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敷島公園さくら情報 ソメイヨシノ一気に満開!

2010年04月06日 22時42分46秒 | さくら・さくら
今日の前橋の最高気温は4月下旬並の21.0℃。この陽気で敷島公園のソメイヨシノ開花は一気に加速。ほぼ満開になりました。







ソメイヨシノの起源について、過去には伊豆半島説や韓国説もありましたが、現在では染井村(今の東京都豊島区駒込)で生まれたというのが定説となっています。
さらに最近の遺伝子解析の結果からソメイヨシノはコマツオトメ(エドヒガン系の栽培品種)とオオシマザクラの交雑種であることが明らかにされました。





桜と言えばソメイヨシノ。日本の桜の約80%はソメイヨシノだと言われています。日本人はなぜ、ソメイヨシノが大好きなんでしょうか?
ソメイヨシノは、多くの人が、“桜はこうあって欲しい”、“こういう桜の風景が理想像”と思っていた姿と合致した品種。さらに言えば、空想の世界にしかなかった理想の桜の姿を現実世界に具現化したのがソメイヨシノではないか? 私は素人ながらに、そう思っています。



願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ (西行)

西行法師は絶対にソメイヨシノを観てはいませんが、この歌を詠んだ時に思い描いたのはソメイヨシノ的な桜であったと思うのです。








エドヒガンは散り始めましたが、まだまだ見頃継続中です






世の中にたえてさくらのなかりせば 春の心はのどけからまし (在原業平)
「この世にもし桜というものがなければ、開花を待ち焦がれてそわそわしたり、満開の花に心をときめかせたり、はらはらと散りゆく姿に胸がキュンとなったりもせず、春の日をのどかに過ごせることだろうなぁ」
まったく同感でございます