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日本 語として

2013-05-10 | 日本語百科
語、ご というのは、かたること、言 げん というのは、言うこと、言語 げんご というのは言語行為をさす言葉である。語と言ならば語のほうにすじみちをもとめ、言のほうに口からの物言いを聞くことになる。言にはまた一方に、曰 えつ というのがあった。し いわく と素読をした曰くである。いう というのを、言 げん と、曰 えつ の二通りで言い分けていたのである。いわく を、曰く と書いて、のたまはく とも読んだ。この文字による読みわけを国語学者の中田祝夫氏が議論している。日本語の語言をとすれば中国語にある使い方であるが、いまの日本語には用いない。そして日本語の言語としてlanguageにとらえて近代の翻訳語を概念にして言語分析をおこなってきている。  . . . 本文を読む

121  あからさまな日本語「誤」

2013-05-10 | 日本語新百科
日本語誤百科 4ページ あからさまな間違い を、例題にしている。 あからさま と、まちがい との意味の結びつきが誤りだとする。あからさま には、意図的な意味があり、まちがい は意図的ではないので、用法として不適切だと説明する。明らかな間違いという言い方と、露わになった間違いという言い方とを区別しようというのだろう。言ってみれば、あからさまに間違えることはないというわけだ。しかし、あからさまな間違いを起こすことはありうる。あるいはあからさまに間違いを作るようなことあるだろう。これは意図的であることにかかわるか。おそらく露わになった間違いは意図的であればあるほど、説明が困難である。用例を検索して、あからさまな間違いを探すと、ヒットすることが多い。それは意図的ではないので、間違いやすいということである。それを間違いの説明とすることにおいては意図的であることが白地である。それはまた外見である。 . . . 本文を読む

述語文  日本語の文法について  その23 述語3

2013-05-10 | 日本語文法
述語文  日本語の文法について  その23 述語3  主語述語の文に対して述語だけからなる文というとらえ方である。動詞述語文、形容詞述語文、名詞述語文を分類するのは述語文の下位分類となる。述語だけで文が成り立つか。文には主語述語が必要であるとすると、必須要素の見方があって、述語だけでは成り立たないのは自明である。しかし何を文と規定するか、主語が必須でないならば、文が文であるゆえんはほかに考えようがないとするなら、文には述語があると考えることになるのだろう。これまで、一語で文をとらえることがあった。 議論された一語文の例は、棚から落ちようとする荷物を、あ、落ちる、と発言した時の一語文、おちる であった。この文単位としての見方には学説があった。一語に認める言語意識を言語過程説からとらえ文法単位を言語の伝達場面の諸要素を勘案して文章の単位とするものである。列車に乗って、がたんと動き出した、その時の、棚の上の荷物を見上げたひとが、思わず発したひとことである。それを文章の場面として、語の単位を分析すると一語文を認めることになるのである。 . . . 本文を読む