まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

梅日和 少しとぼけた お茶の味

2020年01月18日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 高松市東部地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は1度から11度、湿度は87%から68%、風は1mから3mの西の風が少しばかり。明日の19日の香川県は、高気圧に覆われて晴れるが、気圧の谷や寒気の影響で、昼過ぎから雲が広がる見込みらしい。

 

 啓子ばぁや徹君らが帰るとすぐに、午後の当番らしく、ビーバー・みずほがやってきた。今回は正式な「担当看護師」ではないが、この日は、午後から夕食を経て、翌日の朝までの担当になってくれて、思い出話やこれからのことなんぞを、折々に触れて話し込んだ。

 

 この看護師さんにも正式な本名はあるし、個人情報も知ってはいるが、ここでは、「ビーバー・みずほ」と呼んでいる。私の孫のような娘さんで、最近の子のような妙なアクセントもないし、話す言葉も的確で聞きやすい。高くもないし低くもなくて心地よい声である。前歯が特徴だから「ビーバー」と呼んでいるが他意はない。元バレー部員だから細身で長身である。こんな猫背でもない。

 

 だからというわけでもないが、夜はぐっすりと寝て、朝の6時半まで眠りこけていた。「ふ、不覚じゃ・・・」

 

 で、今日は、島の家まで書類を取りに行ってもらった弟のたっくんとよっくんがお見舞いに来てくれた。年末調整用の源泉徴収票であった。そうそう、たっくんやらよっくんには、「ビーバーみずほ」を紹介しておいた。

 

 たっくんの奥さんもお見舞いにきてくれて、お見舞いの品物もたっぷりといただいた。

 

 熊本の名産の「恋ののぞみ」といういちごやら愛媛の「紅まどんな」という柑橘もいただいた。いつもは、こういうものは食べないのだが、おなかがすいていたので、ぺろりとたべてしまった。

 

 こういう朝ごはんもぺろりと食べておなかに負担をかけないか見ている。いまのところ、問題はない。

 

 こういうでっかいイチゴも問題なくなく食べられて、おなかにも負担をかけていない。

 

 昼食は私の苦手な野菜の煮物だが、こういうものも完食してしまっている。

 

 こうした煮魚も苦手だが、「一粒一滴、みな、御恩、感謝の気持ちでいただきましょう・・・」と完食している。飲めない、食べないと言ってきた私のおなかが食べている。それもわずか三週間でである。すべてが好転してきているように見えた。

 

 今日は春の空のように見えている。

 

 今日はおしっこの管、「バルーン」も撤去してしまった。これで、点滴台の点滴三台と一本のチューブのみ。随分と身軽になったものだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」という、仙崖和尚の言葉らしい。柳の木はしなやかである。東から風が吹けば西へなびき、西から風が吹けば東へなびく。でも「柳に雪折れなし」と言われるように、柳は決して折れないという。よく、表向き人や状況に「自分を合わせる」人は、「自分がない」とか「何事も気にしない」とかいったマイナスの評価を受けがちだ。そういうケースも多々あるだろうが、確かに、人や状況に「流される」人は、そういうこともあると思う。でもその中には、その「柔軟性」が、本当の強さゆえに発揮できる人もいる。表向きの風を切るチカラも素晴らしいけれど、「折れない」チカラ、それも本当に大切だと思うわけだ。懸命に、ひたむきに生きることも大切だけれども、ちょっと立ち止まって、「明日の風に吹かれて」みるのも大事かも。ここの看護師さんを傍観していて、ふと、思った言葉であった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。

     
       
   
   

春の空 見えぬ諸仏を 載せて行く

2020年01月18日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

 香川県地方は、日本の南を進む低気圧や前線の影響で曇り、太平洋側を中心に雨の降っている所があった。気温は3度から9度、湿度は82%から66%。風は1mから2mの東の風が少しばかり。明日の香川県は、気圧の谷や寒気の影響で、概ね曇る見込みらしい。

 

 102/55/81 36.3c-100% 64.5Kg 1016hPa,10c68% 体調は安定している。脈拍の80は、ペースメーカーの設定値。

 

 予定は予定だったのだが、金曜日の14時から移転・・・ということだったのに、急患発生・・とのことで、急遽、金曜日の10時からの転室になった。いよいよ娑婆生活に近い一般病棟への移転になる。これはもう、地獄から呼び戻されて極楽浄土にたどり着いた「行者」みたいなもんである。

 

 病室は、CCUのすぐお隣にある372号室。さすがに、ここには「4号」や「9号」の部屋はない。

 

 その後ろには、同じく4日間を過ごしたICUがある。つまり、一階から上がってきて、38号ICU、37号CCUを経て、今の372号室にたどり着いたということになる。

 

 早速に、看護師に案内を乞うと、点滴台を押して、このトイレに案内してくれた。本物のトイレである。実に2週間ぶりのトイレでだった。さすがに気持ちがいい。

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 だから、10分でよいところを、30分も長居をしまった。

 

 あいにくと、「ビーバー・みずほ」看護師は休みだった。夜の勤務らしかった。今日は奥方が120分のシェアで2ポイント、徹君がお見舞いに来てくれた。

 

 朝はパン食。

 

 昼からは一般食と同じで、ご飯だけを「全がゆ」にしてくれていた。

 

 こうしてみれば、生還コースは急行列車並み。まさに「反撃シリーズ」みたいだった。(西部劇かい・・・・)

 

 午後からは、車いす対応で一階のレントゲン室までも行ってきた。確かに、どこが痛むわけでも、どこが骨折したわけでもないのだ。だから、おなかさえ軽くなれば健常者と同じ。良くなったから、そう、言うのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。「苦しいのは自分を中心にしているからだ」というもの。平野修先生(真宗大谷派明証寺住職)の言葉から。平野先生は、1943年(昭和18年)石川県に生まれる。大谷大学大学院博士課程修了。九州大谷短期大学教授。石川県松任市(現白山市) 真宗大谷派明証寺住職。1995年9月27日示寂。著書に 『浄土の問題ー世界と聚りー』(金沢教区教化委員会)、 『鬼神からの解放ー化身土巻ー』(上・下)(難波別院)、 『浄土論註講義ー論註の基礎ー』(一・二)(六道会)、 『民衆の中の親鸞』(東本願寺)『教行信証に学ぶ』(東本願寺)など多数がある。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


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