現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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116 真摯に努力する

2013-05-04 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 504  真摯な努力 を、例題にしている。真摯 と、努力 との意味内容を説明して、真摯には誠実な気持ちがあり、努力にも誠実な活動があるから、同語反復だとする。真摯な意図 とは言えるようだが、意図は軽率であったり不遜があるから、真摯と結びつくそうである。こういう用例があるかどうかを検索してみる。コラムの筆者がとらえたのは実例であるかどうか。判決の要旨にこの表現をみいだす。努力義務とある用法だ。この用例のようなきまった使い方もあるので、真摯な努力をしてもよいだろう。言い換えて、まじめな努力をするとして、何らおかしいとは感じられないが、不真面目な努力となると、親と首をかしげる。 . . . 本文を読む

ミニブタさんたち

2013-05-04 | 日記
2013年5月、ゴールデンウイーク。前半と後半と騒ぐマスコミの、その休みは、憲法記念日に始まって、みどりの日、子どもの日、振り替え祝休日の5日間にある。その二日めだ。青空に誘われて伊賀の里、東名阪道を駆けて新名神にある甲南のインターから阿山を通り、もくもくファームに到着した。車の渋滞が予想されたので早くに渋滞予想の時間を見て走ったが、行く先々で追突事故、接触事故と渋滞を作り出した。10時開場の2時間近く前に到着、会場はもう人でにぎわっていた。みんな心得たもので駐車場で時間つぶしをしているのは、スペースの関係で入口の近くを陣取るわけだ。天気がよくて気持ちよかった。狭いところにミニブタと子供たちとそこを家族連れがわんさか。どうしてこんなに人気があるのだろう。どうもはやりのテーマパークに比べて入場料が500円であれだけのアトラクションがあればと納得する。盛んにマイクで知らせるのは、ファーム内の従業員の盛り上げ放送、その名も盛り上げ隊とあった。安さと楽しさと、その楽しさは何かと言えば、例のショーである。トントンレースでジョッキーよろしく出場者を募り、勝ち豚予想の投票券だ。うまくできていて、レースは常にドキワクハラハラの大逆転である。さらに、もう一つ忘れてならないのは動物たちが足元で歩き回る、それは豚の散歩である。この様子は、豚の学習教室で明らかにされた話に、いま生まれた豚はいつごろ食することになるかというのがあって、この冬、来年の春、その次の秋、となってなるべく遠い方がいいよなという心境は見事やぶられて、え、いま生まれたのは年内に食べちゃうのかと哀れに思った。 . . . 本文を読む

上から目線を解明する本

2013-05-04 | 本を読みます
上から目線の構造  日経プレミアムシリーズ139   2011年10月11日  榎本 博明    上から目線が気になる人がいて、その人の心理構造を解明しようという。前に読んで紹介をした、「すみません」の国 を書いた著者だ。上から目線を気にする人は、自信の有無、本物のプライドと偽物のプライド、劣等コンプレックスが関係していると言う。上から目線でものを言ってしまう人の、その、上から目線の心理構造を分析して、世の中を見る独特の図式、上下、勝ち負けの図式、モラトリアム心理による根拠のない自信がそれに関係するそうだ。上から目線を気にするということは、コミュニケーション力の欠如の現れであって、人間関係力の乏しい若者の実態をたどる。空気読み社会と見る日本、著者は日本社会の特徴を上から目線の気になる日本人としてその正体を捉える。 . . . 本文を読む

文典、文法書   日本語の文法について その17

2013-05-04 | 日本語文法
文典、文法書   日本語の文法について その17   詞と辞は漢文訓読の語法の影響を受けている。単語と品詞は近代英語の翻訳によって捉えられた。文と文節は日本語の言葉にふさわしく分析された。言語の現象のままにさまざまに視点を持ち漢語を取り入れ英語を学び続けている日本語文法である。形態論は統語論とともに文法として日本語学習の立場を見せた。漢語、英語、国語そして日本語学である。 伝統文法は国語分析に品詞分類をすすめて規範とした。文典と呼ばれた文法書は文法分析に軌跡を持つ。広日本文典、広日本文典別記はその後の口語法とその別記とあわせて日本語文法の考え方を近代において作り上げている。それ以前、さかのぼって17世紀初めにはロドリゲスの日本文典が書かれ、その日本大文典はポルトガル語による記述である。 文典に文法があると説明をするときそれは文法を記述する書であって厳密な文法学説の理論書との違いがあるが、文典の価値は規範に与えた考え方において重要なものである。文典にはさらに新文典および新文典別記が著わされ、その一方で日本新文典のように形容動詞を分類するものがあった。1921年至文堂刊、藤村作、島津久基の名前が並ぶ。 . . . 本文を読む