今回の発表会には、4人の発表会デビューがありました。
2週間ほど前に、発表会のリハーサルを同じ会場でしたのですが
その4人のちびっこの演奏と、
発表会が2回目という小学生の演奏の音の違いに
驚きました。
1回目の子達も、2回目の子達も、よく練習して、しっかり弾いていたのですよ。
でも、2回目の子達のピアノの音の方が、綺麗で、しかも自信のある芯のある音でした。
(本番の時より、リハの時の方が顕著でしたね)
それは、そうですね。
広ーーいステージ
大きなグランドピアノ
そこにたった1人で、向き合うんです。
不安でいっぱいです。
それが、音に出てしまうんですね。
おかあさま達も不安です。
だって、5歳や6歳の我が子が
そんな所に1人で放り出されているのを遠くから応援するのですから。
人生でそんな場面って、そうそうありません。
(でも、だからこそ、この経験が大事だと思います)
以前、お子さんの初めての本番を前にしたお母さんが
「先生、緊張して私、吐き気がしてきました。。。。」と本気で
おっしゃっていました。
たぶん、そのくらい大変な気持ちですね。
そんな大変な発表会のソロ演奏。
小さい子はたいてい短い曲を二つ弾きます。
「せんせーー、どっちから先に弾くのかわからなくなったら、どうしよう~~!」
「どっちから弾いてもいいよ!!
プログラムには、◎が先って書いてあるけど、どっちから先でも
いいんだよ。落ち着いて弾いておいで!」
それに、小さい子は、だいたいが発表会の曲は、早くに仕上がってますから、
直前のレッスンで違う曲も練習してます。
「それも、間違えて一緒に弾いたらどうしよーーーー」と、言うことに
なるので、レッスンの時も続けて弾かせないように、工夫したりして、
不安を減らしてあげるようにしますが・・・・
今回、2曲の演奏曲のうち、1曲しか弾かないでステージを降りてしまった
小さい生徒がいました。
しかも、最悪な事に、私がそれに気づきませんでした。
(他の事で、混乱していたからなのですが。
そんなの言い訳になりません)
次の次の日、お母様が他の用事のメールの時に一緒に書いてくださって、
始めて知りました。
とても遠慮深いお母様なので、さりげなく書いて下さいました。
どんなにか、緊張して、期待して、練習して、ステージにあがったのに、
せっかく練習した1曲を弾かないで終わってしまったなんて。
ほんとうに申し訳ありませんでした。
上に、他に混乱する案件があった、と書きましたが
録音のスタートボタンを押すのを忘れていて
最初の演目の「ひげじいさん」と№1の子の演奏が
録音されていず・・・
それに気づいて、慌てていた所なのですが。。。
そんなミスもしたわけで・・・・・
№1の子には、もう一度演奏してもらいました。
それなのに、この1曲しか演奏出来なかったちゃんは、そのままに気づかないで
終わってしまったんです。
二重に最悪でした。
この二つの事があり、次回には、全体を見ているステマネを
おかないとダメだと、思いました。
司会とか、生徒係りとか、荷物運びとか、の仕事を何もしない専任のステマネを
おかないといけない、と思いました。
しかも、私より10歳以上年下!!頭のしっかりした人。容姿不問(笑