現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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口語、文語

2013-05-26 | 日本語百科
話し言葉と書き言葉のことを口語と文語という。言葉は話すことからだろう。この話すについても日本語では言う、語る、話すと言葉があるから、その意味はどう違うだろうかとなるが、それはまずさておき、口語と文語とを並べて口語文法、文語文法となると、これまた奇妙なことに、文語があって口語があることになる。また文語体と口語体となるとこれはかつて区別があってそしていまはともになくなってしまった。文体も日本語に特徴的であるとされるのでこれについては機会を改めよう。戻って、話し言葉の記録は文字が漢字とともにある日本語では方言的なものを訛言として伝えるほかは、ほとんどにおいて書き言葉の記録である、と断言してよいかも迷うところで、それぐらいに話しことばはわからない。わからないのではなくて記録するということがなかったとするなら、これは記録されたものの中に話し言葉を類推することになる。言文はわかれて伝えられたとする立場にあるなら、それが見える状況でさかのぼることができるだろう。 . . . 本文を読む

キャンパスにて

2013-05-26 | 日記
大都心のキャンパスとはおもえないくらい、静かだ。池袋はこのような土地だったか。建物も瀟洒で煉瓦造りを残す。木が豊かでという言い方もおかしいが、日陰を得て暑さでまぶしく消耗するのをを癒す。敷地はそれほど広くもないとわかったような感想を漏らして、2日間を過ごしたことを思う。日本語教育学会の春季大会、立教大学にて終わった。長くブログなどを書きちらしているが、こんなふうにしおらしく書くのも初めてだ。二日目の教室はD302ときめてそれこそいつもの口ぐせで有意義でありました、ということになる。 . . . 本文を読む

137 的を得て言うことは

2013-05-26 | 日本語新百科
日本語誤百科 11ページ 的を得る を、例題にしている。たびたび指摘してきているように、文化庁の国語課の調査で広まった誤解だ。この誤解は一方的な調査ともいうべき、正しい庶民の受け止め方を誤解のほうに誘導している。例題は、たとえば文学における表現として慣用句が生まれてくる、それは故事成語となるが、この故事はともかく成語は難しい。漢語表現であれば日本語として熟語の扱いになってますますその区別の議論が必要だという例に似ている。この場合は弓道での言い方を広めて、正鵠を得る 中心の白円は正鵠ともいい、正鵠を得るとは的の中心に的中することである とする説明が一般に理解されているかどうか、それは難しいとしても、的を射るのが、真ん中でなくてもよいとの理屈も出来るわけであるから、射的として的中、的外れなどと言い、正鵠を射ると言うことがあっても、正鵠を得るとしても、正鵠は的である、的を得るとしてそれは誤用ではないのである。 . . . 本文を読む

136 エコは和製英語

2013-05-26 | 日本語新百科
日本語誤百科 10ページ エコにやさしい を、例題にしている。エコ を、環境と捉えると明らかに異なる、外来語の意味を取り違えた誤用だと解説する。エコは環境保護活動だそうだ。エコロジーにかかわって、このフレーズは用いられるようだ。地球にやさしいというのがあって、その表現は地球環境を捉えている。したがってエコロジー本来の意味から、その意味するところ生態学で地球上の環境問題を捉えていこうとするのを、和製英語でエコとだけする用法と派生語を作っている。環境問題を議論する反政府運動によて環境における温暖化現象などの問題意識が一般になって転じて行政側のキーワードに取り込まれたこの語が持つ使われ方はその意味用法を拡大させてしまった。二酸化炭素を排出する大学ランキングなどもエコ大学と称されてエコによるその現象は何に対してやさしいのか、めぐりめぐって、人間にやさしいと言うことを言いたいようだ。 . . . 本文を読む