明洞から南大門の方向へ向かっている時であった。
突然、サイレンが鳴ったと思ったら、自動車が一斉にストップして、パトカーのサイレンが聞こえ
始めた。
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1950年6月25日、朝鮮戦争が勃発する。↓
3年以上の内戦状態の後、1953年7月27日、休戦協定が発効し、休戦を維持したまま、現在
に至る。
国連軍(と言っても、大半は米軍)と、北朝鮮の戦争は、いまだに終結していない。
韓国は、国連軍の後方部隊として、常に戦力を維持していなければならない状態にある。
兵役を終了した国民は、一定期間、有事に備えて、予備軍として配属され、いつでも戦争に参
加しなければならない。
このため、一定期間ごとに訓練される。
会社員でも、自営業でも、皆、同じである。
訓練の、通知が来ると、会社や仕事を休んで、郊外の地域で、実践を想定して歩き回る。
実弾を撃つようなことはしない。
彼らは、軍隊で銃の取り扱いは、よく訓練されている。手慣れたものである。
予備役を終了した国民も、政府が決めた日には、一斉訓練が行われる。
あらかじめ通知されて、混乱を防いでいるが。
決められた時間にサイレンが鳴らされて訓練が始まる。
訓練と言っても、動き回る様なことはしない。車は、路上に一斉に停車して待機する。
通行人も、路側で待機しなければならない。
表向きは、商売も一時中断である。(実際は大目に見てもらって、商売は続けられるが。)
会社や工場でも、表向きは、仕事を中断して、待機しなければならない。
笑い話のような話であるが、訓練の最高責任者が、訓練の日時を失念し、その時間に、昼飯を
食いながら、焼酎を飲んでいたことが発覚し、政府から、きつくお灸をすえられたそうである。
もう、30年も前であるが、仕事で韓国内の高速道路を移動中に、急にバスが止まった。
上空には、飛行機が旋回している。
これは、突然行われた訓練であった。
乗客は、すぐ外に出て、路側に臥せの姿勢をとらされる。
もちろん、外国人のmcnjも例外では無い。
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mcnjは、訓練のことは、すっかり忘れていた。
なんで車が動かないのだろうと思いながら、南大門の写真を撮って回った。
後で、友人に聞いたら、あの日は、ソウルで訓練があったとのことであった。
そういえば、周りに、警官や、兵隊の様なものがいたような気がする。
訓練中に、カメラをぶら下げて、ウロウロしているmcnjは、きっと、日本から来た観光客と判断さ
れて、大目に見てくれていたのだろう。
訓練は、15分程で終了し、車は動きはじめ、街は、元に戻った。
自分たちは、自分たちで守る、このことは、いつの世でも、変わりません。
平和を維持するための基本です。
問題は、自衛力と戦力をどう区別するかです。
戦う力、そのものには、自衛も、戦争も違いがあるわけでは無いのですから。
やはり、憲法を正しく解釈して、政治が正しく関与するしかありません。
今の政治のあり方には、不安がありますね。
韓国では若い人たちもピリッとしてますね。
戦争はイヤだけど、攻めて来られたら
アメリカにお願いして、自分は逃げるしかない・・と考える日本とは違いますね。
戦争はNO ですが、やはり韓国のように
有事に備えた心構えは必要ではないかと思います。
やはり自分の国ですものね。
いまだに戦争が終結していない国には、緊張感がありますね。
日本は平和ですが、それに酔ってしまってはいけませんね。
平和憲法を守るなら、それにふさわしい外交と言うものが必要です。
日本はどうよって感じ?
平和だけど、我が身かもしれないね(>o<")
平和よりも大切なことはありませんね。
誰でも、そう、願っているはずです。
それでも、大国の思惑や、国、民族の考え方の違いで、争いから、戦争になってしまう例は、今でも、世界中にあふれております。
もう一度、平和の大切さを、かみしめて見たいものです。
聞いていました。
訓練のため、韓国には屈強な若者が多いようです。
でも「戦争は嫌だ!」とも話していました。
誰もが平和を求めています。