日本語の意味は、小さい頃、一緒に竹馬に乗って遊んだ仲。幼友達。
韓国語の意味も、全く同じです。
チュグマ コウ(竹馬 故友)。
もともとは、中国、晋の武人、カンオンと、インコウの故事に由来します。
二人は、幼い時から、文武に優れて、良きライバルとして競い合い、晋王朝に仕え、出世
したと伝えられています。
コウインは、異民族の平定に兵を引き連れて出征しますが、敗れて、役職を失います。
この裏には、カンオンの悪だくみが有ったとされています。
カンオンは、自分が、インコウと並び称されるのを嫌がり、インコウが遊んだ竹馬は、
自分が捨てたものだ、と言って、嘲笑ったと言うことです。
この様に、中国の竹馬の友と言う言葉は、韓国、日本とは、ちょっと違っていますね。
さて、本題に入りましょう。
朝鮮に、昔から伝わる、竹馬の友の逸話として、オソンとハヌムの話があります。
二人は、竹馬の友で、よく、悪戯もし合い、機知にとんだ行動もしました。
二人の、機知と悪戯を伝える話として、「金の仏像」と、「オソンの度胸」があります。
前者は、ある寺の金の仏像を、泥棒が盗ん行ったたのですが、オソンとハヌンの機知で、
その金の仏像を取りかえしたと言う話です。
後者は、オソンの度胸を試そうと、ハヌンが死人に化けて、オソンのほっぺたをつついた
と言う話です。
後に、オソンとハヌンは、朝鮮王朝宣祖王の時の名臣、李桓福と李徳聲になります。
宣祖王のドラマが出たら、二人も登場するはずです。
それでは、久しぶりに勉強です。
①オリョスル ッテ ヨプ チプ ヨンミニ ハゴ チュグマノリ ルル ハゴン ヘッチ。
オリョスル:幼い、子供の。ッテ:ころ。ヨプ:隣。チプ:家。ヨンミン:人名。
~ハゴ:~と。チュグマノリ:竹馬遊び。
~ハゴン:~ハゴダの過去形。~ヘッチ:回想、詠嘆。~したものだ。
②チュグマコウ ヨッネヨ。
~ヨッネヨ:~なのですね。
③チュグマ カム コウ ラゴナ ハルッカ?
カム:柿。ラゴナ:とでも。~ハルッカ:~言うのかな?
④クゲ ムオエヨ?
クゲ:それ。ムオエヨ:何?
⑤チュグマルル ッタゴ カムルル ッタッソッコドゥン。
ッタダ:乗る。~ゴ:~して。ッタッソッコドゥン:取ったのだ。
竹馬の代わりに、この方にします。