現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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113 酷似 漢字語彙の表現の度合い

2013-05-01 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 793  あまりにも酷似する を、例題にしている。酷似 をひどく似ていると理解すると、あまりにもひどく似ている と言う言い方である。これを表現としてどうとらえるか、その意味内容の重なりを感じるか、それほどまでに似ていると言う程度を、そっくりであるとする日本語があるが、あまりにもそっくりであると言い換えてわかる。うりふたつ、そっくり、生き写しだ、といった日本語で、余りに とつけるとその表現に、協調の意味合いが加えられて、強調をとらえて助詞 も を添えることになる。似ていると酷似すると、表現を工夫して、あまりに似ている、酷似する、あまりにも酷似する、と言うことは何ら問題ではない。ひどく酷似する、酷似して似る といったような場合は、同語反復を漢字の読みに連想するだろう。また、あまりに酷似 と言う使い方が、表現法とし文のスタイルであるところ、話し言葉で、あまりにも酷似すると言うことが多くなって、漢字語彙を持つことで表現性を豊かにする日本語であると考える。 . . . 本文を読む

品詞、文節、形態  日本語の文法について  その14

2013-05-01 | 日本語文法
品詞、文節、形態  日本語の文法について その13  文法は言語現象を切り取る。そこに法則を見出す。分析と総合のあいだをいわばいきつもどりつして観察が行われる。文法単位体は文法分析に視点を与える。文法論はそのスタートにどの単位体を視点にするかでその分析の立場が決まってくる。日本語は文法のいくつかを文法論として作り上げてきた。古典語で古漢語、現代語で近英語を学んできた。 橋本進吉学説は音声を観察し、国語音韻による文法論を視点に詞辞の大別を立場に作り上げた。学校文法の品詞は橋本文法論の考え方を多く取り入れ文節を国語の単位に与えた。その品詞は一方で話部であったのだが、それを分節としてみたときに、文節の単位で見て取れる国語に適した分析であった。品詞は文節相当に捉えるとよいとしたのである。 . . . 本文を読む