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ある人から聞いたお話ですが・・・
Mさんという50歳代の女性のお話です。
この方には、20代の独身の息子(B君)がいます。
ある週末の深夜のことです、
B君は車に乗って、
数キロ離れた友達の家に遊びに出かけました。
金曜日の深夜、街のなかは人気がなく、
車もほとんど走っていません。
B君は、高速で街のなかを疾走しました。
調子に乗って、安全領域を変える速度に達する。
その結果・・・
ハンドル操作を誤り、バランスを崩す。
急ブレーキを踏むも、車はスピーン
車は横転してしまった・・・・
B君は自力で車から脱出するも、
数秒後、車は炎上。
奇跡的に、かすり傷程度の怪我だった・・・
B君、気が動転して、、
その場から走って家に逃げ帰った・・・・
家にたどり着くと、B君は、
母親Mさんに状況を説明した。
母親Mさんも、動転した・・・
その後、母親Mさんの取った行動・・・
神棚に向かって、▲●●●▲▲という、
お経の読誦をはじめた。
Mさんは、一晩中お経を読み続けた・・・
次の朝、B君は、警察から出頭を求められ、
警察署に自ら出頭した。
そこで、意外な事が起きた・・・・
色々複雑な経緯があって、結局、
無罪放免
まったくお咎めなし・・・
母親Mさんは、このことを、
「 お経の功徳 」と「 信仰の力 」
によって起きた奇跡だ!!!!
と言って自慢した。
Mさんは、
自分が所属する、ある宗教団体の座談会で、
このことを体験談として、
得意満面に語っておみえになとの事・・・
もし、私がその場に居合わせたら
Mさんに言ってやりたい・・・
愚か者!!!!!
その座談会に出席していた指導者は、
この愚かな体験談を聞かされたとき、少し顔を強張らせたあと、
まったく口を開かず、沈黙されたとのこと・・・
このような愚かな行為に対して何の注意もしない、
指導者にも申し上げたい。
「 無神論者に劣ります 」と、
B君と、Mさんが、成すべき事は、
お経を唱える事ではありません。
神頼みする事でもありません。
現場に戻って、自分の起こした事故に対して、
自分の責任において、誠意をもって、
可能な限りの対処をする事ではないでしょうか?
そのうえで、無罪放免になったというなら話は解かります。
でも、この場合、責任を放棄しておいて、
あとは神頼み。
この神頼みによって、奇跡が起きたとしても、
それは、神様が助けてくれた訳はありません。
Mさんと、B君は、
とてつもない大きな借金を
背負ってしまったのです。
Mさんが、この状況下で、神にすがり、
「助けて下さい」という思いで、
お経を読み続けた背景には、
何があるのでしょうか?
逃げ切る事が出来たら儲けもの・・・
誤魔化す事が出来れば幸運・・・
これは、責任感の無い、ズルイ願望です。
そういった潜在願望は、
「 邪悪な心 」です。
Mさんが、縋り付く思いで、一心不乱に
お経を読む事によって、
その心の状態と同じ波長を持つ、
邪霊や、魔物が寄って来るのです。
強力な力を持つ、邪霊や魔物が、
B君の身勝手な行為を誤魔化す為の
手伝いをしたとしか思えません。
一度、この手の邪霊や魔物の力を借りてしまうと、
初めは得する事があるかも知れませんが、
そのあと、大きなしっぺ返しがあるのです。
いや、霊的な問題など持ち出すまでもありません。
人として、当然持つべき、
良識と良心の問題であると思うのですが・・・
無神論者でも、
こんな醜態を晒したりしないでしょう・・・