名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

煩悩は多いほど良い

2014-05-04 | 宗教


親鸞いわく・・・・

罪障、功徳の体となる
こほり とみず のごとく
こほり おほきに みずおほし
さわり おほきに 徳おほし

  三帖和讃 第21首

・・・・訳・・・・

罪障( 悪い行為 ) が 
功徳 (幸福をもたらす善行) の
妨げになるのではなく、かえって体となる。
それは、氷と水の関係に似ている。

氷が多い場合、水が多くなように、障り ( 妨げ 支障 ) が多いときに
かえって功徳が大きくなる。


・・・・・・・・・・


罪障を感じて、苦悩が込み上げてくる・・・・

煩悩が次から次へと押し寄せてくる・・・・


煩悩があっては極楽に行けない?

煩悩を絶たないと、苦しみ続ける?

そんなはずはありません・・・

親鸞聖人の理論から言える事は、 誤解されやすい言い方ですが・・・

煩悩は多いほど良い。

煩悩が功徳の妨げになる訳がない・・・

煩悩にも感謝すべき・・・

唯円さんは、

煩悩に対して、「 悪魔と戦う 」というような事を言っておみえですが、

親鸞聖人の云わんとすることは、

そんなちっぽけな価値観では無いような気がします。

障り多きに徳多し
コメント (2)
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