名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

今生は死後のための修行期間なのか??

2014-05-09 | 宗教
「 善い行いを重ねると死んだあと天国へ行けます。」

こういうお話を聞かされると情けなくなってくる。

こういう言葉の裏側には、

「 脅し 」  と、 「 あきらめ 」

という卑屈な感情が横たわっているように思えてならない。


「 天国へ行けます 」 と云う言葉の裏側には、「 地獄 」を匂わせる意図を感じる。


「 善い行いを 重ねる と死んだあと天国へ行けます。」 は  

言い方を変えれば、

「 善い行いを 重ねない と、死んだあと地獄に行きます 」 という事になる。

これ、即ち 脅し

善い行い の動機は 「 不安感 」 となってしまう。

果たして、これが 善行 と言えるのだろうか?

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「 死んだあと天国へ行けます。 」

と云う言葉も、  よく考えてみると何だかおかしい・・・・

‘ 人間は死んだあと天国に行く‘  ために生きている事になってしまう。

今生は、

天国、若しくは 来世のための待合室なのか?

今生は死後のための修行期間なのか?


こういうのを 「 あきらめ 」 と云うのではないだろうか。

「 善い行いを重ねると死んだあと天国へ行けます。」

この言葉、 私の耳には 、

「 生きていることが辛くても、諦めなさい。死んでから良い事ありますよ・・・ 」

と聞える。

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こういう考え方が、果たして 真理 と言えるのだろうか?

私は思う・・・・・

この人生は、 期間限定、一本勝負。

生きているうちに必ず決着を付けるべし。


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親鸞聖人の言葉

現生不退  
( げんしょう ふたい )

とは、こういう意味だと解釈しています。


これこそ、釈迦の説いた教えの核心部分ではないでしょうか。





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