名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

怒り狂う狐が憑依したような顔

2022-09-08 | 出来事


わたくし、ウサギ仙人は今年の1月から、
国内外に10か所の工場を有する。
某・大手機器メーカの社員として働いています。



私の仕事は工場の窓口です。

従業員の350人の大きな工場の
受付、広報、製品展示室の管理・・
が主な仕事です。

今日、仕事上で、かなり頭に来ることがありました・・・



部品を納入する為にやって来た業者、
推定60歳の男性・・・

どこの部署に行ったらよいか分からないので
私の勤務する受付窓口にやって来た。

広大な敷地に複数の建屋がある工場です。

私が、いい加減な回答をすると、
業者は工場内をたらい回しになる。

業者も時間に追われている・・・
そんなことになったら気の毒なので、
慎重に相手の話を聞いた。

業者の人は、〇〇課の鈴木さんの居る場所が知りたいらしい。

但し、〇〇課・・・
と言う情報は曖昧で確信は持てないとのこと。

私の早合点で間違った事を教えてしまったら申し訳ないので、
業者の人に再度確認した・・・

「部課は曖昧でも・・
担当は鈴木であることは間違いはないですね?」

すると・・・

その業者の人は、高飛車な態度で
怒った強い口調で言った・・・

その形相は、例えて表現すれば・・・

 怒り狂う狐が憑依したような顔   だった・・

 何度言わせるのですか??
初めに鈴木さんと言ったじゃないか!!! 



 さすがの私も頭に来た 

相手が顧客なら横暴な態度をされても
止むを得ない事だが・・・・・・

相手は、原料を納入する出入り業者である・・・

相手は私より年上のような気がするが、
立場と礼儀をわきまえていない・・・

    

昔の私なら・・・

ここは丸く収めよう・・・
怒るとエネルギーを消費するだけ・・・
耳障りなことは言いたくない・・
怒ると自分の気分も悪くなる・・
当たらず触らず・・が一番・・

ニコヤカに、穏便に話をしたのですが・・



以前、ヘンなオジサンに関わって、
苦い経験をしたことがあり、その時期を境に、
そういう考え方は足を洗っていました。

 怒るべきときは真剣に怒る・・・
怒ることが煩わしくても・・
逃げてはいけない・・
これが相手に対する誠意・・・ 



声の大きさだけは自信があります。

私が大声を出せば、
100メートル先でも聞き取れる位のレベルです。



もちろん・・・屋内では大声を出しませんが、
偶然、その時は屋外に出ていました。

   

なんだ!!!  その言い方は!!! 
アンタ何様だ!!!
アンタの立場になって真剣に対応しているだぞ!!!
立場をわきまえろ!!!
それが分からないなら・・
何処へ行くかは自分で判断してもらう!!

   

私が大声で一喝した瞬間・・・・

一瞬にして、その人の顔は変わった・・・・

 怒り狂う狐が憑依したような顔は、  

   

布袋様のような福々しい表情に変わっていた・・・・

それ以降は、穏やかな、ごく普通な会話に戻った。



その人は、無事に要件を済まし、
帰り際、私のところ来て
ひとことだけ言った・・・

「お世話になり、有難うございました」

私は、先ほどの事を忘れたかのように、
愛想笑いもせず不愉快な顔もせず、

ごく自然な表情で答えた「 ご苦労様でした」



限りなく善い人に見えた・・・

  これでイイのだ・・・と思った・・

  善人なおもって往生を遂ぐ いわんや悪人をや 













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