現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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136 エコは和製英語

2013-05-26 | 日本語新百科
日本語誤百科 10ページ エコにやさしい を、例題にしている。エコ を、環境と捉えると明らかに異なる、外来語の意味を取り違えた誤用だと解説する。エコは環境保護活動だそうだ。エコロジーにかかわって、このフレーズは用いられるようだ。地球にやさしいというのがあって、その表現は地球環境を捉えている。したがってエコロジー本来の意味から、その意味するところ生態学で地球上の環境問題を捉えていこうとするのを、和製英語でエコとだけする用法と派生語を作っている。環境問題を議論する反政府運動によて環境における温暖化現象などの問題意識が一般になって転じて行政側のキーワードに取り込まれたこの語が持つ使われ方はその意味用法を拡大させてしまった。二酸化炭素を排出する大学ランキングなどもエコ大学と称されてエコによるその現象は何に対してやさしいのか、めぐりめぐって、人間にやさしいと言うことを言いたいようだ。 . . . 本文を読む

和文、仮名文

2013-05-25 | 日本語百科
和文とは何を言い、カナブンとは何か。漢字で書かれた漢文に対し、仮名文字で書かれた文と解説するものがあるから、仮名文とはまた、栄花物語は平安時代古典で仮名文とあり、女性の手になるとして編年体物語風史書と紹介する。和文を日本語で書かれた文章とだけするのもおかしなものだが、国文、邦文ともいうと辞書に載せる。これは国文学であったり、欧文に対数するものらしい。そこで和文資料に先の文学作品があったように、和語を主とし平仮名で書かれたもののようだ。平安時代の和歌、物語、日記作品を指す。 . . . 本文を読む

ここは池袋

2013-05-25 | 旅行
東京池袋にある立教大学に来た。日本語教育学春季大会だが、新幹線に乗ったのは、切符の都合で6時41分だった。これに乗ってまず驚いたのでそのことから書くと、なんと指定席満員に、ほんとに数えるほどしかいない男性たち、これはビジネスではない、多くの方々は週末土曜日だから目指すは東京観光だろう、そう思しき皆さんが楽しく乗り合わせて、早々と着いた。これは何も他人事ではない、その切符を手に入れたのだから。それから山手線で池袋に来て大学についた。早くきすぎたので学内見学をして伝統ある建物にしばらく落ち着く。 . . . 本文を読む

漢文、訓読文

2013-05-24 | 日本語百科
漢文が移入されてどのようにしたか。漢文訓読が行われた。仏教の経典はその勢いを加えた。漢文を訓読みをしたのはもっぱら儒教の典籍である。お経はいわゆる呉音読みで棒読みをした。いずれも訓点語をつけて読んでいた。そのとき祖先はどのように漢文を手に入れたか。日本国見在諸目録、げんざいと読むが、そこに収載された書目がその状況を伝える。写経、写本のことはその文化を伝える。訓読は音読とは異なる。訓は日本語読みをすることであるが、訓をつけるということは日本語文にすることでもあった。和訓と言い、それは日本語の意味をつけることである。漢語に漢字を形音義で分解することがあり、その音義は盛んにとらえらえて、音義書からさらに和訓を集めた辞書が作られるようにもなる。漢字の渡来、歴史書の記述、それからわずかな時期に急に訓読があり、300年ほどの間に現われる。漢文訓読がいつごろから始まったか・・・ . . . 本文を読む

135  今現在、いま進行中

2013-05-24 | 日本語新百科
日本語誤百科 9ページ 今現在 を、例題にしている。今 と、現在 を同義とすれば、同語反復になる、と解説する。そして、今来た と、今来る が、過去と未来を表していると言う。いま という語に過去時も未来時もあると言うことらしい、それで現在はないわけだから使えないそうだ。現在をどうとらえるかであるが、時間の流れを過去現在未来で区切るのも明確でないところもあるので、その現在時の時間幅に対して、現在の目下の時間を捉えて、いま と言っている。同語反復また重ねことばとしての理解はその通りであろう。いま過去、いま未来、というのは使えそうにないが、今現在は使いそうだ。いま に対する語は、昔だろうから、今昔の語のあることを思えば、いまとさき、いまとさっき、とその使い方に、いまを瞬間時として意識するのかもしれない。 . . . 本文を読む

述語と発想  日本語の文法について  その34  述語14

2013-05-24 | 日本語文法
述語と発想  日本語の文法について  その34  述語14  文法の考え方を主語の捉え方にあるとするか、述語にあるとするか、日本語の文法を突き進めると思い合せる。主語述語を文の成分要素としてどちらも必須要素であるとすれば主語述語の考え方は述語動詞に重きが置かれる。主語は絶対として前提にあるのでそれは見方の中心となるからである。どう見るかというのは、主語を見て、主と名付けて言語現象に動詞述語を支配する。第1等格というのもそうだ。 主語をとれば述語をみることになり、主語が必須でなければ述語を中心にして考えるのでこれは必須としてあるはずなのだが、その述語という点では考え方を新たに加える。述語動詞でなくて、日本語でいうところの、動詞述語と形容詞述語であるが、これを述語動詞に準じる捉え方ができるかどうか、ここに日本語の視点がある。それはさらに名詞述語というようなとらえ方があるので、文法論議になる。 . . . 本文を読む

ホームページ再興を

2013-05-23 | 日記
ホームページの作成で科目が載らないことになった。どうかというと交流文化の中心科目でページ作りをするのでコーナーがないということだ。そういうことかと分っていてページの原稿を出したほうも出したほうだがそれについての知らせも何もなかったのはいつものことだ。すでに4年目になってプログラムに日本語教育は言語教育の一つにない。発足当初のこと、予定されていた言語教育プログラムの英語、中国語に並んで日本語とあったのだがそれが急になくなった。そのときにわたしはそこで存在基盤がなくなって担当はゼミだけになってしまった。最初から学部内の科目はなくてそれで所属だけがゼミ担当ということであって奇妙なことが起こっていた。そのままになっているのも全学履修の科目に日本語教育の資格科目があってそれで担当が続いている。 . . . 本文を読む

述語と陳述  日本語の文法について  その33  述語13

2013-05-23 | 日本語文法
述語は動詞からなる。そう受け止めたか、日本語文法が英語を学び始めたその時期に述語という用語は述語動詞を意味していた。しかし日本語で述語と言えば論理学で、ある命題の主語について述べられる概念とある。文法学はその扱いを受けていたので、あらためて言えば、述語が述語であるのはなぜか。つまり日本語の述語とはなにか、と言うことである。 . . . 本文を読む

ニッポン語はいつから

2013-05-23 | 日本語百科
日本語はどのようにして日本語になったか。これは歴史のあることで、現代日本語だけを眺めてわかるところ、表記のちがいではない、漢字平仮名カタカナローマ字という交ぜ書きもさることながら、それに応じた語彙のことがある。それは語の一つ一つに現われる現象として日本語となるプロセスがあってそこに現われた意味はまさに日本語である。語彙の類が和語として区別されるのはそれが漢語洋語の和語化にほかならない。もとのものいい、日本語になるというのはどういうことか。日本語をそう呼ぶようになったときとか、もとよりニッポン語だろうになぜまたそのような問いになるのか、日本国となったそのときに日本語があったということではないか。このように考えればそれはまたそのことについて、この問いに対することがらを追求するのは難しいことだとすぐに気付く。日本国となったときに、少なくともその表記が現れたときには、それを、やまとのくにと読み慣わしていたからで、だれがいつどこでニッポン国と言い出したのか、それがさだまらない。 . . . 本文を読む

134 世論受け

2013-05-23 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 805 世論の受けねらい を、例題にしている。受け という語について人にかかわることとしている。ウケル!というような使い方からだろう。評判、人気を表す。そこで、世論 となるとどうか。コラムの解説がおかしいのは、世論を人々の意見ではあっても、人間そのものではないから世論にウケルということはできない、とすることだ。人々が共有する意見を世論だと思っていると、人そのものではないという説明は奇妙だ。ウケルのはその意見に多くが反映されるかどうかだろう。人受けがする、世論受けする、このような語が普通に使われている。 . . . 本文を読む