先日の満月は本当に明るく輝いていました。このような明るい月を見るのは久しぶりでした。
そこで良寛の月を詠った歌を集めてみました。
月よみの光を待ちてかへりませ山路は栗のいがの多きに
(どうか月の出を待ってお帰り下さい、山路にたくさん散らばっている栗の毬を踏んで、足の裏を傷つけるといけませんから*)
月読みの光を待ちて帰りませ君が家路は遠からなくに
(月の光のさすのを待ってお帰りなさい、そうあわただしくなさらずとも、お宅はここから遠くはないではありませんか*)
あしひきの国上(くがみ)の山の松かげにあらはれいづる月のさやけさ
(歌意はいうまでもない*)
いざ歌へわれ立ち舞はむひさかたのこよひの月に寝(い)ねらるべしや
(さあ歌をうたい、囃子をとれ、私は舞おう、踊ろう、こんないい月の晩に寝てなどいられるものか*)
月夜善(よ)み門田(かどた)の田居に出て見れば遠山もとに霧たちわたる
(いい月夜なので門辺の田圃に出て見ると、遠い山の裾に霧が立ちわたっているよ*) *:吉野秀雄
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/27/82303228f86e46b47ea7f62df71fa285.jpg)
お月見団子です。本当の月の写真を載せたいのですが、月の写真を上手に撮れませんので代わってもらいました。
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