっちゃんはひらがなはほぼマスターして、今はカタカナに興味が移り、電卓を叩きながら数字を読むのを楽しんでいる。
まだ10の位と1の位の意味が分からず、14を41を混同している様子だ。
居間にある小さな本棚に並んでいる本にも興味があるようで、国語辞典や英和辞典を暇つぶしにパラパラ見ていることがある。
妹のカナちゃんは、ポケット時刻表がお気に入りで、ページをめくっては列車の時刻を調べ、まるで旅行の計画を練っているようで、おばあちゃんはよく「カナちゃん、こんどはどこに旅行に行くの?」とからかわれているのが面白い。
その本棚の端っこに、なぜか英語の絵本が並んでいるのをなっちゃんが見つけた。
『Slanguage』というタイトルのページ数わずか90ページ足らずの絵本だ。
文字通り、Slang と language をくっつけた造語で、面白い慣用句をかわいい絵と短い文でで解説している。
表紙の絵は、「Cart before the horse 」という慣用句で、「馬の前の荷車」、つまり「本末転倒」「前後あべこべ」という意味を表す言い方を絵で説明している。
他にも犬や猫が天からたくさん降っている絵があって、それは「rain cats and dogs」つまり、「ドシャ降りの雨」という意味の慣用句を表している。
表紙の裏側に、「Something to "tickle your funnybone", Always Kathy Tracy」
Merry Christmas 1979 と手書きされている。
Kathy Tracy 先生は、私が滞米中に受けた英語クラスの先生で、メモの意味は「これはあなたの笑いのツボをコチョッとくすぐる本です。」といった意味で、1979年のクリスマスプレゼントに先生から戴いたものだった。
当時は英語クラスといってもあまりにも内容が基礎的で、私は退屈で仕方なかったので、米国のテレビのCMを真似したりして授業の邪魔をしたものだった。
たまにその絵本を手にすると、たちまち35年前にタイムスリップできる。
なっちゃんは、絵本の絵がかわいいので気に入ったらしく、本を持ってきては「おじいちゃん、ここになんて書いてある?」と聞いてくる。
猫が内ポケットに挟んだ舌を見せて、にっと笑った絵が気に入ったらしい。
Cat got your tongue ? という表現は、寡黙な人に対して「どうしたの?猫に舌を取られたの?」と言ってからかう時の常套句である。
なっちゃんにこれを説明するのは難しいので、そこは適当に誤魔化すのだが、なっちゃんは納得するまで次々に質問してきて私を困らせる。
好奇心旺盛な5歳のなっちゃんである。
なんでもケーキを家で作ってきたので、みんなで食べるのだそうだ。
先日、体験学習でひらがな学習の塾に行ってきたら、ほとんどひらがなは読み書きできるので、先生が「これじゃ教えることがないわ・・」とこぼしていたと、お母さんが笑いながら話してくれた。
同年代の子は、せいぜい自分の名前を書けるくらいなのだそうだが、なっちゃんはひらがなはほぼマスターして、今はカタカナに興味が移り、電卓を叩きながら数字を読むのを楽しんでいる。
まだ10の位と1の位の意味が分からず、14を41を混同している様子だ。
居間にある小さな本棚に並んでいる本にも興味があるようで、国語辞典や英和辞典を暇つぶしにパラパラ見ていることがある。
妹のカナちゃんは、ポケット時刻表がお気に入りで、ページをめくっては列車の時刻を調べ、まるで旅行の計画を練っているようで、おばあちゃんはよく「カナちゃん、こんどはどこに旅行に行くの?」とからかわれているのが面白い。
その本棚の端っこに、なぜか英語の絵本が並んでいるのをなっちゃんが見つけた。
『Slanguage』というタイトルのページ数わずか90ページ足らずの絵本だ。
文字通り、Slang と language をくっつけた造語で、面白い慣用句をかわいい絵と短い文でで解説している。
表紙の絵は、「Cart before the horse 」という慣用句で、「馬の前の荷車」、つまり「本末転倒」「前後あべこべ」という意味を表す言い方を絵で説明している。
他にも犬や猫が天からたくさん降っている絵があって、それは「rain cats and dogs」つまり、「ドシャ降りの雨」という意味の慣用句を表している。
表紙の裏側に、「Something to "tickle your funnybone", Always Kathy Tracy」
Merry Christmas 1979 と手書きされている。
Kathy Tracy 先生は、私が滞米中に受けた英語クラスの先生で、メモの意味は「これはあなたの笑いのツボをコチョッとくすぐる本です。」といった意味で、1979年のクリスマスプレゼントに先生から戴いたものだった。
当時は英語クラスといってもあまりにも内容が基礎的で、私は退屈で仕方なかったので、米国のテレビのCMを真似したりして授業の邪魔をしたものだった。
たまにその絵本を手にすると、たちまち35年前にタイムスリップできる。
なっちゃんは、絵本の絵がかわいいので気に入ったらしく、本を持ってきては「おじいちゃん、ここになんて書いてある?」と聞いてくる。
猫が内ポケットに挟んだ舌を見せて、にっと笑った絵が気に入ったらしい。
Cat got your tongue ? という表現は、寡黙な人に対して「どうしたの?猫に舌を取られたの?」と言ってからかう時の常套句である。
なっちゃんにこれを説明するのは難しいので、そこは適当に誤魔化すのだが、なっちゃんは納得するまで次々に質問してきて私を困らせる。
好奇心旺盛な5歳のなっちゃんである。