名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

恐いお話・・・3・・・

2015-07-26 | 出来事

宮田さんは、いろいろな
霊を寄せ付けやすい体質であった。

その背景には、多くの要素が複雑怪奇な形で絡みあう。

ただ、多種多様な複雑な要素( 因縁 )を一つずつ分析
して、そのカラクリを解明することは不可能。

どんな人間でも、何らかのマイナス要因 ( 悪因縁 )
を持っている。

ただ、それらの悪い要素の一つ一つを
潰して行こうと努力しても、何の解決にもならない。

それは、太平洋を手漕ぎボートで横断しようとするようなもの。

彼の 「 霊 」を寄せ付けやすい体質の背後には、
彼自身の
「 心のあり方 」
「 気質 」
が大きく関与している。

「 悪因縁・悪業を払い除ける 」的な心構えで
「 闇 」を追い払おうとしても、
闇を消し去る事はできない。

「 闇 」を消し去る方法は唯一つ、
自分自身が「 光 」を放つ。

これ以外の方法は存在しない。
これは、他力に頼ってどうなるものでもない。

彼は、いつも暗い顔をしていた。

彼の発する言葉は、いつも、「 ひと言多い 」
彼は、いつも決まって、最後に
「引っかかる言葉」を付け加える。

彼は、常に丁寧な喋り方をした。
ただ、その丁寧な言葉は、
それをを聴かされた人に不快感を与えるものであった。

例えば・・・
仕事上の話で、
「 何々は、このように処理すればよかったですよね 」と、
彼に対して、再度、確認の意味で、念を押したとします。

そういう時、彼はこう答える。

「 はい、仰るとおりです・・だだ・・・・・
目上の方に対して大変失礼な申し上げ方ですが・・・
この事は昨日既に、お話した事であると思うのですが・・・ 」

彼の言葉は、常に丁寧だが、
常に引っかかるモノがある・・・

「 はい、そうです 」と、ひとこと言えば済むはずだが、
不自然な言葉で、大袈裟な回答をする。

こういうのを、、「 慇懃無礼 」、、とうのだろう。
言葉は丁寧だが、丁寧さの裏に、
相手を、バカにしたような雰囲気を含んでいる。

こういう物言いをされると、
「単純な言葉」より、
遥かに大きな不快感を覚える。

捻くれ者の私としては、こう云う場合、

腹を立てても何の得にもならぬ・・・
無駄な時間とエネルギーを使いたくない・・・
相手になるだけバカらしい・・・

と思って、いつも聞き流すだけです。

しかしながら、
私のように捻くれていない人間は、
彼に「慇懃無礼」な態度をされると、カチンと来る。

それ故、彼は客先や、取引先でよくトラブルを起こす。

彼は、生真面目な性格だった。
責任感が強く、正義感もあり、
必要以上に些細な事に拘りを持つ性格だった。

義理堅い性格で、曲がった事が嫌い、
ズルイ事をして要領をカマしたりすることも無い。

ホンの些細な不正も絶対に行わない。
真面目で、責任感が強くて、礼儀正しく、丁寧な言葉使い。

こういう 「 善人 」ほど、
落とし穴にはまってしまう危険性が高い。

穴に落ちてしまった場合、
穴の中から助け出す事は、不可能に近い。

このような人間は、一般論として、
非難されたり、問題を指摘されたりするような
対象にはなりにくい。

ここに落とし穴が存在する。

彼は幼い頃から、
一撃を浴びせられような経験をした事は
一度も無かったのだろう・・・

一度も修正さる事もなく、
歳だけとってしまったのだろう。

それらの「独善的な習性」は、
それを「水戸黄門の御印籠」にして来たのだろう。

彼は、善良な人間である。
でも、どこかが歪んでいる。

これが、「 善人が陥りやすい、落とし穴 」
こういう落とし穴にハマッた人間には、
独特の 「 暗い影 」が出来る。

この「 暗い影 」をもつ人間は、
邪霊・奇神・魔物を寄せ付け易い。

「 類は類を呼ぶ 」とは、まさしくこの事である。

彼のモノの見方、人との接し方、人生観は、行動は、
結果的に「 自虐 」であるような気がする。

「 自虐 」は、「 自己処罰 」を誘発する。

彼は、心の奥底で、自分で自分を処罰している。
その裏には、「 罪の意識 」が横たわる。

その、「罪の意識」の源は、
彼が先祖から遺伝的に受け継ぐ「 因縁 」に因るものである。

「 因縁 」とは、言葉を変えれば 「 課題 」である。

彼は、生まれてから、成長していく過程で、
家庭的な問題で「課題」が課せられていた。
(この辺の事情は書く事はできません・・)

彼の場合、この「課題」を、
ひがみ、嫉み、嫉妬、皮肉、暗さ、被害者意識、・・・
それらの「 暗い要素 」で隠蔽して来た。

その隠蔽を、
「 生真面目 」「 不自然な礼儀ただしさ」
という鎧( ヨロイ )でガードした。

その事が、魂に‘ 隙 ‘(スキ)を作っている。

大きな‘ 隙‘ があるため、
怪神・魔物・浮遊霊が、簡単に入り込んでしまう。

彼は、今まで、何をしても常に不運の連続であった。

同時に、彼は頻繁に事故を起こした。
毎年、必ず1~2回は自動車で事故を起こす。

クルマ同士の接触事故・・・
自転車との接触事故・・・
畑の中に突っ込んだり・・・
追突されたり・・・
たて続けにパンクしたり・・・

あるときは、
走行中、突然マフラーが外れて、走行不能となったり・・
そんな信じられない事が起きた事もある。

何ゆえ、彼にこのような事が起きるか?

これは、彼のもつ
「 暗い心 」 
「 ひとを見下した傲慢で無礼な態度 」
「 思いあがった未熟さ 」
が彼遺伝的な要素と絡み合い、
彼独特の「 下地 」( 雰囲気 )を形成させ、

これらの「 下地 」が、
それと性質を同じくする、 
「 邪霊 」や 「 奇神 」「 不成仏霊 」
を引き寄せるのです。

その結果・・・
彼が潜在的に持つ、マイナス要素 ( 悪因縁 )
が昇華されることなく、増大している。

彼の背後に映っていた気味の悪い腕の正体は、
彼が以前、関わった事のある人物の霊。
その人物は、交通事故で亡くなっている。

この人物は、彼にとって他人であり、
特別に深い付き合いがあった訳でもない、
ひょっとすると、
彼の記憶に無い程の付き合いだったかもしれない。

にも関わらず・・・何故か、彼の背後に出てきている。
こんな事は、まず有り得ない事である。

彼が怪しい霊能者にそそのかされて、
先祖代々の仏壇を焼き払ってしまった事も、
負の連鎖のなかの一部分であり、
そこれは、そういう怪しい人間を「 引き寄せた 」のであり、
突発的な原因で悪循環が始まった訳ではない。

これも、彼が自分に課した
「 自己処罰 」であり、
自分にとって不利な選択、不利な願望 、不利な言動、
を、無意識のうちに選択しているのである。

この連鎖のなかで、このような奇怪な事に
巻き込まれているのだと感じる。

こうなると、悪循環を止めることは至難の技となってしまう。

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