まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

足早に 晩秋が来る 風も来る

2019年10月20日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は17.5度から24.4度、湿度は84%から62%。風は1mから2mの北東の風が少しばかり。明日の21日の香川県は、高気圧に覆われて晴れるが、昼過ぎからは前線や湿った空気の影響で曇り、夜は雨の降る所がある見込みらしい。

 

 136/88/96 36.4c-89% 66.6Kg 1016hPa,22c,72% 体調はすこぶる悪い。そんなに飲み過ぎたり食べ過ぎたりもしていないのに、喉風邪のようで苦しいが、今日のお役目をこなさないとお休みはとれない。

 

 今日は、とうとう、大窪寺班の一大イベントの”ルンルン♪竹屋敷”の日である。とりあえずはこれを超さないとどうにもならない。這ってでも大窪寺に行かなければ・・・という思いばかりだった。

 

 心配された人員だが、ゲストさん9名に大窪寺班7名の16名で、まずまずの人数である。多いと後ろまで説明が届かない。少ないと私たちのテンションが下がる。

 

 どうしても、歩き出すと、このように早い人、遅い人で列が長く伸びてしまう。そうなると先頭のガイドの声が届かない。

 

 途中、何ヶ所かで石造物や遍路墓なんぞのガイドがある。ここには遍路墓と日本廻国供養塔がある場所。私は「伴走車」ということで、気分が悪くなった人や歩けなくなった人を救援する役目である。だから、多少気分が悪くても、おなかの調子が悪くても、車で着いていくだけだから大丈夫。

 

 そしてここは29丁石。大窪寺まで29丁まで(3.16Km)の標識とか地蔵菩薩像があって、班のメンバーが「地蔵和讃」のお話しをする。幼くしてこどもが亡くなったとき、賽の河原でこどもが石積みをするお話しである。

 

 そこから旅館竹屋敷まではすぐそこ。歩いた距離は約2Km。40分ほどのところである。ここのお食事処「はなみずき」でお部屋を借りての仏画教室。

 

 色紙の上にカーボン紙を敷いて、その上に原画を載せて、赤いボールペンで線をなぞっていく。すると、色紙の上にカーボン紙の墨が残って仏画ができる。そこへ色鉛筆で好きな色を塗っていくという修法。

 

 ところが何人かは、カーボン紙を裏表逆にしてしまって、まるで仏画にならない人が居た。早い人は色鉛筆で色を塗っているが、多くは線画の段階でタイムアップ。1時間という時間では線書きがせいいっぱい。

 

 時間が来ると、お片付け。あとは自宅での仕上げと言うことになる。額から色紙から赤いボールペンにカーボン紙、それに下絵とか見本、色鉛筆まで大サービス。で、同じ部屋に食卓が並べられていて、打ち込みうどんとおにぎり二個セット。

 

 こういうお料理になった。私はほとんど丸残し。おなかの調子が芳しくない。おなかが張るし、風邪気味だし・・・。

 

 お食事が終わると、送迎用のマイクロバスで大窪寺まで送ってもらった。ここで数名の方がお帰りになる。午後からのご用があるらしい。前期高齢者のおじいさん、おばあさんでも、「今日用(教養)」や「今日行く(教育)」で忙しいのだ。

 

 大窪寺のガイドを約1時間ほど。私はなんだかんだですっかりとお疲れモード。13時半には解散になって帰宅した。で、30分ほどトイレに籠もっていたらば、おなかはすっきりとしてきたのだった。

 

 偶然にも残っていたこの写真。平成16年(2004)10月20日午後からのゲリラ豪雨で流されてしまった我が家の写真。台風23号によって引き起こされた土砂災害だった。あれから15年が経ってしまったのか。

 

 今日の掲示板はこれ。「人に世には道は一つということはない。道は百も千もある。」という坂本龍馬のことばから。目標を達成するための方法、手段は一つだけとは限らない。人生において、この道しかないということはない。いくつかの選択肢をいつも持っていられることで、心のゆとりも生まれる。視野が狭くなりすぎている時は、もっと別の視点から現状を見てみることも大切なことではあるが、この私が歩んでいく道、歩き続けていく道は一つしかない。その選択を誤らないことだ。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


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