語彙史には日本語資料の用例が帰納される。その語が使われる資料に、漢語語彙は漢文漢詩、和語語彙には韻文、散文による作品、そのどちらにもわたる記録、消息などである。外来語語彙にはその範囲を言語ごとの出自をとると、ポルトガル語借用語彙というふうになる。言語資料、言語作品に日本語の歴史にかかわるものは、記録されたものだけでも膨大であるから、そのうちに語彙の範囲を取るものと、その語の消長を追うものとがある。語について語史とするような、語誌には言語使用の場面を作品から用例とすることがあり、そこに掲載される用例の出典がまず挙げられることになる。時代と作品による用例の歴史記述は、やはり辞書などが行うところを参照できる。日本国語大辞典はその用例の典拠を一覧にする別冊子にして検索が簡便に工夫されていた。いまそれは、電子化された辞書の使用ではきわめて有効になった一覧である。 . . . 本文を読む
防空識別圏を尖閣諸島の領有をめぐってのことか、何が行われたのか、一方的に設けた中国側の状況に、そこを米軍機が通過したニュースが流れた。爆撃機は任務の帰りで、何もなかったか、何か起こったか、詳しくは報道がない。何やら日常的な見張りあうことを目の前でやり始めている。民主主義の世では文民統制という、仕組みであって >シビリアンコントロール(Civilian Control Over the Military)とは民主主義国における軍事に対する政治優先または軍事力に対する民主主義的統制をいう。 この統制力があれば、先んじて軍が動くことはない。しかし、すでに行われた領域設定にはその政治プロセスがうかがい知れないだけに、なにか作戦の様相があって、一触即発の危険性をはらんでいる、行くことになる。 . . . 本文を読む
秘密保護法案 衆院通過 与党が採決強行 維新棄権 みんな3人造反 中日新聞20131126トップ記事、見出しである。これは歴史の転換点になる。時代を画する出来事だ。リードには、特定秘密保護法案は二十六日夜の衆院本会議で、自民、公明の与党とみんなの党の賛成多数で可決、参院に送付された、とある。記事の中見出しには、恣意的・厳罰・永久化 修正でも根幹変わらず とある。また、小見出しのもうひとつも、「40時間以上熱心に議論」安倍首相 とあって、記事は訴える。社会部長署名入りのコラム意見記事があって、そこには、曖昧という不気味 と見える。2面、3面を見てみると、そこには次のように横見出しがわたって続く。止められれぬ野党 無力 決められっる政治 暴走 そして、中扉には柱のように、国民の不安力で黙殺 民主に迷い 出遅れた共闘 とあって、事態のものものしさがわかる。30面、31面には、世論 耳貸さぬのか なぜそんなに急ぐ 不安大きい 議論は十分 疑念晴れず 怒り、失望 と見える。 . . . 本文を読む
日本語「誤」百科 899 宛て先はエンディングで言う を例題にしている。コラムの解説は、エンディング と、エンド との意味の違いを説明するようだ。例題は一般の用法でよくわかる。辞書にあげる通り、テレビや番組のおわりの部分であるから、そのまま理解できる。物語りの終末部分だけと意味規定をするのは、コラムの解説が偏っていることになる。また、エンドを引き合いに出す説明は、なにと関係して言っているのか、よくわからないだけでなく、エンドの語義がそれまでと関係がない、それまでにどんな展開があったか、無関係だと言うのは全く分からない。幸せなエンド と表現するときに、それが人生の最期ならば、この説明は表現性を見ようとしない。例題の用法は日本語の「誤」とはならないので、このコラムの解説のなかだけで作られた説明論理で言っているに過ぎないが、このような説明では個人的用法を主張するだけである。 . . . 本文を読む