日日是好日

退職後の日々を写真で記録

良寛・月の歌

2021-05-01 09:03:38 | 良寛
先日の満月は本当に明るく輝いていました。このような明るい月を見るのは久しぶりでした。
そこで良寛の月を詠った歌を集めてみました。

月よみの光を待ちてかへりませ山路は栗のいがの多きに
(どうか月の出を待ってお帰り下さい、山路にたくさん散らばっている栗の毬を踏んで、足の裏を傷つけるといけませんから*)

月読みの光を待ちて帰りませ君が家路は遠からなくに
(月の光のさすのを待ってお帰りなさい、そうあわただしくなさらずとも、お宅はここから遠くはないではありませんか*)

あしひきの国上(くがみ)の山の松かげにあらはれいづる月のさやけさ
(歌意はいうまでもない*)

いざ歌へわれ立ち舞はむひさかたのこよひの月に寝(い)ねらるべしや
(さあ歌をうたい、囃子をとれ、私は舞おう、踊ろう、こんないい月の晩に寝てなどいられるものか*)

月夜善(よ)み門田(かどた)の田居に出て見れば遠山もとに霧たちわたる
(いい月夜なので門辺の田圃に出て見ると、遠い山の裾に霧が立ちわたっているよ*)      *:吉野秀雄




お月見団子です。本当の月の写真を載せたいのですが、月の写真を上手に撮れませんので代わってもらいました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナワクチン接種 | トップ | 五月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

良寛」カテゴリの最新記事